「エクレール/お菓子放浪記」 ~石巻で必ずや上映を!2011年08月01日 23時11分57秒

7月30日に待望の「エクレール/お菓子放浪記」が公開されました。
周辺からは「お前出てるぞ!」とお声を頂いてたりしてます。
それはさておき。

現在この映画は宮城県内は仙台市内中心部の名掛丁アーケード内の
仙台市内唯一の1スクリーン映画館「桜井薬局セントラルホール」
でのみ公開となっております。

http://www.sakura-centralhall.jp/


1日5回、終了日は未定となっていますが、できるだけ長く上映して頂きたい。

もし震災がなければ以下の通りの公開スケジュールになっていました。
(映画館・シネコンの他、映像上映可能な施設を含む)

4月23日 石巻岡田劇場
4月23日 桜井薬局セントラルホール
5月7日  ワーナーマイカルシネマズ石巻
5月7日  MOVIX仙台
5月7日  109シネマズ富谷
6月4日  せんだいメディアテーク
6月10日 村田町中央公民館
6月未定 リオーネ古川
7月10日 岩出山スコーレハウス
7月23日 七ヶ浜国際村ホール

このうち、現在セントラルの一軒のみ。
MOVIX仙台もワーナーマイカルシネマズ石巻も予定表にはありません。
シネマズ富谷は町内にオープンセットがあるから今秋の営業再開と同時に、
是非、再開スタートラインナップに加えて頂きたい。
と、いうより宮城県の映画館でこの映画を、
即座にかけないというのはどういうことでしょうか。
せめて予定だけでも公開して頂きたい。

そんななか現在、奮闘しているのはもちろん、石巻岡田劇場です。
上映するための機材はお陰様で揃いました。
岡田劇場自身の最も新しい姿が映っているこの映画、そして、
石巻の街の皆が手塩をかけたこの映画を、ぜひかけたい。

しかしながら、言うまでも無く、石巻は重い被災地です。
ですから今、岡田劇場は被災地ではあくまでボランティア上映を行っています。
そのなかで、「エクレール/お菓子放浪記」を石巻の皆さんに見て欲しいと、
目下のところ力を注いでいるのです。

皆さん、その実現のために応援してください。
僕もそれに向けてなんとかならないかを考えています。
石巻をメインロケ地として撮影され街の皆さんが想いを籠めたこの作品を、
石巻の歴史のひとつと言える岡田劇場さんが上映するということには、
他の劇場で上映する以上の深い意義があるのですから。

いや、意義とかではないです。
シンプルに、その映画を見たいという皆がいて、その夢をかなえるためです。
ボランティアはそういうものだと思います。「やらねばならない」だけが行動原理。
そのために動くか、動かないか。それしかありません。
目の前の採算で考えるのではなく、これを見て頂く事で湧き上がる活力が、
復興に向けてのどれだけの活力を生み出すことができることかを想像してください。

この映画は必ず、石巻の街に東北に希望を灯すことのできる映画です。
実現しなくてはならないはずです。

仙台短篇映画祭2011のチラシ 「水と、パンと、映画と。」2011年08月20日 23時55分14秒

仙台短篇映画祭の活動が、開催まで一ヶ月を切り苛烈を極めてきました。
おかげで映画をほとんど観られてない!遊んでるヒマは無い!
ゴーカイジャーと仮面ライダーオーズは欠かさず観てますけども。

とにかく、震災の年ということもあり、また、映画祭「初」の「発」の
映画を作るということもあり、いつもの年の10倍以上は稼動してるような状況。
でも僕らのギャラは無し。だって全員がボランティアですから。
お金は別の本職?で稼いでその間に活動してるんですもの。
いや、本職の映画祭活動の合間に別の仕事で生活費を稼ぐと言っても良いのか。

そんなわけでブログの管理画面を数日開けずにスパムが溜まっていたり、
でも、そのなかに貴重なお客様の温かいコメントがありまして、
お返事が遅くなることが多々ありまして本当に申し訳ないです。
でも、その温かい御言葉が力になっています。ありがとうございます!

さて、仙台各地から宮城県の各地、そして東京から果ては関西の遥か向こうの
映画館などまで、今年、「ショートピース!仙台短篇映画祭」のチラシが
配布開始となっておりますです!皆様お見かけしましたら是非お手にとって
頂ければ幸いに存じます。そして9月17日~19日の3日間、いずれかでも
せんだいメディアテークにご来場頂ければ本当にありがたいです。

チラシは公式HPからのWEBダウンロード版もあります。
http://www.shortpiece.com/

今年、映画祭をやれるか、そもそもやっていいものか。
いつもの年以上の議論がなされました。
僕なりには、映画を求めている人がいる、なら、僕らがやらなきゃ誰がやると。
何より僕が震災以後に活力を取戻せたのは、やっぱり映画のおかげでした。
そんな僕ですが、ならばもう何人かいるだろう、同じくそう感じる人達が、
同じ様に何かを取戻してくれれば意味があることだと思います。

今年の映画祭のテーマは「映画はつながっていく」。
それに加えて、力強く、これこそが、という言葉があります。
チラシ表面の拡大図です。

「水と、パンと、映画と。」

まさにその通りです。これこそが僕が声を大にして言いたいこと。
映画でお腹を満たすことはできません。
しかし、せめて心を満たす手伝いになれることを願います。
その心の栄養が、復興に向うための活力を生み出せることを信じて。

もう一度、思い出します。
暗闇の中で唱えたのは「パピヨン」のラストで
「俺は生きてるぞ!」と叫ぶマックイーンの台詞だったことを。

かつてないほどの多くの人々の想いが集まってできる今年の、仙台短篇映画祭。
どうぞ期待してください。
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