擬似世界 ― 2008年01月06日 23時05分42秒

今日は2連休の初日です。
カレンダー通りでないのはシフト制だから。
休みとあれば映画館へ。既に昨日仕事帰りに1本観ているので、
今年のシネマ初めではありませんが、勢いに乗り3本鑑賞。
そしてやはり、ni vu ni CONNU cafeで新年のご挨拶をし、
子羊のクスクスを味わい今日のパワー充電完了。
そのni vu ni CONNU cafeに置いてある本の中に
「大人の科学」がございまして。
学研で昔からある教育雑誌「子供の科学」通称「子科」の大人版ですな。
社会人以上に照準を合わせ、ムツカシイ話が乗っているのです。
大人のと言ってもBOME(学研)みたいなグラビアは無いので
邪まな期待はしないように。
実際に読んだことはこれまでなかったのですが、
「テルミン特集」という見出しが目を惹きました。
テルミンと言えばあの「ぴゅおぉぉ」という妙な音を出す電子楽器です。
もちろんロシアのテルミン博士の話とか、
世界でも希少なテルミンアーティストの談が乗っているのですが、
一番興味をそそられたのは「付録:テルミン」。
「?」付録って、テルミンがつくの?というかテルミンって幾らするの?
よく読むと片手で持てるようなミニサイズのテルミンだそうですが、
ミニと言ってもちゃんと曲を弾くことができるクオリティとのこと。
しかも、本誌に機能向上の改造例も乗っておりカスタマイズも可能。
本誌と会わせてお値段2300円。ハンダ付け作業など無し。
ちなみに通常のテルミンは初心者用でも45000円ぐらいするそうで。
こりゃ安価で面白そう。帰宅後直ぐにネット注文致しました。
3日後ぐらいには到着するようで楽しみです。
さて今夜のシネマの友は「大統領暗殺」。
イギリスで制作された作品で、
現アメリカ大統領ジョージ・ブッシュが暗殺される映画です。
その設定ゆえにアメリカでは上映禁止やバッシングも相次いだとか。
<物語>
2007年10月19日。アメリカ中部時間20時13分。
シカゴ・シェラトンホテルで開かれた
シカゴ経済クラブでの演説を終え、
支持者の歓迎と反ブッシュのデモ隊が取り囲む中、
ホテルの外のリムジンに乗り込もうとしたブッシュを
二発の銃弾が撃ち抜いた。
そして、彼は搬送された病院で息を引き取った。
その日からアメリカは世界は混沌の渦に飲まれていく。
物語の構成は擬似ドキュメンタリー形式をとっているが、
かなり徹底しており、本物のドキュメンタリーと言っていいほど。
それだけに事件を発端として始まるアメリカの変化に現実味が増します。
ジョージ・W・ブッシュ。歴代一とは言わないまでも、
ポーズ的でファッション的な中身の伴わない批判もあわせれば
世界の半分以上からNOを突きつけられている大統領と言えましょう。
そんな反ブッシュの人達の溜飲を下げるべく作られた
悪ノリが過ぎる映画かと思いきや、
ブッシュがいなくなることで益々傷口が広がることを突きつける、
実に冷静で的確な分析を行う作品に仕上がっています。
ブッシュが暗殺されれば真っ先にアラブ系人種が疑われる、
そこまでは他の映画やTVドラマでもあの手この手で見せているので、
容易に予想できることではあります。
冤罪が濃厚と思わせる容疑者の収監される後姿には、
先の「グアンタナモ、僕が見た真実」が再び過ぎります。
映画はその先でチェイニー副大統領を規定に則り大統領にし、
彼を悪役にすることで、アメリカのきな臭さをさらに増大させます。
「24」ではエアフォースワンごと爆殺された大統領に代わり
副大統領から大統領に昇格したローガン大統領が、
あまりの扱いに憐れになるほど頼りなく描かれていましたが、
本作のチェイニーはブッシュの影に隠されていた、
元凶というイメージです。
陰謀の影と冤罪の可能性を色濃く残し、
ナチス支配下を描くような緊張感の中で映画は幕を引きます。
しかし、それはアメリカ社会が元々持っていた、
人種や宗教などの問題が先鋭化したもので、
かつそれが社会的に正当化される世界。
想像ではあるものの、種子はかつてから落とされているところに
寒気を感じさせるものがあります。
何はともあれという雰囲気でブッシュ政権も強制的な終焉を迎えますが、
混乱を招く種子が蒔かれた土壌で新しい大統領が
その真価を発揮させるには相当な力を要するでしょう。
女性大統領だ黒人大統領だと注目されてはいますが、
その先にはまた巨大対極政党もいるのですから、
色眼鏡もそろそろ外してはいかがか。
カレンダー通りでないのはシフト制だから。
休みとあれば映画館へ。既に昨日仕事帰りに1本観ているので、
今年のシネマ初めではありませんが、勢いに乗り3本鑑賞。
そしてやはり、ni vu ni CONNU cafeで新年のご挨拶をし、
子羊のクスクスを味わい今日のパワー充電完了。
そのni vu ni CONNU cafeに置いてある本の中に
「大人の科学」がございまして。
学研で昔からある教育雑誌「子供の科学」通称「子科」の大人版ですな。
社会人以上に照準を合わせ、ムツカシイ話が乗っているのです。
大人のと言ってもBOME(学研)みたいなグラビアは無いので
邪まな期待はしないように。
実際に読んだことはこれまでなかったのですが、
「テルミン特集」という見出しが目を惹きました。
テルミンと言えばあの「ぴゅおぉぉ」という妙な音を出す電子楽器です。
もちろんロシアのテルミン博士の話とか、
世界でも希少なテルミンアーティストの談が乗っているのですが、
一番興味をそそられたのは「付録:テルミン」。
「?」付録って、テルミンがつくの?というかテルミンって幾らするの?
