2008年のシネマ便り ― 2009年01月03日 23時45分44秒
さて、2008年に劇場で鑑賞したシネマ227本の中から、
邦画・洋画、ドキュメンタリー、ベスト10を
独断と偏見に基づいて好き勝手に発表致します。
ただし、ご注意いただきたいのは、
仙台で公開された、ということなので、
首都圏やその他地方では差がありますことをご了承のほど。
昨年31日からの、私の煩悩ペルソナ108人衆と
日本野鳥の会による厳正なる集計と選考の結果、
途中、投票用紙の集計マシンがトラブルを起こすという、
ゴアVSブッシュの大統領選を彷彿させる事態に(以下略)。
なお、洋画についてですが、今年も部門を二つに分けました。
邦画を圧倒的に数で上回る洋画を少しでも多く発表したいと
去年から分けたのですが、単館系にしても、
大作にしても、境界線が実に曖昧。
国別も考えましたが、これも昨今の合作映画の増加で没。
そこで、仙台フォーラム、チネラヴィータ、セントラル劇場と、
ムービックス、シネマズ富谷、コロナのシネコン系で分けます。
でも両方で公開したものについては、やはり作品規模で分類。
結局は明確な境界線をひくことが出来ず。
では以下に発・・・・ゴンッ(堺正章がマイクに頭ぶつける音。)
<邦画>
1.おくりびと
2.その日のまえに
3.休暇
4.接吻
5.不灯港
6.闇の子供たち
7.ぐるりのこと
8.クライマーズ・ハイ
9.西の魔女が死んだ
10.実録連合赤軍・あさま山荘への道程
「おくりびと」と「その日のまえに」は同列一位と言ってもよく、
流した涙の量はどちらもバスタオルを取り替えるぐらい。
前者は特殊さを映画構成の完璧さで神秘性を纏う神の領域、
後者は映画的魔術でファンタジーに変わった、日常の光景。
どちらも生と死が密接に関わった作品であり、
5年後、10年後、もっとその先に見ても面白いだろうし、
現在とは違った感動が必ず得られるであろう、まさに不朽の名作。
「休暇」もまた、生と死を扱った作品であるものの、
こちらは死刑制度と人間の業について問うもの。
「接吻」はこの10作の中で最も緊張感溢れる脚本と映像。
そして、小池栄子と中村トオル、豊川悦司。
この3人の演技が素晴らしすぎる一作。
「不灯港」はPFFで鑑賞したスカラシップ作品。
近いうち、通常の劇場で鑑賞できることでしょう。
愛すべき男の愛の人情喜劇であります。
「クライマーズ・ハイ」は10作中最も大作と言って良いですが、
大作のふれこみに恥じぬ重厚な風格を持った期待通りの作品。
<洋画(フォーラム部門)>
1.ぼくの大切なともだち
2.幻影師アイゼンハイム
3.イースタン・プロミス
4.告発のとき
5.アクロス・ザ・ユニバース
6.DISCO
7.ジェシー・ジェームズの暗殺
8.ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
9.ノーカントリー
10.僕らのミライへ逆回転
「ぼくの大切なともだち」はこの中でもかなり佳作で、
シンプルながら他人事ではない人生訓のような作品。
「幻影師~」はエドワード・ノートンが最高の魅力を堂々発揮。
ラストの爽快感も非常に心地よい。
「イースタン~」はヴィゴ・モーテンセン史上最高。
アカデミー賞レース作品で最も観たかった作品。
「アクロス~」は最近の青春映画の中では最も華やかで心地よい。
ビートルズの魅力を存分に再現し、そして愛だよ、愛。
「DISCO」は新しき心の女神エマニュエル・ベアールのため。
「ジェシー・ジェームズ~」はブラッド・ピッドが最高。
と先ほどから最高を連発して誠に語彙に乏しい。
今年は特に贔屓の俳優の演技が素晴らしかった年だと思います。
最後に「僕らのミライ~」は映画が好きなら、その愛を確かめるべく。
<洋画(シネコン)>
1.インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国
2.ダークナイト
3.ランボー 最後の戦場
4.バンテージポイント
5.インクレディブル・ハルク
6.スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
7.ドラゴンキングダム
8.28週後・・・
9.シューテム・アップ
10.ウォンテッド
