2009年 鑑賞映画ベスト10圏外作品2010年01月09日 23時43分18秒

さて、今日は先日の2009年鑑賞映画ベスト10の11以下について。
といっても、順位は設定していないので、作品だけずらっと。
日本映画は既に語ったとおり、もうありません。

「チェ/28歳の革命」
「チェ/39歳別れの手紙」
「アンダーカヴァー」 「その土曜日、7時58分」
「PARIS パリ」
「ラースとその彼女」
「ディファイアンス」
「その男、ヴァンダム」
「戦場のレクイエム」
「ホルテンさんのはじめての冒険」
「映画は映画だ」
「フロスト×ニクソン」
「新宿インシデント」
「ウォーロード/男たちの誓い」
「チェイサー」
「愛を読むひと」
「はりまや橋」
「レイチェルの結婚」
「夏時間の庭」
「扉をたたく人」
「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」
「九月に降る風」

チェ・ゲバラの2部作については2009年の幕開けと共に
楽しみな作品の一つ(二つ?)で、もちろん良い作品。
ただし、ちょっと鑑賞に疲れる作品で、
かつガツンとやられる衝撃も感じられないのが残念。

「映画は映画だ」「チェイサー」。
特に「チェイサー」はベスト10内に入れようか迷ったのですが、
いかんせん。僕は血が怖い。特にこの作品の中にあるような、
「ゴリッ」とした感触から出るドロッとした血が大の苦手。
そんなわけでもう一度見たいとはまだ思わないのです。

「レイチェルの結婚」もラストが印象的で、
オスカー候補のアン・ハサウェイよりも、
実際に結婚する役のローズマリー・デウィットの方が良い。
全てが終わって椅子に座りこんで庭を見つめるあの後姿。
同時に新しい始まりに向かっていく姿が全てを語ります。

「はりまや橋」を推しているのはおそらく
仙台で僕ぐらいだと思いますが、捨てがたい作品。
非常にこじんまりとしているけれども、
偏見や差別や歴史認識の相違とか大上段に構えなくとも、
こういう小さくささやかなところに世界が繋がっていく
希望があるのではないかと思うのです。
この作品で初めて知ったベン・ギロリの涙が忘れがたい。

「新宿インシデント」「ウォーロード/男たちの誓い」。
どちらもジャッキー、ジェット・リー、金城武ら、
これまでに見せない顔に挑戦して堂々とモノにした力作。
ジャッキーはやりたいことに挑戦し「奇蹟」の借りを返した?
(「奇蹟」は僕は好きなジャッキー映画ベスト10に入れます。)
金城武は日本映画よりも外国映画に出る方が遥かに良いです。
中国では今後こういうタイプの映画が続々製作されるとのことで、
新しい俳優も出てくるでしょうし注目していきたいと思います。

「ディファイアンス」は期待していた「007/慰めの報酬」の
不完全燃焼感を払拭してくれたダニエル・クレイグ作品。
ブルー・アイズと言えばポール・ニューマンかと思いますが、
ダニエルの蒼眼は温和で知的なニューマンよりも
やや冷たく深くそれが神秘的でもあり強さを湛えています。
彼のその目にはどうしても惹きつけられてしまいます。
また、リーヴ・シュレイバーにも感じるものがありました。


他の作品も捨てがたいのですが、これまでにしまして。
昨年は入院とその前後の治療があった関係上、
鑑賞本数は前年の約半分でしたが、
もともと本数を減らしていくつもりだったのと、
そもそも自分のアンテナが反応する作品が少なかった?
特に日本映画に関しては少々今後が不安です。
まあ、あくまで僕の基準なのですが。

入院で見られなかったのは「リミッツ・オブ・コントロール」など。

今月は4本観ましたが体調管理の関係上、
まだあまり無理をしないようにしましょう。
とりあえず、気になっているものだけをあげると、
「ロフト」「キャピタリズム」「彼岸島」「きみに微笑む雨」
「脳内ニューヨーク」「シャネル&ストラヴィンスキー」
「サロゲート」「Dr.パスナサスの鏡」「ジャック・メスリーヌ」
「ずっとあなたを愛してる」「ラブリーボーン」
「ゴールデンスランバー」「パラノーマル・アクティビティ」
「アサルトガールズ」1月中はこんなものでしょうか。

2月以降は「インビクタス/負けざる者たち」「人間失格」
「シャーロック・ホームズ」「アリス・イン・ワンダーランド」
「シャッターアイランド」「ナイン」「戦場でワルツを」
「ジュリー&ジュリア」「カティンの森」「海角七号」。

「アンナと過ごした4日間」なども上映して欲しいですね。

後は「アイアンマン2」などの続編ものと、
日本映画に関してはまだよく分かりませんが、
「ロストクライム―閃光―」「袴田事件」
「ゼブラーマン2」というところでしょうか。
日々の活動の中で、旧作も鑑賞しながら見聞も広めつつ
どのくらい会えるかは分かりませんが、
たとえ会えなくとも、"好きだ"という情熱は不滅です。


それでは、あなたにとっての今年が
忘れがたき映画にめぐり会う年でありますよう。
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