啓蟄2010年03月01日 23時05分06秒

オリンピックが終わったから日暮はもう寝ましたかね?
いや、冬季は起きなんだか?
(↑こち亀ネタ。何人わかるのか)

プルシェンコは「俺を見ろ!」という試合に挑むの印象、
ライサチェックは「どうぞお楽しみを」という舞台を魅せる印象。
手足が長いとか選曲とか演技力とか以前に、
そういう姿勢の現われがよく見える二人でした。
どちらの優劣という問題ではなく置かれる状況によって、
向き不向きが出てくるタイプでしょうね。

僕はライサチェック派ですけどね。
シナトラよりアステアが好きです。なんとなくね。


先日のパソコンの捨て方について、良い事を聞きました。
パソコンそのままだと業者に回収してもらうのだけど、
分解して基盤までバラバラにして親の仇のように砕けば、
ただの家庭用燃えるゴミで捨てられるんですって!
んま!
(↑仙台市のみの調べです。他地域の方は自治体によく確認を。)


最近気になっているのは、
達磨の絵を描いて借金の返済を待ったして貰った
歴史上の人物がいたような気がする・・・ということ。
達磨の絵は「手も足もでません」という意味を持ちます。
宮澤賢治?石川啄木?ネット検索しても出てこないです。
単に僕の脳内の妄想かもしれませんけど。


さて、2月はなかなかバタバタしていまして
ブログ更新も半分以下になりました。
それにつけても寒かったもので低温動物には辛いですよ。
特に、朝が動けないと時間が無駄になっていけません。
3月からは動きやすくなることを願います。
というより、自分の意思で動かなければね。
虫さえ動き出す季節なのだから。

個人的には2月は胸のつかえが一つ取れて
スッキリしたので、大いに意味がある月でした。
暖かくなってくるし、どんどん先に進んでいきましょう。


では月初めといえばまた今月の映画の予定ですが、
例年よりも早く、既に4月まで埋まりかけています。
なぜ?分かりません。
アカデミー賞ノミネート数が増えたから?


「ジュリー&ジュリア」「ハートロッカー」
「シャーロック・ホームズ」「アニエスの浜辺」
「ユキとニナ」「時をかける少女」
「アンナと過ごした4日間」「NINE」「TEKKEN」
「シェルター」「牛の鈴音」「(500)日のサマー」

3月の鑑賞予定はこんなところでしょうか?
「TEKKEN」っておい!ゲームの「鉄拳」の映画化です。
ええ、地雷ですとも。進んで踏みますとも。

なんだかんだと言って今年は既に劇場で30本観ました。
病院から退院後、油断は禁物ですができたことに感謝です。

ああ、BSで録画した映画が未鑑賞のまま積み上がって行く。


3月も月初めから色々動き回ったり観たりしますが、
できるだけ更新が繋がるようにいたします。
映画にランチにもにゃもにゃ(←謎)に頑張りますよ。


今日は書きたいことを本当に適当に書きました。
ガス抜きで申し訳ありません。


てけれっつのぱあ!

元気の出る歌2010年03月02日 23時28分06秒

元気が無いときに音楽を聴いてそれを取り戻す、
というのはかなりポピュラーなやり方だと思いますが、
最近の僕がほぼ毎日聴き入っている曲はウルトラマンシリーズの歌。
しかも平成シリーズ。

もちろん昭和シリーズも好きですよ。
でもね、歌に関しては平成シリーズは概ね全て良いんですよ。
いや、昭和の歌も良いのですけど。なんて言っていると堂々巡り。

中でも平成シリーズでの僕のベストはこの3曲。
この原稿書きながらも聴いてますよ。

・「ウルトラマンメビウス」(ウルトラマンメビウスのオープニング曲)
・「君にできるなにか」  (ウルトラマンコスモスの前期エンディング曲)
・「Beat on Dream on」  (ウルトラマンガイアの後期エンディング曲)

歌詞も良いけど言葉もリズムになっておりまして、
後半に行くに従ってどんどん力が沸いて来る。
昭和に比べればかなり凝っているけども、
まだまだ素直に体に心に染み入ってくるのです。

仮面ライダーの曲は平成になってからはかなり大人向けになりましたが、
ウルトラマンはまだまだ子供へのメッセージを向けていると思います。
子供に向けているならば、大人にも素直に来るはずなのですよ。
ただ、あまり子供扱いすると子供にもそっぽ向かれるので、
一段上に目線を向ける、すると後々に深い意味を知ることになります。
それが実生活と重なるとさらに味わい深い。
あなたは歌からどれだけイマジネーションを拡げられるか。

まあ、なんだウルトラマンかと馬鹿にしなさいますな。
元気が無い人は、すぐにYouTubeででも聞いてみてください。
できればフルコーラスバージョンで是非。

もっとも最近の僕は元気が無いということは、これっぽっちもありません。
むしろ、元気を維持しつつ、さらに高めるために、
前向きなものを素直に純粋に取り込もうとしているのでしょうか。
逃げとして必要とするではなく、前に進む力として。
それ大事よね。酒でも諸々の遊びでもね。


ところで、ウルトラついでに年始には
「大怪獣バトル/ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」も鑑賞しました。
実は今年に入って初めて劇場で観た映画です。
いろいろ辛い意見も多かったですが、僕はそこそこ楽しみました。
作り手なりに思い入れと愛情があるのは分かりますしね。
それが多勢に受け入れられるかはまた別の話として。
最近の劇場版はCGで飛翔とビームばかりだったのですが、
今回はワイヤーでアクションを魅せてくれたのが良し。

