精神の栄養2006年01月30日 21時13分20秒

TUTAYAにCDを買いに行ったら
CD売場が大幅に縮小されていました。
かわりに書籍コーナーとコミックレンタルが拡大されていました。

CDの売り上げが落ちているからだと思いますが、
これによってさらに売り上げは落ちるかと。
もう最新作以外を探すのはネットショッピングの方がいいようですね。


純粋な芸術活動を行うのならば、CDが売れようと売れまいと、
「自身が歌えればそれで良い」と思います。
CDやらライブやらCMやら、それらは付随してくるもの。
曲が出来たから、皆に聞いてもらいたくてCDにするのであり、
CDを売るから曲を作る、というのは
純粋な芸術として考えれば疑問があります。

そうは言っても、食べるためには何かしらその付随品が必要であり、
そのために芸術と商品が切っても切れない関係にあります。

切れない理由は芸術の側にあると思います。
例えば費やせる力の問題です。
食べるための別の職を持っていて、時間外に芸術活動をしている場合と、
食べるための職も芸術・創作に関連している場合。
双方を比べた場合、創作に割ける力に歴然とした差が生まれますよね。
だからこそ、芸術・創作活動を夢見る人は
それで食べられることを皆願うのだと思います。

芸術・創作活動は無くても生きていけるものと考えられがちですが、
純粋な生命活動の維持は食べ物の栄養で可能ですが、
人間らしくあるために必要なのは、精神の栄養かと思います。
その栄養を得られるのは芸術・創作活動ではないでしょうか。

貨幣経済が確立したときから、
芸術家にとっては生き難い世になったのかもしれません。
もし、芸術創作以外何も心配しなくても生活できる世界があったら、
彼らにとっての夢の地であることでしょう。
現実にはありえませんから、いつかそういう世界を
漫画や映画として作ってみたいです。
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