開き籠り2008年01月05日 22時54分11秒

業務開始といえども4日のみ平日ですぐに土日なので、
こちらが望まずともほんにゃらな滑り出しでした。
週明けまで皆眠っているようですな。

そんなわけで今のうちにやりたいことはやっておこうと、
年末に発売したゲーム、PS2「スーパーロボット大戦OG外伝」
NDS「ファイナルファンタジー4(リメイク版)」を遊んだり、
読まずにたまっている映画のパンフやキネマ旬報を読破したり、
海外TVドラマを観たり、DVDレンタル鑑賞の再開を試みたり、
久々に絵筆をとろうとしてみたり。

しかし、インドアなんですな。これがどれも。
もう少し他者と交流するアウトにもっていかないと。
映画ばかり観ていたとはいえ、
昨年の休日における他者との接触率のなんと低いこと。
普通に考えれば拒否しているかされているか位のレベルですよ。

出歩くのに一人という、引き篭もりならぬ開き篭もり?
そこそこ楽しいからいいけど、というにも程がある。
ちょっとまずいかもしれんよ。三十路だし。一人身だし。


そんな今夜はインドア文化の一端を担ったのではないかという
新世紀エヴァンゲリオンの再映画化作品、
「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版・序」の話。

エヴァンゲリオンについてはもはや説明不要だと思いますので、
適当にWikiでも引いてもらうことに致しまして。
今回の劇場版はかつてのTVシリーズの再編集ならぬ再構築。
前4部作で「序」「破」「急」「?」と振られる計画です。
ちなみに「急」「?」は「急+?」ともされており、
同時・連続上映になる?可能性(それぞれ45分の上映時間)。

かつて私が過去のエヴァに触れたのは最初の劇場版、
「新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 DEATH & REBIRTH シト新生」でした。
これは初見の人には全く分からないと評判の作品であり、
これがエヴァ初体験だった私にとっては
(当時、テレビ東京系アニメは地元で放送しなかった)
まさにファーストインパクトだったのであります。

以降、分からないと評判のうわさばかりを耳にして、
上記劇場版の完結編も見る気がしないまま時は過ぎ、
数年してTV版をようやく鑑賞しなんとなく雰囲気を掴むも、
まだ当時のブームの余波さめやらぬ中でやれグッズだの綾波系だのと、
本作から離れた上澄みだけが蔓延する状態に
すっかり興が冷めた私はそれほど嵌ることなくエヴァを通りすぎたのです。

それからはスパロボシリーズに数回登場した、
ゲームの世界観に会わせてアレンジされたエヴァに触れるくらいで、
初めて観たロボアニメがエヴァという嫌な世代が出てきたどころか、
エヴァすら子供の頃は終了していたという正に新人類が登場し、
すっかり懐かしい作品へと遠ざかった印象でした。

それが再度帰ってきた。初めて聞いた時は「まだ稼ぐつもりか!」と
下種な勘繰りをしたものの、前述のようなエヴァ未視聴者も
台頭してきた昨今、ブームも過ぎ去りまっさらに、
変な熱にうかされることなく見られる時期が
ようやく来たのではないかと思い始めたのでした。

実際に鑑賞するとかつての記憶に残る場面はあれど、
全体の雰囲気の統一がなされており、
自然にその世界に溶け込めることが何より良いと思いました。
今回と比較すると正直、昔のTV版・劇場版は継ぎ接ぎで
どぎつい印象であり、極度に嵌ることも可能ですが、
極度に拒否反応を示すことも伴ったと思います。

映像から感じる空気感もさることながら、
鷺巣氏の音楽もこれまでの中で最高に作用していると思います。
同じ貞本義行デザインのアニメ版「時をかける少女」でも
似たような、自然な空気感と人間の呼吸を感じましたが、
そういった各々の分野の調和がとれているのが今回の魅力です。

正直、この自然感がなければラミエルの変形も
いびつな印象として残るだけではないかと思います。
次回作以降も期待の持てる完成度です。
願わくば今年中に完結していただきたいものです。

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