作品的にも評価的にも「ダークナイト」が圧倒的に、
今年のトップであることはほぼ間違いはないはず。
しかし、スピルバーグの多大な洗礼を受けて育った身として、
そして彼の原点の復活を観た自分にとって、
やはり「インディ・ジョーンズ」は別格であります。
「ランボー」は現実に起こっている戦いに対する、
怒りによって涙がこぼれることを改めて知った渾身の作。
「バンテージ~」は90分の中に濃密な時間を詰めこんだ、
サスペンス、アクションにして無駄の無い中規模作品。
「ハルク」他、アメコミの質が格段に上がった年でもありました。
「スウィーニー・トッド」はティム・バートンの頭の中を
最も忠実に再現することに成功したと思われる映像美。
「ドラゴンキングダム」はジャッキーとジェットが共演した、
そのことだけで十分に意味のある映画です。
「28週後・・・」は監督が交代したにも関わらず、
前作をしっかりと継承した正しい続編と呼べる珍しい例。
こうして見るとアクション映画に力作が生まれた年かもしれません。
<ドキュメンタリー>
1.ブロードウェイ♪ブロードウェイ/コーラスラインにかける夢
2.ミスター・ピリペンコと潜水艦
3.ゲート/ア・トゥルー・ストーリー
4.ヴィットリオ広場のオーケストラ
5.鳳鳴/中国の記憶
6.おいしいコーヒーの真実
7.未来を写した子供たち
8.靖国/YASUKUNI
9.カルラのリスト
10.ヘンリー・ダーガーの謎/非現実の王国で
今年はドキュメンタリーの本数が減ったような気がします。
「ボウリング・フォー・コロンバイン」以降の
奇を衒った演出やアニメーションを多用したものが、
落ち着きを取り戻し、従来の記録に戻りつつあるように思います。
その中で「ブロードウェイ♪ブロードウェイ」は
元の舞台「コーラスライン」とオーディション記録が
一体となって新しい「コーラスライン」を創造している逸品。
「ピリペンコ」は山形国際ドキュメンタリーで公開されたきり。
面白すぎるもうひとつの「世界最速のインディアン」
という感じなので、一般劇場公開・DVD化を切に願う。
「鳳鳴」は3時間、一人の女性が語る中国の歴史を、
ほぼ固定のまま変わらないカメラワークで撮り続ける驚愕の作品。
これこそDVDで観たい映画なので、是非実現して欲しい。
「ヴィットリオ広場のオーケストラ」はサントラに惚れこんだ。
「カルラのリスト」は旧ユーゴ国際刑事法廷で働く国連検察官、
カルラ・デル・ポンテの戦争犯罪人を追う執念の記録。
そして今年、映画の中で追うカラジッチが逮捕されました。
以上が2008年に鑑賞したシネマ自己ベスト10です。
もちろんこの他に忘れられない映画が沢山あります。
アニメ「崖の上のポニョ」「スカイ・クロラ」「ペルセポリス」
狂気の衝撃作「片腕マシンガール」。
笑劇の作品「ホットファズ/俺たちスーパーポリスメン」
「俺たちフィギアスケーター」「トロピックサンダー」
映画少年なら絶対わかる「グミ・チョコレート・パイン」
他、「ダージリン急行」「潜水服は蝶の夢を見る」「ヒトラーの贋札」
「迷子の警察音楽隊」「ゼロ時間の謎」「マンデラの名も無き看守」
「インビジブル・ターゲット」「12人の怒れる男」
「モンテーニュ通りのカフェ」「TOKYO!」「コレラの時代の愛」
「わが教え子、ヒトラー」「アキレスと亀」「アフタースクール」等々・・・。
映画に優劣などつけられない。まさにその通り。
分かっていながら数々の映画祭が選考して
一喜一憂身悶えるこの矛盾。
しかしこうすることで改めて見直すこともでき、
また改めてその魅力を感じることともなるのであります。
2009年、早くも1月は「チェ/28歳の革命」「チェ/39歳別れの手紙」
「マンマ・ミーア!」「007/慰めの報酬」「20世紀少年/第2章」
「アンダーカヴァー」「ラースとその彼女」「マルタのやさしい刺繍」
など、楽しみな作品が目白押し。
今年は本数を減らしていくと言ったものの、果たして。
これで年始の恒例行事も終わりましたので、
明日からは通常のブログに戻ります。
では改めて2009年、皆様にとって幸多き年でありますよう。
邦画・洋画、ドキュメンタリー、ベスト10を
独断と偏見に基づいて好き勝手に発表致します。
ただし、ご注意いただきたいのは、
仙台で公開された、ということなので、
