仙台短篇映画祭 2011年の一般公募〆切迫る ― 2011年05月16日 23時14分02秒
日本各地に映画祭は数ありますが、宮城県仙台市にも、
10年の歴史を積重ねてきた「仙台短篇映画祭」があります。
10年の歴史を積重ねてきた「仙台短篇映画祭」があります。
毎年9月に開催されていた映画祭もまた、
震災の影響を大きく受けておりますが、
公式HPでインフォメーションされています様に、
今年も開催が決定し、委員会は既に動きを再開しています。
(僕も実行委員会に所属しています。)
この仙台短篇映画祭で毎年大きな目玉となっている、
一般公募の自主制作作品から数点を選出して上映し、
観客の皆様にお披露目するプログラムがあります。
そこでは、作品を制作した監督さんも招かれ、
コメンテーターとしてプロのクリエイターさんも参加し、
実行委員と監督さん達と観客の皆様とが、
作品についてじっくりと語りあう場が設けられます。
実際にご覧になると感じますが、熱い会話が交わされ、
単なるインタビューと質疑応答には終わらないものとなっています。
自身の作品を直に見せ、反応を直に受け、自分の意見を述べ合う、
そこから新たな刺激を双方向で受けることができる、
ある意味では不思議な場だといえるのではないでしょうか。
10年の歴史のなかからは「イエローキッド」の真利子哲也監督をはじめ、
国内外海外からも注目を集める監督さんも登場していきました。
その一般公募、震災の影響で一旦は受付停止されていましたが、
現在は受付を再開しており、〆切はいよいよ5月20日(金)に迫っています。
今から作品を撮り始めて間に合いかつ、入選するほどのクオリティを持つ、
などという猛者はその身に神を宿した様な稀有な存在でしょうが、
完成した作品を持っている方、製作途中の方は挑戦してみてはいかがでしょうか。
さらに、一旦は出そうとしていたにも関わらず、受付が停止となり、
それ以降、受付を再開したことを知らない方が一番勿体ないと思います。
どうかお気づきになった方が良い。周りの皆さんも教えてあげてください。
※募集要項は上記の公式HPにて確認できます。
デヴィッド・リンチは撮りためた映像で「インランド・エンパイア」を製作した。
スピルバーグは新人時代に「激突!」を約3週間で撮った。
それは天才だからプロだからできた業だったのかもしれない。
だが、そういって卵のやる気に水を差してしまう様な言葉は、
可能性と意欲の芽を潰して腐らせるばかりで将来のためにならない。
人間、ときにチャレンジが必要なことは言うまでも無く、
大きな成果ほど、その出発点は無謀を孕んでいることもある。
今年の実行委員会はまさに、震災にも負けず、熱気に満ちています。
そして、大きく、新たな試みが成されようとしています。
この大きな被害を受けた宮城から、大きな希望が生まれるかもしれません。
そのひとつ、「仙台短篇映画祭 3.11 映画制作プロジェクト 着々進行中」
この映画祭に縁あるクリエイターの方々が製作する、3分11秒の短篇作品。
キーワードは"明日"。
1作品3分11秒の作品が集まって、1本の映画になるプロジェクト。
やがて、公式に全貌が明らかにされるときがきます。
公式HPなどに注目していてください。
悲観や否定ばかりするものは、やがて弱く孤独になる。
倒れても前を向き立ち上がるものは、絆を得て前よりも強くなる。
宮城の9月に期待していて欲しい・・・。
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