コン吉って知ってるかい?2010年11月23日 23時49分24秒

「ナイトガンダム物語」をプレイするために
ニューファミコンをひっぱり出したのでしばし他のゲームもやっているうち、
先ごろ、任天堂から発表された"ファミコンの真実"めいたものの中に
「イジェクトボタンは使わなくても良かった」とあったのをふと思い出す。


「ファミコンカセットの基盤のホコリを払うために息を吹きかけると損傷のもとになる」
という発表もあり、方々で「早く言って欲しかった・・・」という声が聞こえたという。
まあ、その昔、専用のクリーナーセットも売られていましたし、
息の中に唾などが混じっていてはまずかろうと薄々感じてはいましたが・・・。


それはおいておいて、イジェクトボタンの方はというと、
初代ファミコン本体の上部中央に設置されたボタンというよりも、
レバーに近いツマミで、ガコッとソフト差込口側に押すと、
差し込まれたカセットがトースターのパンの様にポコッと押し出されるというもの。

これをロックかストッパーのようなものと少年時代は思ってたけれども、
任天堂によると、「玩具みたいなアクションを入れることで遊び感覚を膨らませた」
という理由で入れたらしく、とくに押したり引いたりせずに、
ただカセットを引っこ抜いても動作上は良かったのだそうな。

最近その真実を知り、「なあーんだ。」と思ったものの、
ニューファミコンを見れば本当に不要だったということに納得する。
なにしろ、ニューファミコンにはそのボタンそのものが無いのだから。

しかし、イジェクトボタンが無い状態でのカセットの抜き差しというのは、
どうもしっくりこないというか、引き抜くたびに神経を使う。
本体の状態によると思いますが、キツメに刺さるため、
わりと力を入れて引くことになり、基盤が折れるのではないかとハラッとする。
やはり、イジェクトボタンはあった方がいいです。

折角なので、ファミコン本体とニューファミコンと、Wiiを並べてみる。
デザインだけでも隔絶の離を感じるが、やはりファミコンのデザインは印象に残る。
初代ファミコン本体の"黄ばみ"を取って真っ白に戻す方法であるのでしょうか。

ちなみにWiiにはイジェクトボタンがある!
光学メディアになったためか。


ニューファミコンでは正式名称の通りAV出力端子を使うようになっていますが、
初代ファミコンではRF出力を使用しました。
(北米ではニューでもRFのみと言うから驚愕。)
このRFは「Nintendo64」が発売された後のヴァージョンですが、
本当に初期の頃はVHFアンテナの同軸ケーブルを剥いて銅線を引き出して
端子に直接巻き付けるなどという現在では考えられない方法をとって
接続していたような場合もあったものです。
(しかも、本来のアンテナ線上に異物を挟むかたちなので、
テレビとチャンネルによっては映りが悪くなったりもしましたっけ。)

1983年に発売したファミコンは2013年に30週年を迎えます。
任天堂とその他関係者は何かやろうと動いていると思いますが、
何が起きるか、新たなハードの登場や盛大なアニバーサリーイベント等々、
僕らに夢を与え、ある意味道を誤らせた(笑)この未来マシンの生誕、
そのときにはおおいに祝おうではありませんか。

と、思ったらスーパーファミコン20周年を先日11月21日に迎えていたようです。
でも任天堂HPでは何も無かった・・・と思います。
それにしても、スーパーマリオからスーパーファミコンの発売まで、
5年しか無かったととるか5年もかかったと思うのか。
コンピウタの世界は時間の流れ方が違います。
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