戦うBoy&Girl2007年10月20日 23時01分36秒

昨日は新部署本格始動の決起飲み会でした。
飲み会は続いていましたが、車を自宅において酒を飲んだのは久々。
やはり酒が入ると楽しさが違うことを再認識しました。
それにしても毎週飲み会なんて学生時代以来です。

では今夜の映画は「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」。
言わずと知れた本も映画も大ヒットシリーズ最新作です。

<物語>
5年生としてホグワーツに戻ったハリーは、
(前作の)ウォルデモート遭遇と復活の日が近いことが
魔法界には伝わっておらず、それどころか魔法省は
復活を恐れるあまりにダンブルドア校長とハリーの狂言と見做して
ホグワーツの粛清にかかろうと画策していることを知る。
監視役として送り込まれたドローレスは
ホグワーツを厳格な規則で縛りつけるが、
ハリー達は闇の魔術に対抗する同志で結束する。
そしてダンブルドアは「不死鳥の騎士団」を結成するのであった。


近年予算もどんどん膨れ上がるハリウッドにおいて、
人気の持続と制作可能期間の兼ね合いので
映画シリーズは大概三作ぐらいで終わるのがほとんどではないでしょうか。
その時世においてシリーズ5作目にしても
固定ファン以外も巻き込めるのはさすがと思います。

既に6作目、7作目の制作も決定しているなか、
ラドグリフ君の成長しすぎ具合にもハラハラしつつ、
どんどんダークファンタジー化しつつあるのが気になりつつも、
今作は3作目4作目よりも私は楽しみました。

イメルダ・スタウントン演じるドローレスの堅物さが恐ろしいもので、
「ハリーの世界にも教育問題がそんざいするのか・・・」と
子供の夢の物語は完全に現実を写した形を見せられながらも
かえって親近感とそれに対する反抗心に共感します。

ハリー君の恋のお相手は黒髪の控えめ少女と以外に思いつつ、
不幸な仲違いを最終的な決着を着けずに終わり次回は?
と、久々にやきもきしながら新キャラのルーナが琴線に触れます。
ややクセのあるイントネーションが可愛いです。

不死鳥の騎士団とダンブルドア老人も大奮闘し
若いもんには負けておれんとオールドパワー全開。
ハリーの出生がまた少しずつ紐解かれるのも楽しい。
その面々の中でスネイプとハリー父との関係が少し見え隠れし、
僅かの間に二人の人間像に変化が生じるのも見逃せません。

また、ハリーの養父母一家の年を経た老けっぷりには
前作までは憎憎しく思ったこの家族に
今回は憐れみを感じずにはいられません。

憐れみと言えばハリーのライバルのドラコのポジションが
回を追うごとに縮小されているのも可愛そうになります。
原作との調整もあるところですが、
もう一度彼の面目躍如の機会を与えて欲しいものです。
親父は活躍しているのに。

という具合に今回はキャラクターの話が多彩で私はかなり好きです。
最後にはすーっと胸のすくような展開にもなりますしね。
オヤジ達に共感し、少年少女達を父親目線で見始めたのが
なんとなく寂しい気もするのですが・・・・。
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