ガネッシュティールーム定禅寺通店 ― 2009年05月01日 23時50分05秒
壁紙をアイリスに変えてみましたよ。
5月の花でもありますからね。
レイアウトも落ち着きとポップのバランスが良い
シャレた感じだと思います。
あと、過去の記事内に青文字のリンクを追加したりしています。
主に説明不足の謎のキーワードの補完とかですね
今後もちょこちょこ追加していきますよ。
さて、4月29日、仙台フォーラムで「スラムドッグ$ミリオネア」
「ミルク」の2本を鑑賞した私はその足で、
以前から気になっていたカフェ、
定禅寺通の「ガネッシュティールーム」へ。
<ガネッシュティールーム 定禅寺通店>
■ 仙台市青葉区国分町3-3-3 第3菊水ビル 2F
■ 営業時間は11時から20時まで。
入口ではインド風の小物や絵のお出迎え。
ガネーシャとかあります。
南向きに定禅寺通を2Fから見下ろすので、
席は15席ぐらいですけどそれ程狭くは感じません。
あ、ここは禁煙みたいですよ。
最近、さり気ないお冷でも個性を感じます。
チャームがついたコースターがポイント。
フードは「インド風昼ごはん、夜ごはん」の一種類だけのようです。
スープカレー風のご飯で、豆はヒヨコ豆かな?
タマゴにニンジンと、肉もありますがベジタブル寄りです。
ちょっととろみとネバリがあると思ったら、
正体はオクラでした。
スープカレーにはわりと合いますね~。
写真で見たときはナスが入っていたけど、
たぶん今、季節じゃないから変わっているのかも。
「ni vu ni CONNU cafe」のクスクスも今は
ナスじゃなくてカブの時期ですし。
インド風ごはんはデザートもセットです。
これは固定メニューの紅茶のゼリー。
甘酸っぱいレモンシロップをかけていただきましょう。
若葉の季節にあう、さわやかな口当たりです。
もっと綺麗な色なんですが・・・写真に取るのがむずい。
ケーキは好きなものから選んでの追加メニューです。
紅茶のシフォンケーキでございますよ。
ふわふわやわらか~。
ホイップもフルーツもありませんが、全然問題ではありません。
このちょこんとおかれた小さなものはビスコッティです。
小熊・・・・なのかな?
かわいいですね。
ここはティールームなので、飲み物は紅茶です。
コーヒーが飲みたい人は他へ行ってくださいまし。
この日の気分はロシアンティー。
底に沈んだ果肉をそのままにして紅茶を飲み、
後からかき混ぜて飲みます。
かき混ぜると甘さと酸味が広がり違う味わいに。
外の景色が映るほど綺麗ですな。
この日はよく晴れた祝日。
外の眺めはどんな感じなのでしょうか。
おお、まるでセーヌ川のような麗しき光景でございますよ。
芸術の街を眺めながら飲む紅茶はまた格別ですな。
ウソです。ここは定禅寺通だっての。
定禅寺の中央のストリートではこの日、
一箱古本市とミニライブが開催されていました。
文化の香を眺めならが飲む紅茶は(以下省略)。
さて、こちらのケーキは紅茶のチーズケーキ。
紅茶を溶かし込んだマーブル模様が綺麗!
ベイクドチーズケーキですが
ミルクティーみたいな風味でお勧めです。
ケーキはホール販売もしているようですよ。
当然ながら紅茶によく合うケーキなので、
紅茶も一緒にどうぞ♪。
そうそう!帰りにほんのり温まるお土産が。
お持帰りにどうぞ、とお店の方が
小さなビスコッティをくれました♪。
これいつももらえるのかな?
1個だけっていうのがかえって良いですね。
形も色々、シナモン、きなこ、ココアと
味もいろいろなので通い続けるのも良いかも。
あと、ガネッシュティールームは一番町にもあるので、
今度はそちらにも行って見ようかな
お店を出た後は古本市を眺めていきました。
個人の持ち寄りなので、漫画だけとか
民俗学だけ、宗教だけとか個性が出ていて面白い。
その中に映画パンフだけ、の市がありました!
