ブラック革命 ― 2006年02月25日 23時46分57秒
24日の夜は残業帰りのレイトショー。
少々眠気をもよおしながらも、この日で上映が終わるとあれば
行かねばならぬシネマの御家人。
伝説と称賛される黒人映画「スウィート・スウィートバック」です。
この映画、1971年公開という古い映画ですが、
この度この映画の製作過程を映画化した「バットアス」という作品が
封切られるにあたり、デジタル・リマスター版の公開となったのです。
何故伝説になったのかというと。
「黒人が白人警官を殺して見事に逃げ遂せる」という物語なのです。
しかも1971年という30年以上前のアメリカで。
その後の黒人映画に多大な影響を与えた作品ということです。
という事前に聞きかじった(笑)予備知識を頭にいれての鑑賞。
痛快なエンターテイメント映画を想像していたのですが、
それとは全く違う過激な社会派映画でしたよ。
ぱっと見ただけでは「汚い」「凄惨」「暴力的」と感じます。
しかし、考えて見れば甘い想像であったわけでして、
そもそもそれ以前には黒人大活躍の痛快作品が
アメリカ映画界のお仲間になれなかったわけですから。
それを突き崩すという作品ならば、黒人社会の現状を浮き彫りにして
圧力を撥ね退けるような衝撃的な破壊力を持ったもの
であることは当然でしたね。
主人公の黒人は最初は何を考えているのかさっぱりわからず、
言葉は悪いですが、知力が劣っているかのように見えます。
しかし、逃げ遂せる頃には白人社会に対する
反骨心を持ったヒーローに成長したように見えました。
「落とし前をつけに現れる」という最後の言葉は
白人ではなく有色人であり、かつ黒人を奇異の目でみる我々の心をも
鋭利な刃物のように深く抉ります。
冒頭のオープニングでいきなり衝撃を受けるのですが、
鑑賞後に頭にこびりつく様な印象が残っています。
機会があれば鑑賞しておいた方が良いと思います。
少々眠気をもよおしながらも、この日で上映が終わるとあれば
行かねばならぬシネマの御家人。
伝説と称賛される黒人映画「スウィート・スウィートバック」です。
この映画、1971年公開という古い映画ですが、
この度この映画の製作過程を映画化した「バットアス」という作品が
封切られるにあたり、デジタル・リマスター版の公開となったのです。
何故伝説になったのかというと。
「黒人が白人警官を殺して見事に逃げ遂せる」という物語なのです。
しかも1971年という30年以上前のアメリカで。
その後の黒人映画に多大な影響を与えた作品ということです。
という事前に聞きかじった(笑)予備知識を頭にいれての鑑賞。
痛快なエンターテイメント映画を想像していたのですが、
それとは全く違う過激な社会派映画でしたよ。
ぱっと見ただけでは「汚い」「凄惨」「暴力的」と感じます。
しかし、考えて見れば甘い想像であったわけでして、
そもそもそれ以前には黒人大活躍の痛快作品が
アメリカ映画界のお仲間になれなかったわけですから。
それを突き崩すという作品ならば、黒人社会の現状を浮き彫りにして
圧力を撥ね退けるような衝撃的な破壊力を持ったもの
であることは当然でしたね。
主人公の黒人は最初は何を考えているのかさっぱりわからず、
言葉は悪いですが、知力が劣っているかのように見えます。
しかし、逃げ遂せる頃には白人社会に対する
反骨心を持ったヒーローに成長したように見えました。
「落とし前をつけに現れる」という最後の言葉は
白人ではなく有色人であり、かつ黒人を奇異の目でみる我々の心をも
鋭利な刃物のように深く抉ります。
冒頭のオープニングでいきなり衝撃を受けるのですが、
鑑賞後に頭にこびりつく様な印象が残っています。
機会があれば鑑賞しておいた方が良いと思います。

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