首都圏やその他地方では差がありますことをご了承のほど。
昨年31日からの、私の煩悩ペルソナ108人衆と
日本野鳥の会による厳正なる集計と選考の結果、
途中、投票用紙の集計マシンがトラブルを起こすという、
ゴアVSブッシュの大統領選を彷彿させる事態に(以下略)。
なお、洋画についてですが、今年も部門を二つに分けました。
邦画を圧倒的に数で上回る洋画を少しでも多く発表したいと
去年から分けたのですが、単館系にしても、
大作にしても、境界線が実に曖昧。
国別も考えましたが、これも昨今の合作映画の増加で没。
そこで、仙台フォーラム、チネラヴィータ、セントラル劇場と、
ムービックス、シネマズ富谷、コロナのシネコン系で分けます。
でも両方で公開したものについては、やはり作品規模で分類。
結局は明確な境界線をひくことが出来ず。
では以下に発・・・・ゴンッ(堺正章がマイクに頭ぶつける音。)
<邦画>

1.おくりびと
2.その日のまえに
3.休暇
4.接吻
5.不灯港
6.闇の子供たち
7.ぐるりのこと
8.クライマーズ・ハイ
9.西の魔女が死んだ
10.実録連合赤軍・あさま山荘への道程
「おくりびと」と「その日のまえに」は同列一位と言ってもよく、
流した涙の量はどちらもバスタオルを取り替えるぐらい。
前者は特殊さを映画構成の完璧さで神秘性を纏う神の領域、
後者は映画的魔術でファンタジーに変わった、日常の光景。
どちらも生と死が密接に関わった作品であり、
5年後、10年後、もっとその先に見ても面白いだろうし、
現在とは違った感動が必ず得られるであろう、まさに不朽の名作。
「休暇」もまた、生と死を扱った作品であるものの、
こちらは死刑制度と人間の業について問うもの。
「接吻」はこの10作の中で最も緊張感溢れる脚本と映像。
そして、小池栄子と中村トオル、豊川悦司。
この3人の演技が素晴らしすぎる一作。
「不灯港」はPFFで鑑賞したスカラシップ作品。
近いうち、通常の劇場で鑑賞できることでしょう。
愛すべき男の愛の人情喜劇であります。
「クライマーズ・ハイ」は10作中最も大作と言って良いですが、
大作のふれこみに恥じぬ重厚な風格を持った期待通りの作品。
<洋画(フォーラム部門)>

1.ぼくの大切なともだち
2.幻影師アイゼンハイム
3.イースタン・プロミス
4.告発のとき
5.アクロス・ザ・ユニバース
6.DISCO
7.ジェシー・ジェームズの暗殺
8.ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
9.ノーカントリー
10.僕らのミライへ逆回転
「ぼくの大切なともだち」はこの中でもかなり佳作で、
シンプルながら他人事ではない人生訓のような作品。
「幻影師~」はエドワード・ノートンが最高の魅力を堂々発揮。
ラストの爽快感も非常に心地よい。
「イースタン~」はヴィゴ・モーテンセン史上最高。
アカデミー賞レース作品で最も観たかった作品。
「アクロス~」は最近の青春映画の中では最も華やかで心地よい。
ビートルズの魅力を存分に再現し、そして愛だよ、愛。
「DISCO」は新しき心の女神エマニュエル・ベアールのため。
「ジェシー・ジェームズ~」はブラッド・ピッドが最高。
と先ほどから最高を連発して誠に語彙に乏しい。
今年は特に贔屓の俳優の演技が素晴らしかった年だと思います。
最後に「僕らのミライ~」は映画が好きなら、その愛を確かめるべく。
<洋画(シネコン)>

1.インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国
2.ダークナイト
3.ランボー 最後の戦場
4.バンテージポイント
5.インクレディブル・ハルク
6.スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
7.ドラゴンキングダム
8.28週後・・・
9.シューテム・アップ
10.ウォンテッド
作品的にも評価的にも「ダークナイト」が圧倒的に、
今年のトップであることはほぼ間違いはないはず。
しかし、スピルバーグの多大な洗礼を受けて育った身として、
そして彼の原点の復活を観た自分にとって、
やはり「インディ・ジョーンズ」は別格であります。
「ランボー」は現実に起こっている戦いに対する、
