仙台短篇映画祭2011のチラシ 「水と、パンと、映画と。」2011年08月20日 23時55分14秒

仙台短篇映画祭の活動が、開催まで一ヶ月を切り苛烈を極めてきました。
おかげで映画をほとんど観られてない!遊んでるヒマは無い!
ゴーカイジャーと仮面ライダーオーズは欠かさず観てますけども。

とにかく、震災の年ということもあり、また、映画祭「初」の「発」の
映画を作るということもあり、いつもの年の10倍以上は稼動してるような状況。
でも僕らのギャラは無し。だって全員がボランティアですから。
お金は別の本職?で稼いでその間に活動してるんですもの。
いや、本職の映画祭活動の合間に別の仕事で生活費を稼ぐと言っても良いのか。

そんなわけでブログの管理画面を数日開けずにスパムが溜まっていたり、
でも、そのなかに貴重なお客様の温かいコメントがありまして、
お返事が遅くなることが多々ありまして本当に申し訳ないです。
でも、その温かい御言葉が力になっています。ありがとうございます!

さて、仙台各地から宮城県の各地、そして東京から果ては関西の遥か向こうの
映画館などまで、今年、「ショートピース!仙台短篇映画祭」のチラシが
配布開始となっておりますです!皆様お見かけしましたら是非お手にとって
頂ければ幸いに存じます。そして9月17日~19日の3日間、いずれかでも
せんだいメディアテークにご来場頂ければ本当にありがたいです。

チラシは公式HPからのWEBダウンロード版もあります。
http://www.shortpiece.com/

今年、映画祭をやれるか、そもそもやっていいものか。
いつもの年以上の議論がなされました。
僕なりには、映画を求めている人がいる、なら、僕らがやらなきゃ誰がやると。
何より僕が震災以後に活力を取戻せたのは、やっぱり映画のおかげでした。
そんな僕ですが、ならばもう何人かいるだろう、同じくそう感じる人達が、
同じ様に何かを取戻してくれれば意味があることだと思います。

今年の映画祭のテーマは「映画はつながっていく」。
それに加えて、力強く、これこそが、という言葉があります。
チラシ表面の拡大図です。

「水と、パンと、映画と。」

まさにその通りです。これこそが僕が声を大にして言いたいこと。
映画でお腹を満たすことはできません。
しかし、せめて心を満たす手伝いになれることを願います。
その心の栄養が、復興に向うための活力を生み出せることを信じて。

もう一度、思い出します。
暗闇の中で唱えたのは「パピヨン」のラストで
「俺は生きてるぞ!」と叫ぶマックイーンの台詞だったことを。

かつてないほどの多くの人々の想いが集まってできる今年の、仙台短篇映画祭。
どうぞ期待してください。
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