プロデューサーズ ― 2006年04月27日 22時40分37秒
昨日は久々に眠気に勝てなかったので今日は2回更新です。
あったかくなってきたので睡魔も強力(?)。
トニー賞12部門受賞のミュージカル
映画化「プロデューサーズ」鑑賞です。
史上最低のミュージカルを作り、公演打ち切りを狙って
金だけ回収してさっさとトンズラ、それを計画した
マックスとネオは最低の出演者、
最低の脚本家など最低尽くしのスタッフ&キャストを集める。
しかし、蓋を開けて見れば・・・・。
人間、どうにもならなければとりあえず踊っちゃえ!と思います。
そりゃ、ミュージカルですから踊ってナンボですが。
どうにもならなくなった時は逆の発想、思い切りのよさ、
とにかく今までやろうとしなかったことをやってみれば意外に良かった、
ということもあるのではないでしょうか。
そんな都合よく楽観的にはいきませんよ、
とやるまえから投げてみるよりまず行動。
とにかく踊って楽しくなるだけでも
世界の見え方が変わるのではないでしょうか。
前の記事で追いつめられた者が取る手段、と書きましたが
そうなる前にポジティブなところで発散できるように止めておきたい。
ショービジネスの役割はそういうことでもあると思います。
「うちこわし」より「ええじゃないか」。
でもギャグセンスは当然向こうのセンスですから、
ちょっと笑えないギャグもありました。
これは仕方がありませんね。
それでも華やかな衣装やセット、本物の踊りと歌声は
楽しくなること間違いありません。
いつか行ってみたいよブロードウェイ。
さて、ミュージカルのように作ってあるこの映画、
ブロードウェイのオリジナルキャストや衣装・セットなどなど徹底しています。
となるとカンの良い人はわかると思いますが
エンドクレジットの後に出演者全員の「ご挨拶」があります。
ミュージカルの定番ですね。
その中の良いセリフ
「面白ければ口コミで広めて。つまらなければ口をつぐんで」
確かに、つまらないという話よりも面白いという話を聞きたいですよね。
私もつまらないという指摘をしますが、その代わりに
そういうときは出来るだけ、良いところ好きなところを探します。
それは淀川長冶さんのお言葉に従っているのです。
「話がつまらなければ俳優の演技をみなさい。
衣装が粗末なら良い音楽を聴きなさい」
人付き合いなどにも広く言える考え方だと思います。
人生訓の一つでもあります。
あったかくなってきたので睡魔も強力(?)。
トニー賞12部門受賞のミュージカル
映画化「プロデューサーズ」鑑賞です。
史上最低のミュージカルを作り、公演打ち切りを狙って
金だけ回収してさっさとトンズラ、それを計画した
マックスとネオは最低の出演者、
最低の脚本家など最低尽くしのスタッフ&キャストを集める。
しかし、蓋を開けて見れば・・・・。
人間、どうにもならなければとりあえず踊っちゃえ!と思います。
そりゃ、ミュージカルですから踊ってナンボですが。
どうにもならなくなった時は逆の発想、思い切りのよさ、
とにかく今までやろうとしなかったことをやってみれば意外に良かった、
ということもあるのではないでしょうか。
そんな都合よく楽観的にはいきませんよ、
とやるまえから投げてみるよりまず行動。
とにかく踊って楽しくなるだけでも
世界の見え方が変わるのではないでしょうか。
前の記事で追いつめられた者が取る手段、と書きましたが
そうなる前にポジティブなところで発散できるように止めておきたい。
ショービジネスの役割はそういうことでもあると思います。
「うちこわし」より「ええじゃないか」。
でもギャグセンスは当然向こうのセンスですから、
ちょっと笑えないギャグもありました。
これは仕方がありませんね。
それでも華やかな衣装やセット、本物の踊りと歌声は
楽しくなること間違いありません。
いつか行ってみたいよブロードウェイ。
さて、ミュージカルのように作ってあるこの映画、
ブロードウェイのオリジナルキャストや衣装・セットなどなど徹底しています。
となるとカンの良い人はわかると思いますが
エンドクレジットの後に出演者全員の「ご挨拶」があります。
ミュージカルの定番ですね。
その中の良いセリフ
「面白ければ口コミで広めて。つまらなければ口をつぐんで」
確かに、つまらないという話よりも面白いという話を聞きたいですよね。
私もつまらないという指摘をしますが、その代わりに
そういうときは出来るだけ、良いところ好きなところを探します。
それは淀川長冶さんのお言葉に従っているのです。
「話がつまらなければ俳優の演技をみなさい。
衣装が粗末なら良い音楽を聴きなさい」
