変わり行く前に ~109シネマズ富谷2011年02月19日 22時11分59秒


ゆるゆると109シネマズ富谷に映画を観に行くと、
見慣れた風景がいつもと少し違っていました。
そう言えば近々、この映画館が改装のため数日間休館になるのでした。
その準備のためか、壁紙がバッサリ取り払われておりました。

いつもはブルー基調の館内だったけれども、
この日の館内はその壁紙が無くなりチェックの白っぽいカラーに。
これが今後のスタイルなのか、さらに他の色になるのか楽しみですねえ。

リニューアルするのはお金があるときと無いときの両方の事情がありますが、
どうか末永く存続して頂きたいものでございますよ。
現在のところ、シネマポイント会員ならば毎日1000円で見られる
ありがたいシネコンですので(そっちか)。

ところでシネコンはキレイでどこでも広々としているものですが、
やや薄暗い場末感漂う映画館は少なくなりました。
僕の親などは危ないから近寄ったらいけませんと言われたそうですが、
無くなれば無くなったで惜しまれるものです。

僕の幼い頃でも駅前の日乃出劇場などはやっぱり怪しかった。
何しろ地下ではポルノ映画を上映していたから。
(その隣で「ドラえもん」を上映していたのだから苦笑いするしかない。)

狭い通路に低い天井に高い売店に、と良いとこないやんけ!
と思うかもしれませんが、映画はこの世界から別世界への旅でもある。

やや行き詰まった雰囲気が漂った方が準備万端というものではありませんか。
シネコンでもダーティな映画を上映することはあるけれども、
綺麗な劇場で見るには少々違和感があることもまた事実なのです。

どうでしょう。
ちょっと怪しい作品・ダークな作品を上映するためだけのシアターを、
シネコンの隅っこの方に作って頂けないものでしょうか?
そこだけ鋲を打った鉄の重い扉で閉ざされているの。
それも映画としてはショウビジネスだと思うのですが。

映画館運営の皆様、少し本気で練って頂ければ少し幸せです。
何よりも、上映作品の傾向もリニューアルして頂ければ、
映画ファンにとっては幸甚に存じます。
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