ウルトラ兄弟の声は変身前の役者、
黒部進さん達が声を演じていますが、
タロウの声が篠田三郎ではないのはやはり残念です。
この人の低音声はね・・・素敵です。
噂の小泉元総理=ウルトラマンキングはわりとはまってました。

あまり深くは無いんですけどね。
それでも憎めないのですよ。

さてさて、自分に元気が無いときは無理矢理にでも奮起できますが、
前にも同じようなことを言った気がしますが、
元気が無い人を元気にするのは何倍も難しいです。
元気つけようとしすぎてもどんどん頑なになってしまうことも。

目の前の人を元気つけるために僕らはどれだけの力を必要とするか。
しかし、映画や音楽は特定の誰にか向けているでもないのに、
時として死にかけた心を再生させる程に人に影響を及ぼす。
そんな経験に大なり小なり、いまだに出会う限り、
その道を信じてまだまだ進んで行こうと思います。

銀マスクヒーロー2010年03月03日 22時20分50秒

昨夜の特撮ネタに続いて、
先ごろ「宇宙刑事ギャバン」を全部見ました(←なぜ今頃)。
ジャン・ギャバンではありません。


1982年のTV特撮ヒーロー作品、いわゆる
「東映メタルヒーローシリーズ」最初の作品ですが、
見ていて色々考えさせられるものがあります。
物語性とか以前に、作り方の話において。

ギャバン=一条寺烈を演じるのがJACの大葉健二であることもあり、
アクションで魅せることに非常に力を入れているのですね。
あれ?この回はアクションしかやっていないな?という、
ストーリーが無い回が数回あるのですけど、全然気にならない。
カーアクションあり、殺陣あり、考え付くアイデアを盛り込んで、
アクションを観ているだけで十分に面白いのですよ。

「健ちゃん、シナリオなんて気にしないで今度、
アクションだけ徹底的にやってみようや」
「いいっすねー、監督!」

などというやりとりがあったかは僕の妄想だけども。


今日の特撮ヒーローは大人の鑑賞にも耐え得るドラマ性、
メッセージ性を強く打ち出すことにとらわれるあまり、
本来前面に押し出して観客を捉えるアクションが甘くないでしょうか。
それは映画におけるアクションにも広く言えることですが。

どう観ても本当に跳んでるよな・・・とか、
怪我すること必死だよな・・・とか、
冷静になると考える場面が多々あります。
どうせ合成やワイヤーだろ、という嘘くささが
無いとは言わないけどもそういう感覚にとらわれることがありません。

ここは魔空空間か・・・・!


もう一つ、ギャバンの戦闘シーンには
レーザーブレードを初め様々なメカニックが登場して、
話が進んでいくと新しいメカも登場するのだけど、
古いアイテムもちゃんと使っていくのが凄い。

いまどきのヒーロー番組なんて、古いものは弱いものと、
過去のものをどんどん出番を少なくしていくのに、
ギャバンは何もそこまでと言うほどに与えられたものを無駄にしません。
僅か1分間の活躍でも派手に使ってくれます。

玩具の展開手法と関わるところだとは思いますが、
昨今の2号ロボ3号ロボetc・・・などの過剰な商品展開を見ていると
大量消費時代は加速する一方になっている気がしますな。


ああ、ギャバンを観ていてそんな時代を感じるとは。


さて、そんなしんみりした一方で、
ギャバンは笑えるところもあります。感動するところもあります。

特撮ものでは有名なゲストがかなり凄い。
潮健二(地獄大使など)が怪しい怪人で2回ほど出演。
宮内洋(仮面ライダーV3/風見志郎)が宇宙刑事アランなる役で、
ほぼビッグワンやズバットなりアオレンジャーのキャラのまま登場。
曽我町子(へドリアン女王など)は、よもやこの年になって
新しいトラウマを植え付けてくれようとは・・・。
既に故人というならば天本英世氏も登場してくれています。

さらに、二代目プリンセス天功も登場。
トリビアの泉で紹介された歌も聴けるマジシャンとして登場。

そしてなんと言ってもギャバンの父親役での千葉真一の登場。
この最終回前の千葉真一と大葉健二の演技は素晴らしい・・・・。
1ミリ秒たりとも画面から目を離すことができず、涙が伝い落ちる。
この出演のいきさつは僕はよくしらないけれども、
大葉健二は千葉真一の弟子であるし、
番組のアクションを支えたJACの縁から
千葉真一の粋な計らいだと勝手に美談を想像しておくことにします。

調べていて気づいたけれども、この二人、
「キル・ビル vol1」で共演していたとのこと。覚えていない・・・。


笑えるところは・・・予算が無いな~というのがばればれな場面が
多々、見受けられるところでしょうかね(笑)。
ぶつかったら岩のセットが「グラっ」と揺れた時には失笑。
そんなバレ方も今の世では狙わないと無いない。

それでも、そんなところは笑い話として思い出となり、
なんとしてでも作るぞ!という情熱に満ちた時代を
垣間見たような気がして胸が熱くなったのでありました。


最後に、大葉健二は、強く、笑顔も優しい。
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