大漁旗を掲げて ~「かまぼこの鐘崎」 ― 2011年07月05日 23時36分40秒

約一年前の写真とお話ですが、仙台の蒲鉾の名店のひとつ
鐘崎さんの若林本社に行きました。
鐘崎さんの若林本社に行きました。
若林でも蒲鉾を買うことができますが、他の店舗と異なるのは、
こちらはカフェ&食事スペースや、広い展示館などがあり、
食べたり遊んだり見学したりできるというところです。
こちらはカフェ&食事スペースや、広い展示館などがあり、
食べたり遊んだり見学したりできるというところです。

建物が大きく分けて「笹かま館」「食品館」「七夕館」の3つ。


一番端から「七夕館」では仙台七夕まつりの七夕飾りを展示しています。
江戸時代のものから現在までを再現・展示されており、
ここで仙台七夕の歴史を振り返ることができます。
アーケード街をどんと飾るだけあって、なかなか圧巻です。
江戸時代のものから現在までを再現・展示されており、
ここで仙台七夕の歴史を振り返ることができます。
アーケード街をどんと飾るだけあって、なかなか圧巻です。

隣の「食品館」では、その名の通り、蒲鉾を初めとして、
鐘崎のもうひとつの"顔"、牛タンなどの鐘崎の食品の買い物や、
牛タン定食や牛タンカレーを食べられるお食事スペースがあります。
鐘崎のもうひとつの"顔"、牛タンなどの鐘崎の食品の買い物や、
牛タン定食や牛タンカレーを食べられるお食事スペースがあります。


蒲鉾のキャラクターグッズ「笹かまちゃん」もあります。
大きいのから小さいのまでちょっとかわいいです・・・。
大きいのから小さいのまでちょっとかわいいです・・・。
他にもこの食品館では、蒲鉾の焼き方を体験できるところもあり、
小学校の社会科見学や観光客の皆さんのルートとして賑わうようです。
小学校の社会科見学や観光客の皆さんのルートとして賑わうようです。
本社工場隣の「笹かま館」では、職人さん達が蒲鉾を作っている様子を見られたり、
ちょっと高級感漂う雰囲気の直売スペースがあります。
また、蒲鉾の包装や広告に描かれてる絵の作者・おおば比呂司氏のギャラリーや、
影絵作家の藤城清冶氏の作品展示や、造形作家・井村隆氏製作の作品など、
美術館スペースとしての趣きもあります。

これが井村隆の作品。
なんとも良い感じに工場と遊び場の合体した雰囲気に合っています。
なんとも良い感じに工場と遊び場の合体した雰囲気に合っています。

こちらの2Fカフェ・ラウンジスペースでは、笹かまバーガーとも言える、
「大漁旗サンド」を食べることができます。
「大漁旗サンド」を食べることができます。
鐘崎の笹かま「大漁旗」と牛タン燻製チップと蔵王クリームチーズを挟んだ、
ベーグルサンドでこれがなかなか美味い!暑い日にほんのりひんやり感が良いかも。
ベーグルサンドでこれがなかなか美味い!暑い日にほんのりひんやり感が良いかも。
ラウンジの奥の方には「政宗公乃食卓」という予約制のお食事処があります。
ちょっとそのうち食べて見ようかな・・・。
ちょっとそのうち食べて見ようかな・・・。
ふらりと立ち寄っても楽しむことができる鐘崎の若林本社。
この震災では4月7日の余震でも打撃を受けてかなり厳しい状況だったようです。
現在はもちろん各店舗を着々と営業を再開し、
首都圏での催事出展を初め、復興に向けてふんばっています。
蒲鉾は港の復興にも大きく関わってくる分野です。
皆様が復活から以前にも増しての隆盛となります様、心から応援しております。
やはり、生きるためには必要 ~菓匠三全 「仙臺バウム」 ― 2011年07月02日 23時26分25秒
宮城の老舗お菓子屋さん、菓匠三全さんの「仙臺バウム」を買いました。
4号ホールケーキぐらいのサイズの大きなバウムクーヘンです。
4号ホールケーキぐらいのサイズの大きなバウムクーヘンです。

