2006年01月18日 00時12分07秒

仕事が著しくヒマです。
あまりヒマなのでこのまま契約切られないか心配なくらいです。

27日はいよいよ「村下孝蔵メモリアルコンサート」の日。
この日は早上がりだとありがたいのですが。
そんな日に限って仕事が多かったりしますし。


さて、かわぐちかいじ著「イーグル」を読了致しました。
ページから光が溢れるようで、一気に読んでしまいました。

ケネスもノアも、テイラーもキングも競争相手でありながら
互いに輝いていますし、惚れこんでしまう男達です。
言葉の一つ一つが皆のため、という信念に裏付けられているからでしょう。
人を惹きつける魅力を持っている男、
このあたりは海江田四郎と共通するところですね。

また政治の暗部を誰よりも使用するのはケネスであります。
しかし、攻撃対象はやはり落とされてしかるべき人達であり、
その行動にも人民に向けての強い信念があります。
危険をはらむ考えですが、少なくとも利権のためではないと。

物語もさることながら、人間に惚れました。

アメリカの州をあちこちまわり選挙戦を繰り広げますが、
地域ごとに様々な人々と考え方が登場します。
私がアメリカが面白いと思うのはそこでありまして。
アメリカ人と言いながらも、純粋にアメリカを象徴するアメリカ国民となると
どこをあげればいいのかはっきりしません。
北部と南部、東部と西部、都市と田舎、白色・黄色・黒色、宗派。
南部の人々は日本で「ヤンキー」と呼ばれることが不思議だと言います。
一つのイメージで括れないのがアメリカであり、
嫌いなところもあるけれど好きなところも見つけられる、
そんなところが興味が尽きないのです。


ところでこの漫画、読み終わる前は正直なところ、
ケネスは最終回で銃弾に倒れるかと予想していました。
しかし、それは「沈黙の艦隊」でやっていることでもありますし、
世界が転換点を向かえるべきというテーマを考えれば
あの穏やかな締めくくりも納得ですね。

さて、日本の総理に最短距離で進んでも日本を変えられるかしら?
Loading