怒りによって涙がこぼれることを改めて知った渾身の作。
「バンテージ~」は90分の中に濃密な時間を詰めこんだ、
サスペンス、アクションにして無駄の無い中規模作品。
「ハルク」他、アメコミの質が格段に上がった年でもありました。
「スウィーニー・トッド」はティム・バートンの頭の中を
最も忠実に再現することに成功したと思われる映像美。
「ドラゴンキングダム」はジャッキーとジェットが共演した、
そのことだけで十分に意味のある映画です。
「28週後・・・」は監督が交代したにも関わらず、
前作をしっかりと継承した正しい続編と呼べる珍しい例。
こうして見るとアクション映画に力作が生まれた年かもしれません。
<ドキュメンタリー>

1.ブロードウェイ♪ブロードウェイ/コーラスラインにかける夢
2.ミスター・ピリペンコと潜水艦
3.ゲート/ア・トゥルー・ストーリー
4.ヴィットリオ広場のオーケストラ
5.鳳鳴/中国の記憶
6.おいしいコーヒーの真実
7.未来を写した子供たち
8.靖国/YASUKUNI
9.カルラのリスト
10.ヘンリー・ダーガーの謎/非現実の王国で
今年はドキュメンタリーの本数が減ったような気がします。
「ボウリング・フォー・コロンバイン」以降の
奇を衒った演出やアニメーションを多用したものが、
落ち着きを取り戻し、従来の記録に戻りつつあるように思います。
その中で「ブロードウェイ♪ブロードウェイ」は
元の舞台「コーラスライン」とオーディション記録が
一体となって新しい「コーラスライン」を創造している逸品。
「ピリペンコ」は山形国際ドキュメンタリーで公開されたきり。
面白すぎるもうひとつの「世界最速のインディアン」
という感じなので、一般劇場公開・DVD化を切に願う。
「鳳鳴」は3時間、一人の女性が語る中国の歴史を、
ほぼ固定のまま変わらないカメラワークで撮り続ける驚愕の作品。
これこそDVDで観たい映画なので、是非実現して欲しい。
「ヴィットリオ広場のオーケストラ」はサントラに惚れこんだ。
「カルラのリスト」は旧ユーゴ国際刑事法廷で働く国連検察官、
カルラ・デル・ポンテの戦争犯罪人を追う執念の記録。
そして今年、映画の中で追うカラジッチが逮捕されました。
以上が2008年に鑑賞したシネマ自己ベスト10です。
もちろんこの他に忘れられない映画が沢山あります。
アニメ「崖の上のポニョ」「スカイ・クロラ」「ペルセポリス」
狂気の衝撃作「片腕マシンガール」。
笑劇の作品「ホットファズ/俺たちスーパーポリスメン」
「俺たちフィギアスケーター」「トロピックサンダー」
映画少年なら絶対わかる「グミ・チョコレート・パイン」
他、「ダージリン急行」「潜水服は蝶の夢を見る」「ヒトラーの贋札」
「迷子の警察音楽隊」「ゼロ時間の謎」「マンデラの名も無き看守」
「インビジブル・ターゲット」「12人の怒れる男」
「モンテーニュ通りのカフェ」「TOKYO!」「コレラの時代の愛」
「わが教え子、ヒトラー」「アキレスと亀」「アフタースクール」等々・・・。
映画に優劣などつけられない。まさにその通り。
分かっていながら数々の映画祭が選考して
一喜一憂身悶えるこの矛盾。
しかしこうすることで改めて見直すこともでき、
また改めてその魅力を感じることともなるのであります。
2009年、早くも1月は「チェ/28歳の革命」「チェ/39歳別れの手紙」
「マンマ・ミーア!」「007/慰めの報酬」「20世紀少年/第2章」
「アンダーカヴァー」「ラースとその彼女」「マルタのやさしい刺繍」
など、楽しみな作品が目白押し。
今年は本数を減らしていくと言ったものの、果たして。
これで年始の恒例行事も終わりましたので、
明日からは通常のブログに戻ります。
では改めて2009年、皆様にとって幸多き年でありますよう。
素晴らしき30代 クリスチャン・ベイル編 ― 2009年01月04日 22時56分54秒
さて、30歳になってうんたらかんたらと繰返していますが、
周りでも年齢のことを気にし始める方々が
男女問わず多くなってきました。
「もう○○歳になったか・・・・」とため息の一つも出るのが世の常。
男女の30歳は微妙に感じ方が異なりますが、男は30歳から。
いや、失敬。女だって30歳から。いや、20代ももちろんお美しく。
私はちょっと前から自分より上の憧れの有名人を探して、
