ウルトラ超伝説2010年09月07日 02時15分02秒


最近、ウルトラマンレオ、ネクサス、ティガを同時進行で見ていたりと、
ウルトラマン色に日常が染まってきているので、
「ウルトラ超伝説」の単行本を買いました。

これ実は旧版全3巻のところ、2/3巻は所持していたのですが、
残り1/3巻だけ無かったのですよ。
買ったのはたぶん小学校の頃なので、
実に20数年ぶりの時を超えて全巻揃ったのです。
一時期は絶版でプレミアも付いていたと記憶してますが、割合安価でした。

「ウルトラ超伝説」という漫画は居村眞二先生により、
1981年に子供向け雑誌「てれびくん」(水木しげる先生ではない)に連載され、
漫画プラス・グラビア上で展開していったウルトラマンシリーズの外伝的漫画。
1983年には「アンドロメロス」としてTVシリーズ化されています。


ざくっと言えば、プロテクターを装着したウルトラマンが、
メカニカルな強化怪獣を相手に戦う話。

ウルトラシリーズは特撮作品以外に、漫画で語られる物語もかなり多く、
公式設定と漫画設定が錯綜している上に、雑誌独自の設定もあり、
外伝的と言っても線引きがはっきりしているとは言い難い。

この居村眞二先生の「ウルトラ超伝説」シリーズは、
「ウルトラ超伝説」「アンドロ超戦士・I」「アンドロ超戦士・II」
「プロメテウス伝説」「すすめタロウ」の全5作。
「すすめタロウ」はやや毛色が異なるものの、
共通するキャラクターが複数登場し同じ世界観の中にあることが示唆されます。

数々の漫画版ウルトラマンがあるものの、その殆どが外伝的位置づけです。
しかし、この居村先生の漫画版には、漫画は漫画と置いておくのは
勿体ほどの遥かなる宇宙のロマンを感じてしまうのです。
時系列を昭和ウルトラシリーズ本伝?と組合わせると、以下の様になる。

<古>
「プロメテウス伝説」
「ウルトラマン」
「ウルトラセブン」
「帰ってきたウルトラマン」
「ウルトラマンA」
「ウルトラマンタロウ」
「ウルトラマンレオ」
「ウルトラマン80」
「ウルトラ超伝説」
「アンドロ超戦士・I」
「アンドロ超戦士・II」
「すすめタロウ」
<新>

 ※「すすめタロウ」は「アンドロ超戦士」と異なる世界かもしれないが、
   共通する登場人物にウルトラマン達が「アンドロ超戦士」では
   会っていないことから、連続した時間と推測もできるかもしれない。
 ※「アンドロ超戦士・II」にはウルトラマン達が登場しない。

この中で重要なのは、というより大好きかつロマンを感じるのは、
最も古い時代、「ウルトラマン」より25万年くらい?前に位置する「プロメテウス伝説」。
25万くらい?という推定は「レオ」と共通して登場するウルトラマンキングが
26万歳以上で、「プロメテウス伝説」に幼少期として登場するから。

この「プロメテウス伝説」がどのように心揺さぶるかと言うと、
ウルトラの国の創世記が垣間見えるエピソードがあるからで、
かつ、ウルトラマン達はどこから来たのか?
の問いに一つの答えを示しているのです。


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