レオナール・フジタ展と、カフェ・ド ギャルソンと2009年05月09日 23時08分33秒

今日は連休2日目です。
今週は2連休が4回、土日勤務体制が2回だったので、
シフト制で働いているとは言え、それなりにGW気分でした。


さて、今日はというか今日も午後は映画鑑賞でしたが、
その前に午前中から、せんだいメディアテークへ。
今日5月9日はテーク1Fのイベントブースにて
漫画・アニメフェスティバル」が開催されていました。
まあ、どんなものかと様子を見に。

入口にはまたまたダンボール製のロボがありましたよ。
今度はガンダムではなくて、「機動警察パトレイバー」の
98式AV-イングラム1号機もありました。
ご丁寧に機体の文字が「警視庁」ではなく宮城県警(笑)。

コスプレイベントもあるということで、メイドさんやら、
戦国BASARAの衣装を纏った人達が多かったですな。
あと、石ノ森萬画館も協力しているのでそっち関係のグッズとかも。

イベントの全部は見なかったんですけどねー。
うーん、あまり私は感じるものがありませんでした。
複数イベントを合体させるにはブースが狭いし、
イベント内容も一貫した趣旨が見えづらい・・・。


というわけで、切上げて6Fで開催中の「レオナール・フジタ展」を鑑賞。
レオナール・フジタは洗礼名、日本名は藤田 嗣治
「乳白色の肌を描く」と評される日本人画家です。

まあ、私も日曜美術館か何かのTVで
ちょっと名前を聞いたぐらいだったので、
それほど詳しくはないのですが、
こちらの展覧会は面白かったです。
渡仏してから晩年に至るまでの順番で作品を追っていく、
大体の展覧会というのはそういう構成ですが、
特に今回の展覧会は、それが一生を追う印象でした。

晩年の作品が、お気に入りの小物で統一された手作りのアトリエや、
礼拝堂、ステンドグラス、宗教画であるためでしょうか。
初期の冷たい感じの絵から激しさを通過し浮世から離れ、
しかし、慈しみの眼差しを濃くしているかに見えます。

渡仏した後、現地の洋画のあり方に衝撃を受け、
それまでの一切の知識を捨て、
独自の技法を模索・確立させたということですが、
端々には日本的センスを感じます。

「乳白色の肌」の作品群からは水墨画の印象も受けますし、
人物は人形か彫刻のような印象で、
しかしギリシャ彫刻のように端正ではなく
あまり温もりの無い、日本人形の感覚が見えます。
この感覚は四谷シモンの作品からも受けたことがあります。


展覧会を鑑賞した後は、仙台フォーラムへ向かいながら、
お馴染みの「カフェ・ド ギャルソン」で軽く食事。
■住所 仙台市青葉区国分町3-2-2 おいかわビル 2F
■営業時間 平日11:00~23:00
         土曜は12:00~、日曜、祝日は12:00~19:00
■定休日 第2日曜




ギャルソンのクロックムッシュ、いつもながら
特にタマゴサンドってなんでこんなに美味しいのだろ。
ふんわりしていてほっとして、パンとの相性も抜群。
今でも味が反芻できるのよね。


クロックムッシュとコーヒーのある風景。

ここでコーヒーを静かに飲みながら、
ムッシュをかじりながら、
ふっ、と目を閉じて、すっと軽く深呼吸。
それだけで気分が軽くなる。

いいなあ。


四半世紀もあるこのお店。
何人の人がドアをくぐったんだろなあ。
想い出にするにはまだ私は若すぎるけどね。
こんな店を1ページに刻む時が来れば良いな。

最近、天気も良い、元気を充填できる休日に恵まれています。
共に笑いあう人はまあ、そのうち会うだろうね。
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