もう直ぐあの人のようになると、勝手に目標におります。
最も、技術とか才能の面では到底近づけないので、
受ける印象や人柄(若干の妄想あり)に惚れるのです。
昔はショーン・コネリーとか、遥か上の年齢の人が憧れでしたが、
最近では30代~40代人を好む傾向が強くなりました。
そこで、不定期的ではありますが、私の心の賢人とか心の兄貴とか、
要するに敬愛する人々をご紹介していきたいと思います。
30代~40代ぐらいの人達が中心です。
今日ご紹介するのはクリスチャン・ベイル(34歳)。
(「ベール」が一般的ですが、こちらの表記が好き)
現在では新生「バットマン」シリーズの主人公、
ブルース・ウェイン役で大スターになった俳優。
画像の写真は2004年の作品「マシニスト」のパンフレットの
インタビュー記事の写真です。
この写真は実に私の人生に置いて意味深いものです。
作品を鑑賞した後に観たこの写真は当時も、
今も鼻血が出るくらいカッコイイ!と思いました。
ベイルは英国のウェールズ出身。
テレビ子役出身で映画デビューは13歳、最初の作品が
あのスピルバーグ作品「太陽の帝国」の主役。
以降、キャリアを着実に重ね、この時の「マシニスト」では、
体重を約30キロ減量して骸骨のような人間になりきるという、
役作りへの妥協がない、ジョニー・デップ等の後進と評される。
その経験が哲学としてオーラの如く溢れる体格、
意思の強そうな双眸、余裕と力強さを併せ持つ手の表情。
どれも男としてこうありたいと思うパーツであります。
(ちょっと「LOST」のマシュー・フォックスに似ています。)
しかし、一番私が魅了され、影響されたのはファッション。
短髪、髭、無地の黒シャツ、深紺のジーンズ、スニーカー。
一つ一つの見た目は地味で無難ですが静かに力強く深い。
本人かスタイリストの趣味かはともかく、
着こなす力はやはり本人の魅力によるものでありましょう。
当時、26歳だった私はこんな服が着たい!と、
後に御用達となるテナントに黒のシャツを買いにいきましたが、
そこで店員さんに「真っ黒の服は夜の仕事に見られるので、
もう少し年齢が上がってからにした方がよい。」
と静止されてしまいました。
以来、そこで着なかったことによってこの写真のベイルは
憧れのファッションセンスの一つとなったのであります。
ポイントはこの写真のベイルが当時30歳ぐらいであるということ。
そして私は今、その30歳になり、改めてこの写真が感慨深いものに。
ベイルは出演作の中でも黒服やスーツを着こなし、
クールな外見に潜む感情の機微の表現や、
ブルースのような強い意志やユーモアの表現の上手い役者です。
ニ年ぐらい前から私も自然に黒いシャツもジーンズも着て、
いつの間にか顎鬚も定着してますが、
頭の中にはいつもこのベイルの写真がありました。
さて今の私は外見や内面、少しでも血肉になっているでしょうか。
年齢を重ねることは、確かに老いることも含んでいますが、
経験と年齢を積まなければ出せない魅力もあるはず。
無くなるものがある分、得るもの、あるいは洗練されるものも
きっとあるはずですから、何歳になっても悲観せず、
今よりもっと魅力的になるチャンスがある、
そう思い続けたいものです。
周りでも年齢のことを気にし始める方々が
男女問わず多くなってきました。
「もう○○歳になったか・・・・」とため息の一つも出るのが世の常。
男女の30歳は微妙に感じ方が異なりますが、男は30歳から。
いや、失敬。女だって30歳から。いや、20代ももちろんお美しく。
私はちょっと前から自分より上の憧れの有名人を探して、
もう直ぐあの人のようになると、勝手に目標におります。
最も、技術とか才能の面では到底近づけないので、
受ける印象や人柄(若干の妄想あり)に惚れるのです。
昔はショーン・コネリーとか、遥か上の年齢の人が憧れでしたが、
最近では30代~40代人を好む傾向が強くなりました。
そこで、不定期的ではありますが、私の心の賢人とか心の兄貴とか、
要するに敬愛する人々をご紹介していきたいと思います。
30代~40代ぐらいの人達が中心です。
今日ご紹介するのはクリスチャン・ベイル(34歳)。
(「ベール」が一般的ですが、こちらの表記が好き)
現在では新生「バットマン」シリーズの主人公、
ブルース・ウェイン役で大スターになった俳優。
