映画の珍事 ― 2008年09月03日 22時36分32秒
うとうとと眠りの世界と現世を行ったりきたりしながら
DVDを鑑賞していると向こう側に意識が飛んだ時に、
たまにDVDの観ていない部分を前後から考えて
自分の脳が勝手に補完することがあります。
ジョエル&イーサン・コーエン兄弟の「バートンフィンク」を
例によってまた寝ながら鑑賞していたら一部が
アフリカ系黒人女性がナタで肉をバンバン裁断してと思ったら、
おもむろに開けた衣装ダンスの中に赤ん坊の死体が
ぎっしりと入っていたなどというシーンで補完されており、
流石にこれはかけ離れすぎているだろう思い鑑賞し直し。
ちなみに「バートンフィンク」は脚本家の主人公が、
街で孤独に悩みながら執筆が遅々として進まない中、
奇妙な隣人と知り合ったことからある事件にまきこまれ・・・
という話。血は出るものの、少なくとも前述のような
スラッシャ映画ではありません。
こんな様に、映画を鑑賞しまくっていますと、
様々な珍事に遭遇することがあります。
例えば皆さんは劇場に行って上映が中断したことが何回ありますか?
私は仙台セントラル劇場(現・桜井薬局セントラルホール)に
一年に10回ほどいきますが、去年は5回ほど中断しました。
全て映写機のトラブルでいきなり画面が真っ暗または真っ白に。
そのつど「はい少々お待ちくださーい」等と5分ほど待たされます。
仙台フォーラムでも、「ブラッドダイアモンド」では
「ニューシネマ・パラダイス」のフィルムが焼けるシーンの如く、
画面の色がセピア色に光が溢れたと思ったらストップ。
「ヒトラー/最後の12日間」では画面が上下に延びたような、
昔のワイド非対応テレビでDVDを鑑賞したような状態に。
フォーラム&チネ・ラヴィータではこのような場合、
招待券を渡すなど、何らかのお返しをしていることがあります。
(必ずかは分かりません、念のため)
別にそんな気を使わなくてもいいですよ、と思いますが。
上映中断関連だと、シネコンのような高額設備ではないと思うかも。
でもご安心を。ちゃんと(?)トラブルは起こります。
「スチームボーイ」だったと思うけれども、
本編が始まったにも関わらず、場内の照明が暗くならない!
また、生き物ネタだと、鑑賞中に天井からいきなり
蜘蛛が降りてきて、スクリーンの照明に照らされたりとか。
寝ている客は珍しくありませんが、
あまりにいびきの煩すぎる客に慌てて係員が注意を促したりとか。
でも一年に数回しか映画を観ない人が遭遇すると珍しい事件でも、
年に150回以上劇場に足を運んでいると「ああ、またか」と
別に騒ぐこともなくなり、5分もすれば大抵のことは解決します。
それでクレームを言っている人を見たことはありませんが、
少なくとも私はそれさえも話のネタとして楽しく感じています。
ロバート・ロドリゲスの「プラネット・テラーinグラインドハウス」でも
触れているように、昔は上映中断はおろか、
アメリカではフィルムの一部が欠落しているにも関わらず、
堂々と上映を行っていることがあったようです。
それに比べればなんとかわいいものよ。
劇場のもぎりにも「どっから声出ているんだ?」という娘もいますし、
最初はたどたどしかったけれども応援したくなるような子もいます。
そんな勝手に名物指定をした方々もまた映画に花を添えます。
映画そのものだけではなく、映画を観るという行為そのものも
愛すべきものである様に自分の中で変わってきています。
作品の面白いつまらないも大事ですが、さて。
そんな9月の鑑賞スケジュールは
「R246 STORY」「あの日の指輪を待つ君へ」
「落語娘」「おくりびと」「インビジブル・ターゲット」「イースタン・プロミス」
「世界で一番美しい夜」「アキレスと亀」「次郎長三国志」
「ウォンテッド」「闇の子供たち」「この自由な世界で」
「アイアンマン」「イキガミ」「花は散れども」「帰らない日々」
「チェブラーシカ」「落下の王国」「シティ・オブ・メン」
そして特集上映「香港レジェンドシネマ」。
なかでも「イースタン・プロミス」はアカデミー賞レースの頃から
一番期待していていまかいまかと待ち望んだ作品。
9月も熱い月となりそうです。
DVDを鑑賞していると向こう側に意識が飛んだ時に、
たまにDVDの観ていない部分を前後から考えて
自分の脳が勝手に補完することがあります。
ジョエル&イーサン・コーエン兄弟の「バートンフィンク」を
例によってまた寝ながら鑑賞していたら一部が
アフリカ系黒人女性がナタで肉をバンバン裁断してと思ったら、
おもむろに開けた衣装ダンスの中に赤ん坊の死体が
ぎっしりと入っていたなどというシーンで補完されており、
流石にこれはかけ離れすぎているだろう思い鑑賞し直し。
ちなみに「バートンフィンク」は脚本家の主人公が、
街で孤独に悩みながら執筆が遅々として進まない中、
奇妙な隣人と知り合ったことからある事件にまきこまれ・・・
という話。血は出るものの、少なくとも前述のような
スラッシャ映画ではありません。
こんな様に、映画を鑑賞しまくっていますと、
様々な珍事に遭遇することがあります。
例えば皆さんは劇場に行って上映が中断したことが何回ありますか?
