ハネケン2006年04月23日 00時06分34秒

今日はやっと良い晴れ間がでまして洗濯日和。
やや風は強く吹きましたが、朝から洗濯物を片付けて
イタリア映画「ベッピーノの百歩」のDVDを鑑賞しながら昼食。

そして風も穏やかになった夕刻、県民会館へ
「羽田健太郎フレンドリーコンサート」を鑑賞に出かけました。
音楽家歴35周年迎えた羽田氏のコンサートツアーの締めくくりだそうで、
ゲストは活動歴10周年のヴァイオリニスト高嶋ちさ子さんでございます。


クラシックコンサートといえば「ドラゴンクエスト」しか
聴いたことがありませんで、入門編といいますか、
この2人のクラシックなら気負わずに聴けるだろうと思いました。

というのも、羽田健太郎氏といえば現在日曜午前の
TV「題名の無い音楽会」の司会者ですが、
「クラシックを身近に気軽に聴いて欲しい」と常に仰っているのです。

ですからアレンジ即興もバンバンいれますし、
感情をこめて情熱的に弾くこともごく自然にやっています。
音楽や楽器は生き物であると改めて感じましたよ。
最後の映画音楽メドレーでもかなりの曲が情感が伝わってきます。
アレンジが入りすぎると第三の男かワンだか分からなくなりますが(笑)。


しかし、それ以上に驚いたのは非常によく喋るということ。
高嶋さんは日頃から毒舌トークで話題ですが、
羽田氏もあれだけ喋れる人とは思いませんでした。
ほとんど漫談師、噺家レベルですよ。
まあ、センスは中高年以上対象の綾小路きみまろタイプですが(笑)。
どんなものかというと「本日は4万5869人の皆様にお集まりいただき、
これから8時間の長時間コンサートにお付き合いいただきます・・・」
という具合。駄菓子屋おばさんの「500万円バイ」の類ですな。

もう演奏を聴きに来ているんだかトークを聴きに来ているんだか
分からないほどですが、一番の発見でした。
でも、お二人とも演奏を始めるとたちまち音楽の
「波」というか「波動」というか、オーラを溢れ出すのですから凄いですね。

トークも話芸ですけど、音楽などのステージ芸も併せ持つ方と
いうのは得だと思いますし羨ましい才能です。
喋りが訥弁だというのが魅力(?)である井上陽水先生タイプもいますが。

ちなみに羽田健太郎氏といえばアニメソングでも
「超時空要塞マクロス」「宇宙戦士バルディオス」「コブラ」
「まんが水戸黄門」など、80年代によく制作されているので
アニメオタク側からも無視出来ない存在なのです。

というわけで今日は芸術鑑賞ナイトでした。
ところで、POPを聴くと自分も音楽やりたいと思いますけど、
クラシックだとあまり思わないのは何故でしょうね?
POPの方が「自分にも出来そう」と思いやすいのでしょうか(笑)。
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