人付き合いなどにも広く言える考え方だと思います。
人生訓の一つでもあります。
タイフーン 存在の奪還 ― 2006年04月27日 21時35分21秒
連休が近いのでいろいろ済ませとこうと思いますが、
連休中の公開映画ってあまりないんですな。
むしろ連休明けの方が激戦ですわ。
韓国の大作映画「タイフーン」。遅ればせながら鑑賞。
朝鮮海域で核兵器テロを起こした海賊シンと
韓国国家の使命を受けて阻止しようとするカン。
巨大台風が発生した海上で二人の信念は激突する。
2つのタイフーンが一つになる、というのは何やら象徴的なものを感じます。
2者が一つになろうとしてもなれない。
ただ、激しい攻勢のときのみ、
近づき混ざろうとする、哀しい運命のように思えます。
しかし「北」と「南」というキーワードが出てくるものの、
単純な南北対立の戦いではなく、シンとカンの二人に焦点をあてれば
そのどちらでもない者の叫びであります。
シンは20年前に脱北し、受け入れ直前に南から拒否された、
いわゆる、国籍を持たぬという点では幽霊のような存在です。
その彼が望んだことは自分の存在の証明。
自分がこの世に存在し、彼を捨てた者達がいたことの証明。
ラストシーンとなる20年前の光景は、
「あの時、・・・だったならば」と思わせます。
そんな瞬間は実際の南北問題においても、
歴史においても数限りなく存在することでしょう。
北と南、その中間に位置するものがいることを忘れがちです。
そしてシン達家族は普通の家族でありました。
対立の間で苦しみ犠牲になるのは普通の人間達です。
捨てられ追いつめられた人間が世界に叫ぶ手段として
テロや犯罪を起こす、この問題に限ったことではないでしょう。
キャッチの「奪還エンターテイメント」とは
核兵器の奪還ではなく、自分の存在の奪還という意味かもしれません。
少々ミソをつけるとすれば、韓国映画でわりとありがちな
「テキトー」な構成がある点ですな。
突然連絡が繋がったり、結局海の底に沈んだままだったり。
あれ、回収しなくて良いんですか?もう意味ないの?
ところで、宣伝では明らかにチャン・ドンゴンの扱いが前面に出ていますが、
主役はむしろ、カン役のイ・ジョンジェでしょうな。
無骨で覇気を感じる男前ですよ。私はこちらの方が好み。
なんとなく中井貴一を彷彿させる雰囲気です。
連休中の公開映画ってあまりないんですな。
むしろ連休明けの方が激戦ですわ。
韓国の大作映画「タイフーン」。遅ればせながら鑑賞。
朝鮮海域で核兵器テロを起こした海賊シンと
韓国国家の使命を受けて阻止しようとするカン。
巨大台風が発生した海上で二人の信念は激突する。
2つのタイフーンが一つになる、というのは何やら象徴的なものを感じます。
2者が一つになろうとしてもなれない。
ただ、激しい攻勢のときのみ、
近づき混ざろうとする、哀しい運命のように思えます。
しかし「北」と「南」というキーワードが出てくるものの、
単純な南北対立の戦いではなく、シンとカンの二人に焦点をあてれば
そのどちらでもない者の叫びであります。
シンは20年前に脱北し、受け入れ直前に南から拒否された、
いわゆる、国籍を持たぬという点では幽霊のような存在です。
その彼が望んだことは自分の存在の証明。
自分がこの世に存在し、彼を捨てた者達がいたことの証明。
ラストシーンとなる20年前の光景は、
「あの時、・・・だったならば」と思わせます。
そんな瞬間は実際の南北問題においても、
歴史においても数限りなく存在することでしょう。
北と南、その中間に位置するものがいることを忘れがちです。
そしてシン達家族は普通の家族でありました。
対立の間で苦しみ犠牲になるのは普通の人間達です。
捨てられ追いつめられた人間が世界に叫ぶ手段として
テロや犯罪を起こす、この問題に限ったことではないでしょう。
キャッチの「奪還エンターテイメント」とは
核兵器の奪還ではなく、自分の存在の奪還という意味かもしれません。
少々ミソをつけるとすれば、韓国映画でわりとありがちな
「テキトー」な構成がある点ですな。
突然連絡が繋がったり、結局海の底に沈んだままだったり。
あれ、回収しなくて良いんですか?もう意味ないの?
ところで、宣伝では明らかにチャン・ドンゴンの扱いが前面に出ていますが、
主役はむしろ、カン役のイ・ジョンジェでしょうな。
無骨で覇気を感じる男前ですよ。私はこちらの方が好み。
なんとなく中井貴一を彷彿させる雰囲気です。
ナイトウォッチ ― 2006年04月24日 23時39分42秒
久しぶりのコロナワールド鑑賞。1年以上見ていませんでした。
だってウチから遠いですもの。車で40~50分くらい?