古くから集めている方の処分とのことで、
20~30年くらい前の古いものがいっぱい。
2冊ほど買わせていただきました。
閉店間際だったので1冊50円。
「捨てるよりも、欲しい人に持っていてもらうのが一番だから」
まさにその通りでございますね。ありがたく。
風も穏やかで日差しも暖かい日。
新緑も茂り始めてくる心地よい時期。
最近の中では最も充実した1日だったかも。
さ、また頑張っちゃいましょ♪。
いつの日も希望を見つめてね。
5月の花でもありますからね。
レイアウトも落ち着きとポップのバランスが良い
シャレた感じだと思います。
あと、過去の記事内に青文字のリンクを追加したりしています。
主に説明不足の謎のキーワードの補完とかですね
今後もちょこちょこ追加していきますよ。
さて、4月29日、仙台フォーラムで「スラムドッグ$ミリオネア」
「ミルク」の2本を鑑賞した私はその足で、
以前から気になっていたカフェ、
定禅寺通の「ガネッシュティールーム」へ。
<ガネッシュティールーム 定禅寺通店>
■ 仙台市青葉区国分町3-3-3 第3菊水ビル 2F
■ 営業時間は11時から20時まで。

入口ではインド風の小物や絵のお出迎え。
ガネーシャとかあります。
南向きに定禅寺通を2Fから見下ろすので、
席は15席ぐらいですけどそれ程狭くは感じません。
あ、ここは禁煙みたいですよ。

最近、さり気ないお冷でも個性を感じます。
チャームがついたコースターがポイント。
フードは「インド風昼ごはん、夜ごはん」の一種類だけのようです。
スープカレー風のご飯で、豆はヒヨコ豆かな?
タマゴにニンジンと、肉もありますがベジタブル寄りです。

ちょっととろみとネバリがあると思ったら、
正体はオクラでした。
スープカレーにはわりと合いますね~。
写真で見たときはナスが入っていたけど、
たぶん今、季節じゃないから変わっているのかも。
「ni vu ni CONNU cafe」のクスクスも今は
ナスじゃなくてカブの時期ですし。
インド風ごはんはデザートもセットです。
これは固定メニューの紅茶のゼリー。
甘酸っぱいレモンシロップをかけていただきましょう。
若葉の季節にあう、さわやかな口当たりです。
もっと綺麗な色なんですが・・・写真に取るのがむずい。
ケーキは好きなものから選んでの追加メニューです。
紅茶のシフォンケーキでございますよ。
ふわふわやわらか~。
ホイップもフルーツもありませんが、全然問題ではありません。

このちょこんとおかれた小さなものはビスコッティです。
小熊・・・・なのかな?
かわいいですね。

ここはティールームなので、飲み物は紅茶です。
コーヒーが飲みたい人は他へ行ってくださいまし。
この日の気分はロシアンティー。
底に沈んだ果肉をそのままにして紅茶を飲み、
後からかき混ぜて飲みます。

かき混ぜると甘さと酸味が広がり違う味わいに。
外の景色が映るほど綺麗ですな。
この日はよく晴れた祝日。
外の眺めはどんな感じなのでしょうか。

おお、まるでセーヌ川のような麗しき光景でございますよ。
芸術の街を眺めながら飲む紅茶はまた格別ですな。

ウソです。ここは定禅寺通だっての。
定禅寺の中央のストリートではこの日、
一箱古本市とミニライブが開催されていました。
文化の香を眺めならが飲む紅茶は(以下省略)。
さて、こちらのケーキは紅茶のチーズケーキ。
紅茶を溶かし込んだマーブル模様が綺麗!
ベイクドチーズケーキですが
ミルクティーみたいな風味でお勧めです。
ケーキはホール販売もしているようですよ。
当然ながら紅茶によく合うケーキなので、
紅茶も一緒にどうぞ♪。

そうそう!帰りにほんのり温まるお土産が。
お持帰りにどうぞ、とお店の方が
小さなビスコッティをくれました♪。
これいつももらえるのかな?
1個だけっていうのがかえって良いですね。
形も色々、シナモン、きなこ、ココアと
味もいろいろなので通い続けるのも良いかも。
あと、ガネッシュティールームは一番町にもあるので、
今度はそちらにも行って見ようかな
お店を出た後は古本市を眺めていきました。
個人の持ち寄りなので、漫画だけとか
民俗学だけ、宗教だけとか個性が出ていて面白い。
その中に映画パンフだけ、の市がありました!
