ぼくらのグレート ― 2010年10月17日 23時16分22秒
ウルトラマンシリーズは幸運なシリーズです。
40年以上前に作られた作品から現在に至るまでのTV作品を多くを、
傑作選ではなく、ほぼ全ての話をDVDレンタル店で借りて鑑賞できるのですから。
それだけ広く受け入れられてるという、普通のドラマではなかなかないことです。
この先もきっと、お店にはウルトラマン、ウルトラセブン、帰ってきたウルトラマン・・・と
ずらっと棚に並んでいる光景は無くならならず、僕らを見守り続けていると思います。
しかし通常の映画の鑑賞でもままある僕の悪い癖として、
今見なければ未来には見られなくなるかも、という作品を見なければ
という強迫観念に駆られて主流からそれていくことがあります。
ウルトラマンシリーズでいうとこれが今のところ、
「ウルトラマンG」「ウルトラマンパワード」「ウルトラマンUSA」
だったりします。これらの共通点は海外製作が絡んでいること。
海外ドラマとして作られたウルトラマンというわけです。
(「USA」はアニメーション)
その辺りの事情からなのか、ウルトラマンシリーズの中では
未だにDVD化されていない、VHSでしか見られない作品となっています。
たぶん将来の再メディアはなんとかなる様にも思いますが、
なんとかならないかもしれないので見られるうちに見ておこう。
ちなみに、なんのために見ておくのかはさておき、見ることが目的です。
そんなわけなので、クオリティに関係なくショウもないものを見ることも。
さて、幸いにしてこの3作品のVHSをレンタルしているお店がありました。
「ウルトラマンG(グレート)」から見たわけですが、
これは1980年に作られたTV放送作品「ウルトラマン80」から、
10年間の期間を得て作成された、オーストラリアとの合作による実写映像作品です。
その間、「アンドロメロス」や「ウルトラマンキッズ」などの
番外編的作品は製作されていましたが、「G」は久し振りの、
シリーズ復活路線として製作をされました。
最大の特徴は海外が舞台で、主人公も登場人物もほとんど外人という点でしょう。
しかしながら、今と比べて海外ドラマや海外との共同制作に対する、
観客の免疫が成熟しているとは言いがたく、
西洋人がウルトラマンに変身するという設定そのものも
一般に受け入れられたとは言い難いものがあったと思います。
「G」は全13話、短期のTV放送、字幕版&日本語吹替版VHS・LD、
再編集劇場版と様々に展開していましたが、
特に子供に対しては知名度的に浸透しなかったようです。
ホントかウソかの噂話ですが、遊園地のウルトラマンショーに
ウルトラマンGが登場したときには子供たちは
ナニこのウルトラマン・・・?とポカンとしたこともあるトカないトカ・・・。
また、シリーズ復活と言っても、過去の作品の設定はないと言い切れませんが、
人類とウルトラマンとの始めての出会いを描いているため、希薄です。
それらの事情から、現在はやはり番外編的位置付けに感じられているようです。
改めて作品を見ていると、人間の心の隙をついた心理に迫る設定や、
環境破壊が要因で発生する怪獣事件を描く人類への警告、
さらには地球そのものが意思を持っているという考え方など、
今考えれば、後のTVシリーズ「ウルトラマンティガ」以降の、
新世代ウルトラマンで強調される要素が既に垣間見られ、
日本のスタッフ達がこの仕事を貪欲に吸収して次に繋いだ、
昭和シリーズから平成シリーズへの橋渡し役を果たしているとおもいます。
長期TVシリーズとしての空白があまりに長く、
本格的に始動したと感じる「ティガ」にて過去の世界観の設定を一度無くしたため、
昭和と平成シリーズの間の流れは停止していたように感じていましたが、
その間でも円谷プロはじっくりと力を溜め込んでいたようです。
現在、円谷プロとその周りの状況は、
ウルトラマン誕生45周年を向えても映画作品以外の展開は目立ちませんが、
この間にも次に繋ぐべく力を貯めていると期待したいです。
まさにそれはカラータイマーが光り始めてからが勝負のウルトラマンの如く。
ウルトラマングレート