画像の写真は2004年の作品「マシニスト」のパンフレットの
インタビュー記事の写真です。
この写真は実に私の人生に置いて意味深いものです。
作品を鑑賞した後に観たこの写真は当時も、
今も鼻血が出るくらいカッコイイ!と思いました。
ベイルは英国のウェールズ出身。
テレビ子役出身で映画デビューは13歳、最初の作品が
あのスピルバーグ作品「太陽の帝国」の主役。
以降、キャリアを着実に重ね、この時の「マシニスト」では、
体重を約30キロ減量して骸骨のような人間になりきるという、
役作りへの妥協がない、ジョニー・デップ等の後進と評される。
その経験が哲学としてオーラの如く溢れる体格、
意思の強そうな双眸、余裕と力強さを併せ持つ手の表情。
どれも男としてこうありたいと思うパーツであります。
(ちょっと「LOST」のマシュー・フォックスに似ています。)
しかし、一番私が魅了され、影響されたのはファッション。
短髪、髭、無地の黒シャツ、深紺のジーンズ、スニーカー。
一つ一つの見た目は地味で無難ですが静かに力強く深い。
本人かスタイリストの趣味かはともかく、
着こなす力はやはり本人の魅力によるものでありましょう。
当時、26歳だった私はこんな服が着たい!と、
後に御用達となるテナントに黒のシャツを買いにいきましたが、
そこで店員さんに「真っ黒の服は夜の仕事に見られるので、
もう少し年齢が上がってからにした方がよい。」
と静止されてしまいました。
以来、そこで着なかったことによってこの写真のベイルは
憧れのファッションセンスの一つとなったのであります。
ポイントはこの写真のベイルが当時30歳ぐらいであるということ。
そして私は今、その30歳になり、改めてこの写真が感慨深いものに。
ベイルは出演作の中でも黒服やスーツを着こなし、
クールな外見に潜む感情の機微の表現や、
ブルースのような強い意志やユーモアの表現の上手い役者です。
ニ年ぐらい前から私も自然に黒いシャツもジーンズも着て、
いつの間にか顎鬚も定着してますが、
頭の中にはいつもこのベイルの写真がありました。
さて今の私は外見や内面、少しでも血肉になっているでしょうか。
年齢を重ねることは、確かに老いることも含んでいますが、
経験と年齢を積まなければ出せない魅力もあるはず。
無くなるものがある分、得るもの、あるいは洗練されるものも
きっとあるはずですから、何歳になっても悲観せず、
今よりもっと魅力的になるチャンスがある、
そう思い続けたいものです。
オープン セサミ ― 2009年01月08日 23時57分46秒
はい皆さん、お待たせしまウマ。
世界にはばたくアデランスの中野(以下略)
キン肉マン29周年はもうすぎたっつーの。
いきなり3日間も更新ストップしたってねえ!。
何してたか?ワイハですよ。ワイハ。
年末年始休まなかったなら、芸能人は正月休みをずらして取るでしょ。
ウソです。当たり前です。
5日は仕事初めでお疲れ。
6日は返却期限ギリギリのDVD観ながら沈没。
7日は「LOST」を4話連続観てたらまた沈没。
体たらくです。以前ほどには落ち込みませんけどね。そういう日もある。
だから今日は会社主催の飲み会に出席してその後、
今年のシネマ初めをしてきた夜中に奮起しておるわけです。
いけませんねえ。時間が無いときほどやるんですから。
いつか身体に来ますよ。
では今日はカフェ初めというか、職場近くのランチに行けるカフェの紹介。
仙台市宮城野区原町2丁目、原町商店街のスーパーマーケット・サンマリストア向かい、
「オープン セサミ」です。
オーシャンズのメンバーに教えてもらったのは半年ぐらい前だったでしょうか。
とにかく、うちの会社の周りは食事処に困ります。
普通は有難い存在になるはずの社食は、味も値段も不合格。
あとはコンビニやファミレスか、商店街の繁盛してるんだかどうなのかの飲食店だけ。
そんな中でこちらは味と値段と量、高めの水準でバランスの取れた有難いお店。
4人がけテーブル4つにカウンター席の広めの店内で、
商店街の馴染の洋食屋さん、という具合のアットホームな雰囲気。
よく近所の常連さん達が井戸端会議をしていますが、
初めてのお客さんも入りやすいです。
今日の日替わりランチは「チキンソテー」。
これだけの量で食後に紅茶やコーヒーがついて700円。安い!