古くから集めている方の処分とのことで、
20~30年くらい前の古いものがいっぱい。
2冊ほど買わせていただきました。
閉店間際だったので1冊50円。
「捨てるよりも、欲しい人に持っていてもらうのが一番だから」
まさにその通りでございますね。ありがたく。
風も穏やかで日差しも暖かい日。
新緑も茂り始めてくる心地よい時期。
最近の中では最も充実した1日だったかも。
さ、また頑張っちゃいましょ♪。
いつの日も希望を見つめてね。
ゼロでなければ可能性は100% ~劇場版 天元突破グレンラガン/螺巌篇 ― 2009年05月02日 23時13分57秒

ガイナックス製作TVアニメ「天元突破グレンラガン」の劇場版、
「劇場版 天元突破グレンラガン/螺巌篇」についてのこと。
昨年公開された「劇場版 天元突破グレンラガン/紅蓮篇」
の続編であり、劇場版の完結編となります。
基本的には紅蓮篇・螺巌篇ともにTVシリーズ全27話を
再編集したものなので、物語の大筋はTV版と代わりませんが、
脇のストーリーを削り再構成して印象を異なるものにしています。
TV版のケレンという言葉では足りないほどの勢いを
製作者自らが「緩・急」ではなく「急・急・急」と語るほど
さらに何倍にも増幅させ、正に天元突破となっており、
怒涛の勢いで楽しませてくれますが、不満がないわけではありません。
省略された「緩」にあたるもの、紅蓮篇でのそれも含めてとなりますが、
「グレンラガン」の魅力はそこでもあったし、
それがあったからこそ「急」に厚みができたとも言えます。
例えばTV版で好きだった感触であり近ごろ感じていなかったのが、
外の風景場面で風を受けるような開放された空気感です。
オープニングアニメで暗い地の底からラガンが岩盤突き破る。
地上の上空にシモン達が出たときの人物達の髪を頬を撫でる風。
野外キャンプで星空を見上げて途方も無い計画を語る夜。
その空気を胸にいっぱいに吸いながら、友と格闘し背中を預け、
束の間の安らぎを共に過ごしあう。
そのひとつひとつの営みを守りたいからこそ、
ありあまる血潮の滾りに燃えてどこまでも突き進む。
「幸せはいつだって失って初めて 幸せと気づく小さな不幸」
その小さな幸せが劇場版ではやや薄められてしまった感があります。
とはいえ、再構成は別の次元へと素晴らしき昇華へと至ります。
「紅蓮篇」では地上を支配する獣人達と螺旋王から
人間が地上での生活を勝ち取るための戦いを描きながら、
主人公・シモンがカミナ兄貴の背中を追いかけ、兄貴の死別、
兄貴があの日くれた言葉を胸に自分の人生に目覚めるまでを軸に描き、
「螺巌篇」では人間がやがて宇宙を滅ぼす存在と危険視して、
根絶するために宇宙から攻めて来るアンチ・スパイラルと戦い、
その物語の中で軸として、
出会ってから7年の歳月をかけて結婚の告白をしたその瞬間に、
敵に奪われたシモンの運命の女性・ニアを
救い出すためのシンプルかつ壮絶なまでに力強い、
銀河も超自然も次元も突破するラブストーリーとして再構成されました。
「惚れた女を救い出すためにふっかける宇宙一の大喧嘩なんだよ!」
というキタンの台詞にそれが全て集約されています。
「グレンラガン」のキーワードの一つに「ドリル」があり、
「ドリルは男の魂」がいつの時代から囁かれ始めたかは知りませんが、
ならば、惚れた女のために全身全霊をかけることもまた男の魂であろう。
アンチ・スパイラルのメッセンジャーと化し精神を乗っ取られたニアが、
「私を救い出せる可能性は限りなくゼロに近い」と言うのに対し、
「可能性がゼロじゃないなら、俺にとっては100%と同じだ!」
と語るシモンの台詞は、勝ち目の薄い戦いにあがき続ける者にとって、
希望と闘志に目覚めさせてくれる最高の名言です。
「交響詩篇エウレカセブン」ならば
「ねだるな、勝ち取れ、されば与えられん!」
あたりがその精神に近いでしょうか。
「グレンラガン」は主役ロボがどんどん巨大化するのが特徴ですが、
人間並みの大きさのロボット「ラガン」が、