そんなとこまでわざわざ行く時は、そこでしか上映していないから。
話題のロシアSF映画「ナイトウォッチ」。
かつて、人間の中に「異種」と呼ばれる特殊能力に目覚めた種族がいた。
彼らは光と闇の勢力に分かれて世界規模の戦争を繰り広げた。
しかし、決着のつかぬ事態を収拾するため、両者は
ナイトウォッチ「闇を監視する者」、デイウォッチ「光を監視する者」を
組織して互いを監視しあい、緊張と微妙なバランスのもとに
表面上の平和を作り上げた。そして現在。
光と闇の戦いを終わらせるほどの力を持つ
「偉大なる異種」登場の予言が現実のものとなろうとしていた。
シナリオよりもまず目を引くのは映像であります。
スタイリッシュな映像をベタベタした湿気を匂わせて
トーンを落とした、混沌とした闇のイメージです。
スピード感があり特にカラスや虫の竜巻が吹き上がる様は圧巻。
かと思うと「マトリックス」のような
ブレッドタイム(早い動きをいきなりスローにする)を使用しています。
ロシアのSF、と聞いて「惑星ソラリス」や「不思議惑星キン・ザザ」の
ようなシュールで眠い映像を想像していましたから驚きです。
もちろんロシア映画は結構、映像が印象に残りますから、
驚くこと自体は珍しくありませんが、今回はイメージが全然違います。
ハリウッドのスピード感にインスパイアされた映像を
ロシア流のダークやシュールな色付けを加えたもの。
欧米の真似、では留まらずに見る価値ありと言える映像だと思います。
文化やメディアが入り込むということはこういうことかな、と。
冷戦が終了して人の行き来が緩和され、
西側の映画や本や芸術も入り込んできて、当然影響される人が登場。
元々培った自国のカラーを核としながら新しい感覚で味付けをする、
ルネッサンスとも言えるかもしれません。
光と闇の対立、という壮大なテーマは冒頭シーンに観られる
両陣営の姿から人間の善悪の揺れと考えられます。
新しい世代のベストセラー小説、とはいえ、
人間の内面の葛藤や心の明暗を考えるロシア文芸の
イメージを継承しているのだと思います。
とにかく、本作は3部作で続編・続々編があると思いますから、
これから楽しみであります。でもきちんと配給してくださいよ?
だってウチから遠いですもの。車で40~50分くらい?
そんなとこまでわざわざ行く時は、そこでしか上映していないから。
話題のロシアSF映画「ナイトウォッチ」。
かつて、人間の中に「異種」と呼ばれる特殊能力に目覚めた種族がいた。
彼らは光と闇の勢力に分かれて世界規模の戦争を繰り広げた。
しかし、決着のつかぬ事態を収拾するため、両者は
ナイトウォッチ「闇を監視する者」、デイウォッチ「光を監視する者」を
組織して互いを監視しあい、緊張と微妙なバランスのもとに
表面上の平和を作り上げた。そして現在。
光と闇の戦いを終わらせるほどの力を持つ
「偉大なる異種」登場の予言が現実のものとなろうとしていた。
シナリオよりもまず目を引くのは映像であります。
スタイリッシュな映像をベタベタした湿気を匂わせて
トーンを落とした、混沌とした闇のイメージです。
スピード感があり特にカラスや虫の竜巻が吹き上がる様は圧巻。
かと思うと「マトリックス」のような
ブレッドタイム(早い動きをいきなりスローにする)を使用しています。
ロシアのSF、と聞いて「惑星ソラリス」や「不思議惑星キン・ザザ」の
ようなシュールで眠い映像を想像していましたから驚きです。
もちろんロシア映画は結構、映像が印象に残りますから、
驚くこと自体は珍しくありませんが、今回はイメージが全然違います。
ハリウッドのスピード感にインスパイアされた映像を
ロシア流のダークやシュールな色付けを加えたもの。
欧米の真似、では留まらずに見る価値ありと言える映像だと思います。
文化やメディアが入り込むということはこういうことかな、と。
冷戦が終了して人の行き来が緩和され、
西側の映画や本や芸術も入り込んできて、当然影響される人が登場。
元々培った自国のカラーを核としながら新しい感覚で味付けをする、
ルネッサンスとも言えるかもしれません。
光と闇の対立、という壮大なテーマは冒頭シーンに観られる
両陣営の姿から人間の善悪の揺れと考えられます。
新しい世代のベストセラー小説、とはいえ、
人間の内面の葛藤や心の明暗を考えるロシア文芸の
イメージを継承しているのだと思います。
とにかく、本作は3部作で続編・続々編があると思いますから、
これから楽しみであります。でもきちんと配給してくださいよ?

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