私とスパロボ ~遡る風のなかへ2010年12月23日 23時55分52秒

1991年4月20日にそれは産声をあげました。

スーパーロボット大戦シリーズの記念すべき第1作目。
ゲームボーイソフト「スーパーロボット大戦」
ゲームボーイアドバンスではなく、ゲームボーイカラーでもない、
スーパーゲームボーイですらない、一番最初のゲームボーイ。

左が初期ゲームボーイ。右がゲームボイアドバンスSP。

この1991年の暮れにはファミコンにて「第2次スーパーロボット大戦」が発売。
名前は知っていましたし、ゲーム紹介も目にしていたことはありましたが、
当時の僕は全く乗り気ではありませんでした。なぜなら。

告白しましょう。今でこそロボットアニメは僕の血肉と一体ですが、
当時はガンダム以外のロボットアニメに対して、
さほどの魅力を感じていなかったのです。
マジンガーZ、ゲッターロボは余計な要素とみなして、スパロボを
「SDガンダムシリーズ」よりも優先度が低い位置に置いていたのです。
もちろん、当時は今ほどのネームバリューが無いタイトルでしたが、
自分のことながら現在の僕からは考えられないことでした。
それこそ、ガンダム福音派だったとでも言いましょうか。

しかし、時の流れとともに人は変わっていく。
「第3次スーパーロボット大戦」「スーパーロボット大戦EX」を経て、
僕も「マジンガーやゲッターもいいかな」と思うようになり、
その頃には僕の中に懐ヒーローブームが大きなうねりとなって渦を巻き始めた。
人が変わらないものならば、それは退化と腐敗が進行することになる。
人は変わらないと言う人間は自らが成長していくこともできないだろう。
そう、人は絶対的に変わっていくものであるはずなのだ・・・(なんのこっちゃ)。

そんなわけで、順序は逆になったものの、「(第1次)スーパーロボット大戦」
「第2次スーパーロボット大戦」は「第3次」「EX」の後、「第4次」に至る前に、
1994年の夏ごろ、初めて触れることとなったのでありました。

今でも僕のクセになっていますが、ゲーム(に限らずですが)のシリーズは、
ドラクエでもFFでも、1作目から最新作まで経験しておきたいと考えるのです。
それでこそ、シリーズのファンであると言える。と、当時は思っていた。
まあ、これに関しては最近は拘っていませんが、と適当になってきました。
何故って、昔は精々、4~5作でシリーズをコンプリートできたものですが、
いまやもうメジャータイトルは、関連作云々で10~20作、
展開ハードも数機種に及んでいるため、疲れてしまいますからね。

まあ、そんなわけで、「EX」発売から「第4次」発売まで、
かな~りの期間がありましたし、何やらシリーズ集大成的な噂もあったので、
万全の体制で「第4次」がっちりと受け止めるため、
シリーズを全て制覇するのだ!と、いう気概でいたのでした。
ちなみに、この頃の僕はFCの「FFI」「FFII」(「FFI・II」ではない)、
女神転生の「I」「II」も各々SFCの作品を経験した後から、
遡って果敢に初挑戦していたのでありました。


<登場作品>

機動戦士ガンダム
機動戦士Ζガンダム
機動戦士ガンダムΖΖ
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
機動戦士ガンダムF91
マジンガーZ
グレートマジンガー
ゲッターロボ
ゲッターロボG


マジンガーシリーズにグレンダイザーすらいない。
F91は劇場公開がこの年の3月(!)。ソフトの発売は4月。
今ではこの登場の速さは考えられませんが、原作に沿ったストーリーを全く入れず、
アニメーションも乏しかったからこその、時代の成せる技だったのでしょう。
しかし、骨格や核はこの作品で既に出来上がっているのですから見事です。
その核とは「精神コマンド」や「説得」とか基本システムではなくて、
マジンガーZがやられると「たってくれマジンガー!」と言ったり、
ゲッターが変形するときにオープンゲットするといった、
「ムダに力を入れる」という姿勢だと僕は信じているのですけどね。

このモノクロ画面の(当時はゲームボーイポケットも無いので、
白黒というよりも黄緑っぽい色でした。何?ポケットを知らない・・・?)
この僅か9作品の原作数(当時はそれでも多かった。)、
全10ステージで完結、セーブはステージクリア時のみ、
戦闘アニメはキャラの1パターンの止め画にビームが飛ぶ程度。

この作品が、いまや戦闘はフルボイス、アニメのように動き、
むしろアニメよりもカッコよく動き回ることもあり、
ゲーム自体に主題歌やエンディングテーマが付き、
水木一郎、影山ヒロノブ、堀江美都子他が強力にサポートし、
ドラマCD、コミック、グッズ展開等々、数え切れないほどの派生を生み出すとは、
当時誰が考えていただろう?
いや、ゲームのマーケット形態そのものが変化したとはいえ。

今ではスパロボに出してもらえるとは光栄です
というような言葉も聞こえる時代。
立派になったものですよ(親目線ですか。)。

コメント

_ 高田直哉 ― 2011年01月09日 16時39分10秒

遅れましたが、今年もよろしくお願い致します。
ゲームボーイ(GB)といえば、私が最初に購入したソフトが「テトリス」でした。このテトリスこそ、当時はまさに“ゲームボーイの顔”といったところでした。そのGB、マリオでは「スーパーマリオランド」が、FFからは「聖剣伝説」、そして「ゼルダの伝説 夢をみる島」などといった外伝的なタイトルが発売され、とくに「聖剣伝説」は私もハマったゲームの1つでした。なにせ、GBにおけるゼルダタイプのA-RPGでしたし。この当時は任天堂以外のメーカーも、セガから「ゲームギア」などといった携帯ゲーム機が発売されていた時代でした。任天堂の携帯ゲームもGBからゲームボーイカラー(GBC)、ゲームボーイアドバンス(GBA)、GBASP、そしてニンテンドーDSシリーズ(DS・DSi)へと発展していき、GBAで初期GBソフトをプレイする場合、ソフト上半分が露出状態なのがチト…といった感じです。DSやDSLiteでプレイできたアドバンス用ソフトもDSiではプレイ不可能になったのが残念です(というか、DSiにはGBA用スロットがない!)。
「スーパーロボット大戦」のほか、「星のカービィ」や「聖剣伝説」「Sa・Ga」などのシリーズもGBからスタートしていますね。「テトリス」もFC版だけは操作方法がGBやSFC、DSなどとは逆でした。

_ 河永 ― 2011年01月10日 00時47分47秒

>高田直哉さん

あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。

最初の聖剣伝説は僕も何度も遊びましたねー。
ゲームの内容も好きなことに加えて特に好きなのは楽曲の方で。
中学高校ぐらいはFF、ロマサガの曲が好みで
聖剣のラスボスのBGM♪はCDを買って何度も聴いてました。
ゼルダも大分遊び倒しながら、これもSFC・GBともに
TVCMの妙な歌が印象的で学校で歌っていました。
そして、トロイカのメロディを覚えたのはテトリスです。

マナブルーカラーのGBA・SPは新約・聖剣伝説の同梱で、
本体色とSPのデザインに惹かれて買ったものの、
こちらを買う頃はもう時間がなくて聖剣を遊んでおらず、
スパロボの方が稼働率が圧倒的に高いという状況でした(笑)。

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