私は仙台セントラル劇場(現・桜井薬局セントラルホール)に
一年に10回ほどいきますが、去年は5回ほど中断しました。
全て映写機のトラブルでいきなり画面が真っ暗または真っ白に。
そのつど「はい少々お待ちくださーい」等と5分ほど待たされます。
仙台フォーラムでも、「ブラッドダイアモンド」では
「ニューシネマ・パラダイス」のフィルムが焼けるシーンの如く、
画面の色がセピア色に光が溢れたと思ったらストップ。
「ヒトラー/最後の12日間」では画面が上下に延びたような、
昔のワイド非対応テレビでDVDを鑑賞したような状態に。
フォーラム&チネ・ラヴィータではこのような場合、
招待券を渡すなど、何らかのお返しをしていることがあります。
(必ずかは分かりません、念のため)
別にそんな気を使わなくてもいいですよ、と思いますが。
上映中断関連だと、シネコンのような高額設備ではないと思うかも。
でもご安心を。ちゃんと(?)トラブルは起こります。
「スチームボーイ」だったと思うけれども、
本編が始まったにも関わらず、場内の照明が暗くならない!
また、生き物ネタだと、鑑賞中に天井からいきなり
蜘蛛が降りてきて、スクリーンの照明に照らされたりとか。
寝ている客は珍しくありませんが、
あまりにいびきの煩すぎる客に慌てて係員が注意を促したりとか。
でも一年に数回しか映画を観ない人が遭遇すると珍しい事件でも、
年に150回以上劇場に足を運んでいると「ああ、またか」と
別に騒ぐこともなくなり、5分もすれば大抵のことは解決します。
それでクレームを言っている人を見たことはありませんが、
少なくとも私はそれさえも話のネタとして楽しく感じています。
ロバート・ロドリゲスの「プラネット・テラーinグラインドハウス」でも
触れているように、昔は上映中断はおろか、
アメリカではフィルムの一部が欠落しているにも関わらず、
堂々と上映を行っていることがあったようです。
それに比べればなんとかわいいものよ。
劇場のもぎりにも「どっから声出ているんだ?」という娘もいますし、
最初はたどたどしかったけれども応援したくなるような子もいます。
そんな勝手に名物指定をした方々もまた映画に花を添えます。
映画そのものだけではなく、映画を観るという行為そのものも
愛すべきものである様に自分の中で変わってきています。
作品の面白いつまらないも大事ですが、さて。
そんな9月の鑑賞スケジュールは
「R246 STORY」「あの日の指輪を待つ君へ」
「落語娘」「おくりびと」「インビジブル・ターゲット」「イースタン・プロミス」
「世界で一番美しい夜」「アキレスと亀」「次郎長三国志」
「ウォンテッド」「闇の子供たち」「この自由な世界で」
「アイアンマン」「イキガミ」「花は散れども」「帰らない日々」
「チェブラーシカ」「落下の王国」「シティ・オブ・メン」
そして特集上映「香港レジェンドシネマ」。
なかでも「イースタン・プロミス」はアカデミー賞レースの頃から
一番期待していていまかいまかと待ち望んだ作品。
9月も熱い月となりそうです。
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