静流河深

今週頭に何故か調子を崩したので無理せずゆるゆる生きていました。
連休に入ったのでまたまとめてブログ更新です。
まずは「ゴーストライダー」を鑑賞。

＜物語＞
マーベルコミックのダークヒーロー作品の映画化。
主演はハリウッド随一のヒーローマニア、ニコラス・ケイジ。
１７歳の時、病気の父親を救うために悪魔メフィストと取引したジョニーは
デンジャラスな天才ライダーとして活躍していた。
しかし３０歳の時、再びメフィストが出現し取引の代償を求めてくる。
それは裏切り者ブラックハートを捕らえること。
ジョニーは闇に包まれると呪いの力でゴーストライダーに変身した。


地獄の炎に包まれた骸骨と「イージーライダー」以来の
アウトロー的ライダーの組み合わせが悪魔の美しさを引き立てます。
悪人の魂を断罪する闇よりの死者、死神と言っても良い存在。
ワルっぽい正義に憧れる少年心を否応にも刺激するではありませんか。

荒野を突き進む炎の弾丸と何故か機械の馬（笑）。
そういえばカウボーイがヒーローの座を引いて久しいです。
生きているような炎とともに気分も盛り上がります。

とはいうものの。格闘アクションを期待するとちょっと物足りない。
武器はチェーンと炎、そして魔眼による魂の焼却。
これが絵的には動きが少なく昔のシューティングゲームみたい。
ブラックハート以外はほぼ一撃粉砕の活躍も、
一撃ＫＯで終わる格闘技ショーで不満を抱く観客の気持ちに近いです。

変身したらニコラス・ケイジじゃなくて良いじゃない！
とエージェントが言ったかは知りませんが、
バトルが続くのにコロコロ変身したり戻ったりするのもリズムが変。

「スパイダーマンに続く！」というキャッチの通りに比較するとムー。
娯楽映画的に成功させるには映画ならではの演出も求む。
続編はありそうな気はするので次に期待です。