そんじょそこらのバウムクーヘンと違いますよ、お客さん。
化粧箱に入ってるところからして普通のバウムではありませんが。
化粧箱に入ってるところからして普通のバウムではありませんが。

コンビニ等で安く売っているバウムはボソッとしていますが、
菓匠三全さんのこのバウムは切り分けのナイフを入れたときにもう違います。
スッと入って食べればしっとり上品な口当たり。
一番外側になっている砂糖の層のさっくり食感が良いアクセントです。
菓匠三全さんのこのバウムは切り分けのナイフを入れたときにもう違います。
スッと入って食べればしっとり上品な口当たり。
一番外側になっている砂糖の層のさっくり食感が良いアクセントです。

菓匠三全さんの工場は宮城県の大河原の工場だけなのだそうで、
内陸部のため震災直後の被害は比較的少なかったそうです。
その後の4月の大余震ではかなり苦労されたそうですが、
連携する力で止めることなくなんとか踏ん張ったそうです。
内陸部のため震災直後の被害は比較的少なかったそうです。
その後の4月の大余震ではかなり苦労されたそうですが、
連携する力で止めることなくなんとか踏ん張ったそうです。
菓匠三全さんは避難所に萩の月を始め、多くのお菓子を提供したとのことで、
避難している皆さんがお菓子を食べてほっとした顔を忘れられないと仰っていました。
今は、そんな安心した気持ちに少しでもなって頂ける様にお菓子を作られているそうです。
避難している皆さんがお菓子を食べてほっとした顔を忘れられないと仰っていました。
今は、そんな安心した気持ちに少しでもなって頂ける様にお菓子を作られているそうです。
僕も震災から3~4日後ぐらいに、おはぎを食べたときに、
甘いものがこんなに良いものだったのかと深く感じました。
お菓子は生命を繋ぐために最低限必要なものではないとも思います。
しかし、食べたときに生きていて良かったと実感できることは確かです。
これからも応援していきます。
そんな折、7月30日には「エクレール/お菓子放浪記」が、
いよいよ宮城県で公開開始となります。
まさに、この映画の体験を僕らはしてきたと言っても良い特別な作品です。
菓匠三全さんも映画に協賛しています。
■エクレール/お菓子放浪記
http://www.eclair-okashi.com/
郷里の味 ~石巻焼きそば復活 ― 2011年05月22日 23時53分40秒

兵庫県姫路市で開かれた、B級グルメが集う「B-1グランプリ」に
石巻のB級グルメ「石巻焼きそば」が特別招待されました。
石巻のB級グルメ「石巻焼きそば」が特別招待されました。
この大会は近畿・中国・四国支部大会ということですが、
宮城県と、福島県「なみえ焼きそば」も特別参加という形になったということです。
宮城県と、福島県「なみえ焼きそば」も特別参加という形になったということです。
■河北新報社 東北のニュース
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110521t75036.htm
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110521t75036.htm
「石巻焼きそば」は元からの色が茶色の麺を使用することに特徴があり、
近年、石巻のまちづくり計画のひとつとして、
石巻焼きそばMAPやキャラクターも作られ、
石巻が力を入れてきた食べ物のひとつでした。
石巻焼きそばMAPに掲載されたお店は確か約30店ほどだったはずで、
僕が以前に食べた石巻イオンの近くの「廻鮮丸」は営業を再開してましたが、
石巻焼きそばを食べられることを示す幟はたっておらず、
現在、どのぐらいのお店が営業できる状態なのか分かりません。
石ノ森萬画館の近くのレストハウスは大きな被害を受けてしまいました。
こうして思いだしてみると妙に食べたくなってくるのが、B級グルメでしょうか。
こういう形ですが、故郷の味が注目を集めつつあるのは励みになります。
福島県の「なみえ焼そば」ともども、盛り上がって欲しいと思います。
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