遠くとも一本の道2010年01月14日 22時13分29秒

さて、今日は僕の退院後の経過を観るための
定期検査で病院に行きました。
いつもは午前中に行くのですが予約の関係で珍しく午後から。


そういえば、どんと祭でしたね。今日は。
しかも雪降る中で。僕は行きませんでしたけど。
裸参りの行進が病院の中にまで入ってきましたよ。

宮城県外の人には馴染みが薄い"どんと祭"は、
簡単に言えば各家庭の正月飾りを地域の神社に集めて、
大きな焚き火の炎で盛大に燃やして炎で病気を祓ったり、
というようなのが大枠のお祭りです。

裸参りというのは現在はこれと同時期に行われる、
寒そう~な井出達の男女が町中を闊歩する、
"奇祭"と言っていいのではなかろうか、な行事です。

そんなトリビアは今日の主題ではないのでこの辺で。
地域によっても差があるので、
細かいことは各自の宿題くんとしてください。


さて。
退院後の検査と言うのは具体的には血液検査と尿検査と診察。
ポイントはコレステロールと尿蛋白と血中蛋白。
病院に行きましたら予約票を出して、
さっさと採取するものを採取して、
検査結果が出るまで待合室でしばし待って~(これが長い)。
診察室で「ふむふむ」と結果を聞いて、
では次回はこの日ね。お薬はそれまで何錠ね。
で、会計と薬を受け取って~、が通常の流れです。

これを通常は二ヶ月に一回やっていたのですが、
今は3~4週間おきに。
問題は、風邪をひいてはいけないのにも関わらず、
雑菌危険度が高い外来に行くのですからね~。
わざわざ竜の巣に飛び込んでいくようなものですよ。
まともにドキドキするように(?)なってから
再発したのも初めてですから大変気をつけております。


今日の検査結果は問題なく良好。
おかげでステロイド剤は5.5錠から、5錠に減量になりました。
着実に治療は進展しております。

しかし、普通の人の場合はこのステロイド剤を
全く飲まなくなることが病気の完治、なのですが、
僕の場合は常に、1日1錠(5mg)を摂取しておりました。
病気の発症後と治癒の後も、約30年間常に。

そしてなぜか、この1日1錠から減量しようとする、
つまり半錠とか1日おき1錠としようとすると、
怪しげな再発めいた兆候が見られてきたのですな。

最近ようやく、1日1錠(5mg)という量が
健康な人の副腎が作り出すステロイドホルモンと
ほぼ同量らしいということがわかり、
どうも僕の副腎が自分の力ではそれを作り出せなくなっている、
という可能性あり、それが原因と思われる、と言われましたが、
なぜそんな状態になっているかは依然分からず。

そんなわけで、僕の場合はこれまでの日常生活のように
1日1錠に減らしてなんともない状態まで行けば、
完治と言えるということです。
一応、その量だと血糖上昇などの副作用は殆ど無いので。


その薬の減量に時間を要するのですね。
今回で5錠、約4週間後に4.5錠になるか5錠のままか、
いずれにせよ長期になるわけで僕の経験上の計算では、

僕がまた年を取る8月か。
情熱の映画祭本番を迎える9月か。
丁度、去年に入院した時と重なる10月か。

完治となるのは、そのあたりではないかと思っています。

病気が完治したその時は・・・・。

・・・・

今は治療を第一に考えて行きましょう。
強く思うことがあっても、まずそのためにも
自分が先にやるべきことがあります。
そう信じて進んでいきましょう。

今はただ、時間をくれることだけを望みます。


長い戦いはまだ始まったばかり。
ですが、進むべき方向をしっかり定めてこれから行くのですから。
これまでの31年間の日々もあるのですから。
また約1年も、もはや辛いとは思いません。

この花が咲く頃。
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