巨人並みの大きさのグレンと合体して、グレンラガンに。
グレンラガンが戦艦アークグレンと合体してアークグレンガランに。
月とほぼ同じ大きさの機動要塞カテドラル・ラゼンガンと
アークグレンラガンが合体して超銀河グレンラガンに。
そして、意志の力によって銀河系を超える大きさになったのが、
「天元突破グレンラガン」であります。
TVシリーズではそこで終了だったのが、
劇場版ではさらにその上を行く巨大さへ至ります。
それぞれの合体の鍵となるのがドリル。
一番最初のラガンを動かす最初のドリルは、
シモンの掌に収まるほどの小さなコアドリルだった。
それが、最終的には宇宙も時空も超えるまでに至り、
劇場版では∞を象徴する演出がなされています。
思いと願いの力があれば、希望が尽いえることはなく、
仲間達の力を結びつかせ、どこまでも突き進むことができる。
どんなに巨大なものに否定されようと可能性はゼロではない。
それが「グレンラガン/螺巌篇」の素晴らしさではないでしょうか。
中川翔子の歌う今回の主題歌「涙の種、笑顔の花」。
タイトルからして素晴らしい言葉です。
困難な日々に挫けかけ苦しみ切なさの涙を流しても、
それすらも笑顔の花を咲かせるための運命であること。
あるいは、その先に笑顔の花があれば、
そこまでの全ての苦しみから救われること。
まさに、人生でありましょう。
大袈裟ではなく、人生に迷った人はグレンラガンを見て、
「空色デイズ」「happily ever after」そして「続く世界」の歌詞を噛み締めてみよう。
もちろん「涙の種、笑顔の花」も。答えはきっと、そこにある。
「可能性がゼロじゃないなら、俺にとっては100%と同じだ!」
これは、惚れた女の笑顔の花のために力の限りを奮う男の物語。
「劇場版 天元突破グレンラガン/螺巌篇」についてのこと。
昨年公開された「劇場版 天元突破グレンラガン/紅蓮篇」
の続編であり、劇場版の完結編となります。
基本的には紅蓮篇・螺巌篇ともにTVシリーズ全27話を
再編集したものなので、物語の大筋はTV版と代わりませんが、
脇のストーリーを削り再構成して印象を異なるものにしています。
TV版のケレンという言葉では足りないほどの勢いを
製作者自らが「緩・急」ではなく「急・急・急」と語るほど
さらに何倍にも増幅させ、正に天元突破となっており、
怒涛の勢いで楽しませてくれますが、不満がないわけではありません。
省略された「緩」にあたるもの、紅蓮篇でのそれも含めてとなりますが、
「グレンラガン」の魅力はそこでもあったし、
それがあったからこそ「急」に厚みができたとも言えます。
例えばTV版で好きだった感触であり近ごろ感じていなかったのが、
外の風景場面で風を受けるような開放された空気感です。
オープニングアニメで暗い地の底からラガンが岩盤突き破る。
地上の上空にシモン達が出たときの人物達の髪を頬を撫でる風。
野外キャンプで星空を見上げて途方も無い計画を語る夜。
その空気を胸にいっぱいに吸いながら、友と格闘し背中を預け、
束の間の安らぎを共に過ごしあう。
そのひとつひとつの営みを守りたいからこそ、
ありあまる血潮の滾りに燃えてどこまでも突き進む。
「幸せはいつだって失って初めて 幸せと気づく小さな不幸」
その小さな幸せが劇場版ではやや薄められてしまった感があります。
とはいえ、再構成は別の次元へと素晴らしき昇華へと至ります。
「紅蓮篇」では地上を支配する獣人達と螺旋王から
人間が地上での生活を勝ち取るための戦いを描きながら、
主人公・シモンがカミナ兄貴の背中を追いかけ、兄貴の死別、
兄貴があの日くれた言葉を胸に自分の人生に目覚めるまでを軸に描き、
「螺巌篇」では人間がやがて宇宙を滅ぼす存在と危険視して、
根絶するために宇宙から攻めて来るアンチ・スパイラルと戦い、
その物語の中で軸として、
出会ってから7年の歳月をかけて結婚の告白をしたその瞬間に、
敵に奪われたシモンの運命の女性・ニアを
救い出すためのシンプルかつ壮絶なまでに力強い、
