角笛は遥か海原へ2008年06月12日 00時26分00秒

職場の女の子のリクエストで
ひさびさに絵を描いてみました。
休筆してから約3年半ぶり。

しかもそのリクエストのお題が「ナルニア国物語」。
ガンダムとかの落書きはちょこちょこ描いて見せていましたが、
こりゃ本気にならねばと仕上げた絵が今日の画像です。
まー、本気と言ってもアマチュアですからご容赦を。

もしこの画像が突然消えたら、
ディ○ニーから訴えられたと思ってください。

ところで女の子を可愛く可愛く描こうとしていくと、
気がつくとほとんどメイクさん状態になっていますな(笑)。
それもオカマの。ちょっと薄めにピンクを塗ろうかしら、なんて。


映画の「ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛」
も既に鑑賞いたしました。

第1章と比べれば格段に印象はよくなっていました。
1章はディズニー映画の弱点である、
流血等を直接的に見せられないという制約にしばられたか、
戦闘描写もなんだか中途半端でモヤモヤしたものでしたし、
最初に登場する森の木々や氷の城等のセットに至るや、
もういかにも作り物という、この時代にこの大作に対して
なんとチープなと幻滅した次第でしたが、
これらをほぼ全て克服。

暴君と一騎打ちを繰り広げる英雄王ピーター、
背水の陣の覚悟で多勢を迎え撃つ新生ナルニア軍、
その他、夜襲の城攻め等の随所のアクションが
魅せるものに仕上がっています。

これは思うに「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズが、
最近のディズニーにしては珍しく、切った撃ったを
無理に逸らすことなく描き出し作品のヒットへ繫げたことを、
ディズニーも学んだのではないでしょうか。

そう言ったアクションだけではなく
4人兄弟の精神的成長とリンクしたドラマもまた印象深いです。
少年から大人になろうとする時に葛藤する想いと
全く同じ悩みを抱え、戦いに向かうピーターには強く共感しますし、
(青年の成長期はまさに全方向に対して日々戦いの思い)
雪の女王の誘惑を砕くのが、かつて弱さにつけこまれた
次男エドマンドであるのも「成長したなあ」と感心させられます。

かつて「スターウォーズ エピソード1」でLOVEが足りないなどと
言われていたことと思い出す程にこの作品もLOVEは不足だと
思いつつもスーザンとカスピアンの子供っぽい恋慕は初初しい。
そして誰より強く信じる心を持つのは末っ子のルーシー。
強い力は無くともアスランの復活を信じ続け、
遂にめぐり合うときは離れ離れの父子の再会にも似た感慨があります。

欲を言えば肝心のカスピアン王子の活躍が印象に残らず、
なんだか頼りなく見えるのが残念ですが、
彼の活躍は次作「第3章:朝びらき丸 東の海へ」で
描かれることでしょう。


今回は趣向を変えて映画のイラストにしてみました。
たまに絵にしてしまうのもいいかもしれませんな。
「まんが道」で満賀道雄がやっていたみたいに。
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