太陽が燃えている限り ― 2007年05月06日 11時21分36秒

皆さんGWは満喫しましたか?
私はサービス業なので働いてました(多少の怨み節)。
サンクスの柏餅を見て子供の日を思い出したぐらいですから。
さてGW終了後に2連休が来ましたのでブログ更新。
もう更新怠け放題ですが名物として。
「ワイルドアームズ・アルターコード:F」やら
「かまいたちの夜x3」やらゲームに浮気していました。
そんなこんなで映画は「サンシャイン2057」です。
「28日後」「トレイン・スポッティング」の独特のカラーを放つ
ダニー・ボイル監督最新作SF映画です。
真田広之も出てますよ。
<物語>
西暦2050年、太陽が原因不明のエネルギー低下を示す。
地球の気温が低下し異常気象が起こり始め動植物の活動にも
ダメージが及び、当然ながら人類の危機が迫っていた。
人類は巨大な核爆弾を製造しそれを宇宙船で太陽に投下し、
太陽の核反応を促す、太陽の再生を計画。
しかし、その第一号宇宙船イカロス号は消息を絶つ。
そして7年後2057年。各国の精鋭を集めたイカロス2号が旅立つ。
真田広之を目当てに観に行くと中盤で出番が無くなり気が抜けます。
艦長とか責任ある地位を任せられるとアブナイです。
しかしながら仲間を救い彼らに使命を託し、
尚且つ太陽の神性に触れた男という上手いポジションです。
神性、というのは物語に登場する太陽がなんとも神秘的に描かれるため。
クルーの一人は既に太陽の魅力にとりつかれており、
皆で太陽を鑑賞するシーンも神に対面するような印象です。
後半に登場するもう一人もこの点に深く関わります。
SFの演出的には「専門家達が能力の見せ場無しに死ぬ」とか
「消息を絶った宇宙船の突然の帰還」とか、
どこかで見た感じのものが多いですが別のところで評価しましょう。
SF作品は科学的考証を煩くチェックされるものの、
どこかで大嘘をつかなければ作品として成り立ちません。
ダニー・ボイルの過去の作品「28日後」などもそうでした。
実際の研究者達に細かいリサーチをとった本作もです。
結局のところ太陽が蘇るか否かは「賭け」でしかない、
と早い段階で結論を出しています。
つまりそれだけ未だ謎多き宇宙であり巨大な力であるわけです。
SFを描こうとしたのではなく、太陽に対して生き物が感じる
畏怖や憧れを描こうとしたのではないでしょうか。
宇宙に対する神秘性が溢れる「2001年宇宙の旅」。
それを思わせるシーンがラストシーンにあります。
ミッションを完了し輝きを増す太陽、
その光が冷え切った地球を照らす朝を迎える、
平原に立つ3枚の石版?からは、あのモノリスを連想します。
ここだけを見ても作品が神秘的な雰囲気を持っていることを感じます。
共通のエネルギー・太陽を蘇らせるために
全ての核エネルギーを捨てた人類。
その未来が明るい朝を迎えるのかどうか。
なんとも啓示的であり皮肉的にも感じる締めくくりです。
私はサービス業なので働いてました(多少の怨み節)。
サンクスの柏餅を見て子供の日を思い出したぐらいですから。
さてGW終了後に2連休が来ましたのでブログ更新。
もう更新怠け放題ですが名物として。
「ワイルドアームズ・アルターコード:F」やら
「かまいたちの夜x3」やらゲームに浮気していました。
そんなこんなで映画は「サンシャイン2057」です。
「28日後」「トレイン・スポッティング」の独特のカラーを放つ
ダニー・ボイル監督最新作SF映画です。
真田広之も出てますよ。
<物語>
西暦2050年、太陽が原因不明のエネルギー低下を示す。
地球の気温が低下し異常気象が起こり始め動植物の活動にも
ダメージが及び、当然ながら人類の危機が迫っていた。
人類は巨大な核爆弾を製造しそれを宇宙船で太陽に投下し、
太陽の核反応を促す、太陽の再生を計画。
しかし、その第一号宇宙船イカロス号は消息を絶つ。
そして7年後2057年。各国の精鋭を集めたイカロス2号が旅立つ。
真田広之を目当てに観に行くと中盤で出番が無くなり気が抜けます。
艦長とか責任ある地位を任せられるとアブナイです。
しかしながら仲間を救い彼らに使命を託し、
尚且つ太陽の神性に触れた男という上手いポジションです。
神性、というのは物語に登場する太陽がなんとも神秘的に描かれるため。
クルーの一人は既に太陽の魅力にとりつかれており、
皆で太陽を鑑賞するシーンも神に対面するような印象です。
後半に登場するもう一人もこの点に深く関わります。
SFの演出的には「専門家達が能力の見せ場無しに死ぬ」とか
「消息を絶った宇宙船の突然の帰還」とか、
どこかで見た感じのものが多いですが別のところで評価しましょう。
SF作品は科学的考証を煩くチェックされるものの、
どこかで大嘘をつかなければ作品として成り立ちません。
ダニー・ボイルの過去の作品「28日後」などもそうでした。
実際の研究者達に細かいリサーチをとった本作もです。
結局のところ太陽が蘇るか否かは「賭け」でしかない、
と早い段階で結論を出しています。
つまりそれだけ未だ謎多き宇宙であり巨大な力であるわけです。
SFを描こうとしたのではなく、太陽に対して生き物が感じる
畏怖や憧れを描こうとしたのではないでしょうか。
宇宙に対する神秘性が溢れる「2001年宇宙の旅」。
それを思わせるシーンがラストシーンにあります。
ミッションを完了し輝きを増す太陽、
その光が冷え切った地球を照らす朝を迎える、
平原に立つ3枚の石版?からは、あのモノリスを連想します。
ここだけを見ても作品が神秘的な雰囲気を持っていることを感じます。
共通のエネルギー・太陽を蘇らせるために
全ての核エネルギーを捨てた人類。
その未来が明るい朝を迎えるのかどうか。
なんとも啓示的であり皮肉的にも感じる締めくくりです。
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