40年以上前に作られた作品から現在に至るまでのTV作品を多くを、
傑作選ではなく、ほぼ全ての話をDVDレンタル店で借りて鑑賞できるのですから。
それだけ広く受け入れられてるという、普通のドラマではなかなかないことです。
この先もきっと、お店にはウルトラマン、ウルトラセブン、帰ってきたウルトラマン・・・と
ずらっと棚に並んでいる光景は無くならならず、僕らを見守り続けていると思います。
しかし通常の映画の鑑賞でもままある僕の悪い癖として、
今見なければ未来には見られなくなるかも、という作品を見なければ
という強迫観念に駆られて主流からそれていくことがあります。
ウルトラマンシリーズでいうとこれが今のところ、
「ウルトラマンG」「ウルトラマンパワード」「ウルトラマンUSA」
だったりします。これらの共通点は海外製作が絡んでいること。
海外ドラマとして作られたウルトラマンというわけです。
(「USA」はアニメーション)
その辺りの事情からなのか、ウルトラマンシリーズの中では
未だにDVD化されていない、VHSでしか見られない作品となっています。
たぶん将来の再メディアはなんとかなる様にも思いますが、
なんとかならないかもしれないので見られるうちに見ておこう。
ちなみに、なんのために見ておくのかはさておき、見ることが目的です。
そんなわけなので、クオリティに関係なくショウもないものを見ることも。
さて、幸いにしてこの3作品のVHSをレンタルしているお店がありました。
「ウルトラマンG(グレート)」から見たわけですが、
これは1980年に作られたTV放送作品「ウルトラマン80」から、
10年間の期間を得て作成された、オーストラリアとの合作による実写映像作品です。
その間、「アンドロメロス」や「ウルトラマンキッズ」などの
番外編的作品は製作されていましたが、「G」は久し振りの、
シリーズ復活路線として製作をされました。
最大の特徴は海外が舞台で、主人公も登場人物もほとんど外人という点でしょう。
しかしながら、今と比べて海外ドラマや海外との共同制作に対する、
観客の免疫が成熟しているとは言いがたく、
西洋人がウルトラマンに変身するという設定そのものも
一般に受け入れられたとは言い難いものがあったと思います。
「G」は全13話、短期のTV放送、字幕版&日本語吹替版VHS・LD、
再編集劇場版と様々に展開していましたが、
特に子供に対しては知名度的に浸透しなかったようです。
ホントかウソかの噂話ですが、遊園地のウルトラマンショーに
ウルトラマンGが登場したときには子供たちは
ナニこのウルトラマン・・・?とポカンとしたこともあるトカないトカ・・・。
また、シリーズ復活と言っても、過去の作品の設定はないと言い切れませんが、
人類とウルトラマンとの始めての出会いを描いているため、希薄です。
それらの事情から、現在はやはり番外編的位置付けに感じられているようです。
改めて作品を見ていると、人間の心の隙をついた心理に迫る設定や、
環境破壊が要因で発生する怪獣事件を描く人類への警告、
さらには地球そのものが意思を持っているという考え方など、
今考えれば、後のTVシリーズ「ウルトラマンティガ」以降の、
新世代ウルトラマンで強調される要素が既に垣間見られ、
日本のスタッフ達がこの仕事を貪欲に吸収して次に繋いだ、
昭和シリーズから平成シリーズへの橋渡し役を果たしているとおもいます。
長期TVシリーズとしての空白があまりに長く、
本格的に始動したと感じる「ティガ」にて過去の世界観の設定を一度無くしたため、
昭和と平成シリーズの間の流れは停止していたように感じていましたが、
その間でも円谷プロはじっくりと力を溜め込んでいたようです。
現在、円谷プロとその周りの状況は、
ウルトラマン誕生45周年を向えても映画作品以外の展開は目立ちませんが、
この間にも次に繋ぐべく力を貯めていると期待したいです。
まさにそれはカラータイマーが光り始めてからが勝負のウルトラマンの如く。

ウルトラマングレート
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