離れようとも強く2011年01月03日 22時49分03秒

毎年、年末か年始にこのブログでは僕が1年間に観た映画のなかから、
自分的ベスト10を発表していたのですが、申し訳ありませんが今年は無し。
理由は選べるほど本数を観ていないからです。

色々他にやることがあった関係上と、一昨年の入院からの出費を考慮すると、
200本劇場観賞のペースを維持するのは物理的にも金銭的にも無理。
そんなわけで2010年の下半期、映画は月に1本程度しか見ていません。

今後もこのペースで行く予定ではありますが、
新作情報からゴシップまで常にアンテナを張り巡らせ、
DVDやBS、VHS鑑賞はこれまで通り続けていきます。
現在は未公開映画祭観賞マラソンを続けておりますし、
映画への愛は少しも失ってはおりません。

ただ少し、強迫観念や中毒症状に陥ることを避けるべく。
しかしながら離れていも想いは強く。


そんななかで1本だけベストを挙げるとすると、
「インビクタス/負けざる者たち」

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インビクタス / 負けざる者たち

イーストウッドの作品は毎回、前回よりもさらに良くなり
(僕なんぞが言うのは大変おこがましいけども)
どこまで行けるのだろうかと可能性に限界を感じさせません。
そしてその人格者たる存在も、もはや偉大なる巨人です。

この作品は自分への感情・心情的な影響のみならず、
行動を促したという点で他の映画とは別格のものとなっています。
また、この作品に関わった様々な人々の想いが1つになっている、
そんな力の結集が滲み出ている様に思えてならないのです。

多くの一滴が集まり大河となる様な瞬間(五木寛之かい)、
それこそが、映画における良いことなのだと思う。
自分の周辺だけで完結している映画よりも断然良い。


ちなみに、2位以下を無理に挙げて行くと
「特攻野郎Aチーム」「エクスペンダブルズ」
「仮面ライダーW/運命のガイアメモリ」
などなどとなるのでもう聞かないでください(笑)。


さてさて、長く頂いたお正月休みも本日を持って終了。
明日からはまたお仕事お仕事ワークワークの日々が始まります。

それでは皆さん。

2011年も、愛と勇気と希望を忘れずに!
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