31歳を前にして、40年後を・・・・2009年08月06日 23時52分37秒

このクリント・イーストウッドの顔がたまらなく好きです。

・・・・・・


・・・・いったい、どのような生き方をすればこんな表情になるのか。
どのような哲学をもっていればこんな顔になれるでしょうか。

2004年の「ミリオンダラーベイビー」のパンフの写真なので、
当時は74歳というところでしょう。


70過ぎてからアメリカの映画関連の人気インタビュー番組
「アクターズ・スタジオ・インタビュー」に出演した彼は
謙虚だが堂々と、聡明でユーモアがあり、何より透明感があった。
188cmの長身で背中が曲がった様子が全く見られない。
メタボなんぞ別次元の話であるかのよう。

インタビュアーのジェームズ・リプトンも
彼を謙虚と表現しているけれども、若い頃は短気で有名で、
自身の出演映画の監督のルーズさにブチ切れて降板させたらしい。
それでこそダーティ・ハリーだし、名も無きガンマンである。

長早撮りながらも俳優の演技を引き出し賞に導く手腕は、
同じく早撮りで知られるスピルバーグが出演俳優に
演技賞をもたらすことが少ないことから、彼より上で、
人を見抜く直感と、行動への計算をも兼ね添えているのでしょう。

ときにカメラで撮られ、ときにカメラで覗きながら、
こちらとあちらをバランス良く行き来しながら、
プラスもマイナスも自分の一部に溶け込ませていったのでしょう。

人の良い面も悪い面もコトコトグツグツ煮込まれて、
静かに熟成されて、濾過されて・・・そして
その人にとって純粋なものが残っていく・・・。


まだイーストウッドの半分も私は生きていないけれども、
将来、どんな表情をすることができるのかと考えます。
願わくば、こんな、なんともいえない・・・良い表情でいたいです。

彼は34歳で「荒野の用心棒」で一気にその力を世に知らしめた。
まだ、私は31歳になるばかり。


名声とかはいいけれど、人間性は常々、磨いていきたいです。

迷惑かけたり誤解を生んだりしますけど。
皆さんこれからもよろしくお願い致します。
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