銀河も超自然も次元も突破するラブストーリーとして再構成されました。
「惚れた女を救い出すためにふっかける宇宙一の大喧嘩なんだよ!」
というキタンの台詞にそれが全て集約されています。
「グレンラガン」のキーワードの一つに「ドリル」があり、
「ドリルは男の魂」がいつの時代から囁かれ始めたかは知りませんが、
ならば、惚れた女のために全身全霊をかけることもまた男の魂であろう。
アンチ・スパイラルのメッセンジャーと化し精神を乗っ取られたニアが、
「私を救い出せる可能性は限りなくゼロに近い」と言うのに対し、
「可能性がゼロじゃないなら、俺にとっては100%と同じだ!」
と語るシモンの台詞は、勝ち目の薄い戦いにあがき続ける者にとって、
希望と闘志に目覚めさせてくれる最高の名言です。
「交響詩篇エウレカセブン」ならば
「ねだるな、勝ち取れ、されば与えられん!」
あたりがその精神に近いでしょうか。
「グレンラガン」は主役ロボがどんどん巨大化するのが特徴ですが、
人間並みの大きさのロボット「ラガン」が、
巨人並みの大きさのグレンと合体して、グレンラガンに。
グレンラガンが戦艦アークグレンと合体してアークグレンガランに。
月とほぼ同じ大きさの機動要塞カテドラル・ラゼンガンと
アークグレンラガンが合体して超銀河グレンラガンに。
そして、意志の力によって銀河系を超える大きさになったのが、
「天元突破グレンラガン」であります。
TVシリーズではそこで終了だったのが、
劇場版ではさらにその上を行く巨大さへ至ります。
それぞれの合体の鍵となるのがドリル。
一番最初のラガンを動かす最初のドリルは、
シモンの掌に収まるほどの小さなコアドリルだった。
それが、最終的には宇宙も時空も超えるまでに至り、
劇場版では∞を象徴する演出がなされています。
思いと願いの力があれば、希望が尽いえることはなく、
仲間達の力を結びつかせ、どこまでも突き進むことができる。
どんなに巨大なものに否定されようと可能性はゼロではない。
それが「グレンラガン/螺巌篇」の素晴らしさではないでしょうか。
中川翔子の歌う今回の主題歌「涙の種、笑顔の花」。
タイトルからして素晴らしい言葉です。
困難な日々に挫けかけ苦しみ切なさの涙を流しても、
それすらも笑顔の花を咲かせるための運命であること。
あるいは、その先に笑顔の花があれば、
そこまでの全ての苦しみから救われること。
まさに、人生でありましょう。
大袈裟ではなく、人生に迷った人はグレンラガンを見て、
「空色デイズ」「happily ever after」そして「続く世界」の歌詞を噛み締めてみよう。
もちろん「涙の種、笑顔の花」も。答えはきっと、そこにある。
「可能性がゼロじゃないなら、俺にとっては100%と同じだ!」
これは、惚れた女の笑顔の花のために力の限りを奮う男の物語。

転換点との再会 ~青春ラジメニア 20周年記念アルバム ― 2009年05月03日 23時07分51秒

Amazonをぷらぷら眺めていたら、
「青春ラジメニア 20周年記念アルバム/
アニソン玉手箱~ひねくれの逆襲」
というCDがあったので注文しました。
アニメソングが20曲収録されたアルバムですが、
購入の決め手は「まんが水戸黄門」の主題歌
「ザ・チャンバラ」の原曲フルコーラスが収録されている点。
あの「トリビアの泉」でも紹介された歌なので
ご存知の方も多いかと思いますが、
これは私の知る限りでは初のCD化であったはず。
「まんが水戸黄門」の音楽を担当した、
巨匠・羽田健太郎が手掛けたTVドラマ・アニメ・映画の曲を収録した
「ハネケンランド~羽田健太郎 その映像音楽の世界~」
が2003年に発売された際に、「ザ・チャンバラ」が
収録されなかったことが残念だったと、
ファンの間からは聞こえてきて私もその一人でしたが、
今回のこのアルバムでとりあえずの溜飲が下がりました。
しかし、いざ手元に届いてみると、その喜びよりも
青春ラジメニアの想い出の日々の方が
より深い感慨を持って迫ってきました。
