私とスパロボ ~PS版「スーパーロボット大戦F」への道2011年06月14日 23時51分27秒

多大なる期待を背負って送り出され、一定の評価を獲得した大作、
「スーパーロボット大戦F」でしたが、難点は開発が長期に渡り過ぎたこと。

発表当時、「スーパーロボット大戦」は有利とされたSSに移ったことで、
今後もSSに重点を置いていくという見方もありましたが、
SS「F-完結編」の発売年1998年はPSとSSの勝負は既に決着が見えていた。
Wikipediaによれば、1998年にはSS発売タイトルは215本あったのが、
しかし翌年1999年は17本と大幅に下落、魅力的なソフトはあったものの、
DCも発売する1998年、SSの引退は皆に見えていました。

果たして「F」をPSで送り出していたらどうなっていたのか?
それは「if」ですが、1998年の夏頃、SS「F-完結編」がクリアされて少しの頃、
PS版「F」が出るらしい・・・という噂が流れていました。
僕は夏コミのフリーペーパーでこの情報を始めて読みました。
いやいや、まさかね。発売したばかりですよ?ねえ。

と、思ったのも束の間、夏の終わりにはそれが実際に発表されたのです。
そのときのまたまた複雑な想いと言ったら。

SSより売れているPSで出せばもっと売れる、と思ったかは想像の域ですが、
ただ、「第4次」を大幅再構築した「F」とは違って、
SS版「F」からPS版「F」は、ウィンドウデザインや細部の仕様変更はあったものの、
基本的な見た目は「ほぼそのままの内容」という移植でした。
PS版「F」の発売に際して撃たれた数々のオマケは不安要素のカバーかもしれません。


まず、PS版「F」「F-完結編」の発売前に、その時点での過去作品の
設定資料集となる「全スーパーロボット大戦電視大百科」が発売。
過去作品の概要、用語辞典、ロボットとキャラクターの解説等々を
2枚組みディスクに纏めたものですが、今振り返れば僕自身はディスク2の
「スーパーロボット大戦F」のPVを再生するだけでほぼ満足していたと思います。

そして、このデータディスクとPS版「F」「F-完結編」を三つ買うと、
「復刻版超合金マジンガーZ」が必ずもらえるキャンペーンを発表。
もらえるのは良いけれども、ゲーム内容はほぼ一緒か・・・。


僕も悩んだものの、結局のせられて全て購入したのはご覧の通り。
しかし、その「復刻版超合金マジンガーZ」の中でも限定された人だけが応募できる
「復刻版超合金マジンガーZ」ブラックバージョンに当たったのは僥倖と言いましょうか。



確かこれは、応募用紙自体がブラックバージョン応募用になっており、
それを掴んだ時点でブラックがもらえることは確定していた様に思います。
これがその超合金の箱。昔のものを忠実に再現した復刻版です。

PSP本体とのサイズ比較。かなり小さいのが分かります。


大車輪ロケットパンチ風。

ロケットパンチはアイアンカッターに換装可能。

ミサイルはブレストファイアー?用に使用します。


もうひとつ、PS版「F」の予約に際して、
全ての店舗で行われたかは定かではありませんが、
僕が予約購入したお店ではこのCDが特典としてもらえました。

五十嵐寿也さんが唄う、「第4次」および「第4次S」のテレビCMで使用された、
「出撃!スーパーロボット大戦」のリミックスフルコーラスバージョンを収録。
加えて、神谷明さんと矢尾一樹さん出演のミニドラマも収録。

非売品でもあり、CMソングのフルバージョンはこれだけだったのでこれは嬉しかった。

1998年10月29日「全スーパーロボット大戦電視大百科」発売
1998年12月10日「スーパーロボット大戦F」PS版発売
1999年4月15日 「スーパーロボット大戦F-完結編」PS版発売

数々の試みも、SSを上回る売上本数を残すには至りませんでしたが、
PSでの地盤固めはこのときにできたとも思われます。
そしてここから、来るべき「α」シリーズ始動までの間、
スパロボシリーズは数々の模索を続けて行くのでありました。

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