チキンのソースはトマトソース。
普通食堂だと、なんでもデミグラスとかチリとかですね。意外と新鮮。
味噌汁は普通のものかと思いきや、うー麺が入っていますよ。
頻繁に行くとやっぱり金欠になるので、しっかり食べたい時しか行きません。
ランチは結構多彩で、新しいラインナップがよく増えるので、
逆に同じものを食べるのが珍しいかも。
以前食べた、ふろふき大根が絶品だったんですよ~。
ランチと言いながら材料が切れなければ
17時、18時頃でも食べられるときがあるのも、
またこの店の愛嬌です。
今日はこの店の「手作りキャラメル」を買ってオーシャンズにおすそ分け。
他にクッキーも売っています。各200円ぐらいなのでお手頃。
このキャラメルは硬めのハードタイプ。
じんわり味が染みてくる懐かしい味。
明らかに手で一つ一つ切っている包み紙のセロハンがまた良い味です。
以前に紹介した「クライバー」の手作りキャラメルは
ソフトタイプで口に入れると蕩ける舌触りでしたが、なかなか好敵手。
普通の見た目以上に奥深い味わいあり。が、実感できるお店です。
世界にはばたくアデランスの中野(以下略)
キン肉マン29周年はもうすぎたっつーの。
いきなり3日間も更新ストップしたってねえ!。
何してたか?ワイハですよ。ワイハ。
年末年始休まなかったなら、芸能人は正月休みをずらして取るでしょ。
ウソです。当たり前です。
5日は仕事初めでお疲れ。
6日は返却期限ギリギリのDVD観ながら沈没。
7日は「LOST」を4話連続観てたらまた沈没。
体たらくです。以前ほどには落ち込みませんけどね。そういう日もある。
だから今日は会社主催の飲み会に出席してその後、
今年のシネマ初めをしてきた夜中に奮起しておるわけです。
いけませんねえ。時間が無いときほどやるんですから。
いつか身体に来ますよ。
では今日はカフェ初めというか、職場近くのランチに行けるカフェの紹介。
仙台市宮城野区原町2丁目、原町商店街のスーパーマーケット・サンマリストア向かい、
「オープン セサミ」です。
オーシャンズのメンバーに教えてもらったのは半年ぐらい前だったでしょうか。
とにかく、うちの会社の周りは食事処に困ります。
普通は有難い存在になるはずの社食は、味も値段も不合格。
あとはコンビニやファミレスか、商店街の繁盛してるんだかどうなのかの飲食店だけ。
そんな中でこちらは味と値段と量、高めの水準でバランスの取れた有難いお店。
4人がけテーブル4つにカウンター席の広めの店内で、
商店街の馴染の洋食屋さん、という具合のアットホームな雰囲気。
よく近所の常連さん達が井戸端会議をしていますが、
初めてのお客さんも入りやすいです。

今日の日替わりランチは「チキンソテー」。
これだけの量で食後に紅茶やコーヒーがついて700円。安い!
チキンのソースはトマトソース。
普通食堂だと、なんでもデミグラスとかチリとかですね。意外と新鮮。
味噌汁は普通のものかと思いきや、うー麺が入っていますよ。
頻繁に行くとやっぱり金欠になるので、しっかり食べたい時しか行きません。
ランチは結構多彩で、新しいラインナップがよく増えるので、
逆に同じものを食べるのが珍しいかも。
以前食べた、ふろふき大根が絶品だったんですよ~。
ランチと言いながら材料が切れなければ
17時、18時頃でも食べられるときがあるのも、
またこの店の愛嬌です。

今日はこの店の「手作りキャラメル」を買ってオーシャンズにおすそ分け。
他にクッキーも売っています。各200円ぐらいなのでお手頃。
このキャラメルは硬めのハードタイプ。
じんわり味が染みてくる懐かしい味。
明らかに手で一つ一つ切っている包み紙のセロハンがまた良い味です。
以前に紹介した「クライバー」の手作りキャラメルは
ソフトタイプで口に入れると蕩ける舌触りでしたが、なかなか好敵手。
普通の見た目以上に奥深い味わいあり。が、実感できるお店です。
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