「青春ラジメニア」とはAM神戸にて放送されているラジオ番組。
私が聞いていた頃は1993年頃から2000年ぐらいまでの
高校から大学卒業までの時期だったと思います。
ウィキペディアのデータによると、
2007年9月29日までは土曜日24:00-26:00
一時期、金曜日23:00-25:00、同22:00-24:30、
土曜日24:30-26:30の時間帯で放送。
とのことですが、私の記憶では木曜日の深夜だったように思う。
まあ、古い記憶なのでよく分からない。
私がアニメソング、略して"アニソン"に踏み込んだのも
大体1995年前後の中学生後半期から高校にかけての頃でした。
どこの業界でもそうですが、当時はアニメ界にも
何年かに一度やってくる激動の変動期だったように思います。
「機動武闘伝Gガンダム」「新機動戦記ガンダムW」の新生代ガンダム、
現在までに至る「新世紀エヴァンゲリオン」の登場、
あるいは、「スラムダンク」「幽々白書」等の作品群で、
特に美声・萌声(当時まだ「萌え」はなかったと言って良いが)の
声優達を強調した何期目かの声優アイドルブームが旋風を巻き起こる。
そして、ゲーム界より当時まだプラットフォームがSFCだった
「第3次スーパーロボット大戦」から「第4次スーパーロボット大戦」への
懐かしアニメがVHSやLD(まだDVDではない)で発売される
リバイバルブームが起こり、そこから水木一郎やささきいさお等の
1970年代にアニソンで活躍した歌手達もまた復活。
一方で、「るろうに剣心」とJUDY AND MARYの組み合わせで
一気に加速し始めるメジャーアーティストとの主題歌タイアップ。
これは良くも悪くもアニメファンの裾野を拡大することに。
また、ゲームではPS・SSが発売され、
アニメーションや声優によるCV(キャラクターボイス)が
頻繁にゲーム内の演出として取り込まれるようになり、
「ときめきメモリアル」の移植版が登場してブームを起こす。
と、同時多発的に様々な動きが起こりそれが大きな波となって、
アニメ界を揺るがしていった時代だったように思えます。
その流れの中で雨後の筍のように大量生産されたのが、
主に声優がパーソナリィを務めるアニメ関連のラジオ番組。
ほとんどがTVの新番組と連動したもので期間限定でしたが、
中には純粋な声優のトークを楽しんだり、
(林原めぐみの「ハートフル・ステーション」「東京ブギーナイト」等)
ラジオの特性を活かしてアニメソングを存分にかける番組もあり、
(冨永みーな&椎名へきるの「マルチメディア・カウントダウン」等)
それらは声優の人柄や会話のセンスも良く生き残ってくことになります。
その中で異彩を放っていたのが「青春ラジメニア」。
何しろ、多くの番組が30分程度の番組だったにも関わらず、
深夜とは言え2時間の番組でアニメソングを、
リスナーからのリクエストによってかけまくる、
しかも基本はフルコーラス、選曲も今の主流に習わず、
新旧はもちろんOP・ED以外に挿入歌と縦横無尽に、
という点で、私の中では他の番組を追随を赦しませんでした。
当時も今も、アニメソングの(特に昔の曲)CD化は
一般曲に比べれば恵まれておらず、レア曲が数多く存在します。
それが「青春ラジメニア」を注意深く聞いていると、
ほぼ完全な形で曲がかかることが、たまにある。
そのため、放送は毎回録音・保存が当たり前となり、
そうして曲を抽出して編集したレア・トラックが10巻程完成しました。
私もそんなファンでしたが性能の良いラジオが壊れてから、
どのラジオを使用しても今ひとつであるため、
やむなく卒業していった経緯があります。
リスナーのリクエストに支えられてここまで来た20年だと思いますが、
選曲を巡ってはパーソナリティの"岩ちゃん"、"かおりん"の二人が、
イマドキのアニソンは・・・、と歯に衣着せずに言うので、
リスナー間との物議も醸しだした番組でもありました。
それでいて、普通の番組ならばメジャーな主題歌をかけるところを、