よく読むと片手で持てるようなミニサイズのテルミンだそうですが、
ミニと言ってもちゃんと曲を弾くことができるクオリティとのこと。
しかも、本誌に機能向上の改造例も乗っておりカスタマイズも可能。
本誌と会わせてお値段2300円。ハンダ付け作業など無し。
ちなみに通常のテルミンは初心者用でも45000円ぐらいするそうで。
こりゃ安価で面白そう。帰宅後直ぐにネット注文致しました。
3日後ぐらいには到着するようで楽しみです。
さて今夜のシネマの友は「大統領暗殺」。
イギリスで制作された作品で、
現アメリカ大統領ジョージ・ブッシュが暗殺される映画です。
その設定ゆえにアメリカでは上映禁止やバッシングも相次いだとか。
<物語>
2007年10月19日。アメリカ中部時間20時13分。
シカゴ・シェラトンホテルで開かれた
シカゴ経済クラブでの演説を終え、
支持者の歓迎と反ブッシュのデモ隊が取り囲む中、
ホテルの外のリムジンに乗り込もうとしたブッシュを
二発の銃弾が撃ち抜いた。
そして、彼は搬送された病院で息を引き取った。
その日からアメリカは世界は混沌の渦に飲まれていく。
物語の構成は擬似ドキュメンタリー形式をとっているが、
かなり徹底しており、本物のドキュメンタリーと言っていいほど。
それだけに事件を発端として始まるアメリカの変化に現実味が増します。
ジョージ・W・ブッシュ。歴代一とは言わないまでも、
ポーズ的でファッション的な中身の伴わない批判もあわせれば
世界の半分以上からNOを突きつけられている大統領と言えましょう。
そんな反ブッシュの人達の溜飲を下げるべく作られた
悪ノリが過ぎる映画かと思いきや、
ブッシュがいなくなることで益々傷口が広がることを突きつける、
実に冷静で的確な分析を行う作品に仕上がっています。
ブッシュが暗殺されれば真っ先にアラブ系人種が疑われる、
そこまでは他の映画やTVドラマでもあの手この手で見せているので、
容易に予想できることではあります。
冤罪が濃厚と思わせる容疑者の収監される後姿には、
先の「グアンタナモ、僕が見た真実」が再び過ぎります。
映画はその先でチェイニー副大統領を規定に則り大統領にし、
彼を悪役にすることで、アメリカのきな臭さをさらに増大させます。
「24」ではエアフォースワンごと爆殺された大統領に代わり
副大統領から大統領に昇格したローガン大統領が、
あまりの扱いに憐れになるほど頼りなく描かれていましたが、
本作のチェイニーはブッシュの影に隠されていた、
元凶というイメージです。
陰謀の影と冤罪の可能性を色濃く残し、
ナチス支配下を描くような緊張感の中で映画は幕を引きます。
しかし、それはアメリカ社会が元々持っていた、
人種や宗教などの問題が先鋭化したもので、
かつそれが社会的に正当化される世界。
想像ではあるものの、種子はかつてから落とされているところに
寒気を感じさせるものがあります。
何はともあれという雰囲気でブッシュ政権も強制的な終焉を迎えますが、
混乱を招く種子が蒔かれた土壌で新しい大統領が
その真価を発揮させるには相当な力を要するでしょう。
女性大統領だ黒人大統領だと注目されてはいますが、
その先にはまた巨大対極政党もいるのですから、
色眼鏡もそろそろ外してはいかがか。
コメント
_ 杜都 ― 2008年01月09日 02時04分36秒
_ 河永 ― 2008年01月12日 02時09分33秒
おひさしぶりです。明けましておめでとうございます。
もう早速組み立てたのですが、中々いい音出しています。
デフォルトだと音量が2段階調節なので、
ちょっと音が小さいですが感覚を掴むにはいいと思います。
私も「ゴッドファーザー」とか「エデンの東」とか弾きたいですね。
やっぱりゆっくり音が伸びる広がる曲の方が向いていると思うので。
でも早々と本格テルミンが欲しくなっています。でもまず練習です!
もう早速組み立てたのですが、中々いい音出しています。
デフォルトだと音量が2段階調節なので、
ちょっと音が小さいですが感覚を掴むにはいいと思います。
私も「ゴッドファーザー」とか「エデンの東」とか弾きたいですね。
やっぱりゆっくり音が伸びる広がる曲の方が向いていると思うので。
でも早々と本格テルミンが欲しくなっています。でもまず練習です!
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思ってたんだけど、(今調べてみたら1.5万ぐらいのがあった。
でもそれは音量調節で癖があるみたいだね。)
それだったら大人の科学の方がいいみたいだね。
僕もそれ買おうかな。ヤマトのスターシャの曲とか弾けたい。
そういえばメルアド変わったよね?新しいの教えて。
スカパーでダンクーガはじまったのがうれしい。