挿入歌やイメージソング、B面曲を流したりと王道を避けるところも。
今回のアルバム副題に"ひねくれ"とついている所以です。
それはそれで興味深い内容でありましたし、
何より、たかだかアニメという一般のオトナの見解ではなく、
されどアニメであり、その魅力や存在意義を真剣に考えていたことが、
私のアイデンティティーにも影響を与えてくれたように思えます。
かくいう私も、ラジメニアにリクエスト葉書を送り、
それがお便りとともに読み上げられた経験があります。
もちろん、それも録音していたはずなので、今もあると思う・・・。
あれは石ノ森章太郎先生の何回目かの追悼特集で、
リクエスト曲は「チックンタックン」のOPでした。
ラジメニアに出会い、以降、私のアニソン熱は益々燃え盛り、
同時に「スーパーロボット大戦」にハマってオタク道を歩き、
その加速に乗って大学では漫画研究会に入会することとなります。
それが無ければ少なくとも漫研の面々には会っていなかったかも。
また、昔ほどアニメや漫画には詳しくないものの、
そのオタク気質は現在は映画愛好の面で発揮されています。
そこからまた現在の自分を形作るものが生まれ・・・。
何が自分の人生に影響を与えてくれるかは分からない。
それは振り返った時に初めてわかることもある。
少なくとも「青春ラジメニア」も自分にとって
運命の出会いだったのかも。
まだ行ったことのない神戸の空へ向けて、感謝をこめて・・・。
「青春ラジメニア 20周年記念アルバム/
アニソン玉手箱~ひねくれの逆襲」
というCDがあったので注文しました。
アニメソングが20曲収録されたアルバムですが、
購入の決め手は「まんが水戸黄門」の主題歌
「ザ・チャンバラ」の原曲フルコーラスが収録されている点。
あの「トリビアの泉」でも紹介された歌なので
ご存知の方も多いかと思いますが、
これは私の知る限りでは初のCD化であったはず。
「まんが水戸黄門」の音楽を担当した、
巨匠・羽田健太郎が手掛けたTVドラマ・アニメ・映画の曲を収録した
「ハネケンランド~羽田健太郎 その映像音楽の世界~」
が2003年に発売された際に、「ザ・チャンバラ」が
収録されなかったことが残念だったと、
ファンの間からは聞こえてきて私もその一人でしたが、
今回のこのアルバムでとりあえずの溜飲が下がりました。
しかし、いざ手元に届いてみると、その喜びよりも
青春ラジメニアの想い出の日々の方が
より深い感慨を持って迫ってきました。
「青春ラジメニア」とはAM神戸にて放送されているラジオ番組。
私が聞いていた頃は1993年頃から2000年ぐらいまでの
高校から大学卒業までの時期だったと思います。
ウィキペディアのデータによると、
2007年9月29日までは土曜日24:00-26:00
一時期、金曜日23:00-25:00、同22:00-24:30、
土曜日24:30-26:30の時間帯で放送。
とのことですが、私の記憶では木曜日の深夜だったように思う。
まあ、古い記憶なのでよく分からない。
私がアニメソング、略して"アニソン"に踏み込んだのも
大体1995年前後の中学生後半期から高校にかけての頃でした。
どこの業界でもそうですが、当時はアニメ界にも
何年かに一度やってくる激動の変動期だったように思います。
「機動武闘伝Gガンダム」「新機動戦記ガンダムW」の新生代ガンダム、
現在までに至る「新世紀エヴァンゲリオン」の登場、
あるいは、「スラムダンク」「幽々白書」等の作品群で、
特に美声・萌声(当時まだ「萌え」はなかったと言って良いが)の
声優達を強調した何期目かの声優アイドルブームが旋風を巻き起こる。
そして、ゲーム界より当時まだプラットフォームがSFCだった
「第3次スーパーロボット大戦」から「第4次スーパーロボット大戦」への
懐かしアニメがVHSやLD(まだDVDではない)で発売される
リバイバルブームが起こり、そこから水木一郎やささきいさお等の
1970年代にアニソンで活躍した歌手達もまた復活。
一方で、「るろうに剣心」とJUDY AND MARYの組み合わせで
一気に加速し始めるメジャーアーティストとの主題歌タイアップ。
これは良くも悪くもアニメファンの裾野を拡大することに。
また、ゲームではPS・SSが発売され、
アニメーションや声優によるCV(キャラクターボイス)が
頻繁にゲーム内の演出として取り込まれるようになり、
「ときめきメモリアル」の移植版が登場してブームを起こす。
と、同時多発的に様々な動きが起こりそれが大きな波となって、
アニメ界を揺るがしていった時代だったように思えます。
その流れの中で雨後の筍のように大量生産されたのが、
主に声優がパーソナリィを務めるアニメ関連のラジオ番組。
ほとんどがTVの新番組と連動したもので期間限定でしたが、
中には純粋な声優のトークを楽しんだり、
(林原めぐみの「ハートフル・ステーション」「東京ブギーナイト」等)
ラジオの特性を活かしてアニメソングを存分にかける番組もあり、
(冨永みーな&椎名へきるの「マルチメディア・カウントダウン」等)
それらは声優の人柄や会話のセンスも良く生き残ってくことになります。
その中で異彩を放っていたのが「青春ラジメニア」。
何しろ、多くの番組が30分程度の番組だったにも関わらず、
深夜とは言え2時間の番組でアニメソングを、
リスナーからのリクエストによってかけまくる、
しかも基本はフルコーラス、選曲も今の主流に習わず、
新旧はもちろんOP・ED以外に挿入歌と縦横無尽に、
という点で、私の中では他の番組を追随を赦しませんでした。
当時も今も、アニメソングの(特に昔の曲)CD化は
一般曲に比べれば恵まれておらず、レア曲が数多く存在します。
それが「青春ラジメニア」を注意深く聞いていると、
ほぼ完全な形で曲がかかることが、たまにある。
そのため、放送は毎回録音・保存が当たり前となり、
そうして曲を抽出して編集したレア・トラックが10巻程完成しました。
私もそんなファンでしたが性能の良いラジオが壊れてから、
どのラジオを使用しても今ひとつであるため、
やむなく卒業していった経緯があります。
リスナーのリクエストに支えられてここまで来た20年だと思いますが、
選曲を巡ってはパーソナリティの"岩ちゃん"、"かおりん"の二人が、
イマドキのアニソンは・・・、と歯に衣着せずに言うので、
リスナー間との物議も醸しだした番組でもありました。
それでいて、普通の番組ならばメジャーな主題歌をかけるところを、
挿入歌やイメージソング、B面曲を流したりと王道を避けるところも。
今回のアルバム副題に"ひねくれ"とついている所以です。
それはそれで興味深い内容でありましたし、
何より、たかだかアニメという一般のオトナの見解ではなく、
されどアニメであり、その魅力や存在意義を真剣に考えていたことが、
私のアイデンティティーにも影響を与えてくれたように思えます。
かくいう私も、ラジメニアにリクエスト葉書を送り、
それがお便りとともに読み上げられた経験があります。
もちろん、それも録音していたはずなので、今もあると思う・・・。
あれは石ノ森章太郎先生の何回目かの追悼特集で、
リクエスト曲は「チックンタックン」のOPでした。
ラジメニアに出会い、以降、私のアニソン熱は益々燃え盛り、
同時に「スーパーロボット大戦」にハマってオタク道を歩き、
その加速に乗って大学では漫画研究会に入会することとなります。
それが無ければ少なくとも漫研の面々には会っていなかったかも。
また、昔ほどアニメや漫画には詳しくないものの、
そのオタク気質は現在は映画愛好の面で発揮されています。
そこからまた現在の自分を形作るものが生まれ・・・。
何が自分の人生に影響を与えてくれるかは分からない。
それは振り返った時に初めてわかることもある。
少なくとも「青春ラジメニア」も自分にとって
運命の出会いだったのかも。
まだ行ったことのない神戸の空へ向けて、感謝をこめて・・・。
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