私とスパロボ ~「スーパーロボット大戦F」2011年06月02日 23時55分37秒

さて、せっかく復活したので私とスパロボを連続することにします。
1997年の年の初め、大学受験前夜にも関わらずプレイした
「新スーパーロボット大戦」が想像よりも揮わなかったところへ、
同年の春、当時としては凄まじい衝撃のニュースが襲いました。

それが、「スーパーロボット大戦F」の発売決定です。

今は無きどころか開発元自体がゲーム機開発から方針転換をした、
セガの"セガサターン"で発売された本作。
それは、PSか?SSか?の戦いがまだ語られた頃の話。

ロード時間やアニメ描写で一日の長があったサターンへ、
スパロボが発進したのは必然だったのかもしれません。
(「新スーパー」がどのように影響したかはわかりませんが。)
「新スーパー」のリアル頭身からSDに戻ったとはいえ、
参戦作品のラインナップがそれ以上に熱くさせるものでした。


<スーパーロボット大戦F参戦作品 ※赤字は初参戦
機動戦士ガンダム
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
機動戦士Ζガンダム
機動戦士ガンダムΖΖ
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
機動戦士ガンダムF91
機動武闘伝Gガンダム
新機動戦記ガンダムW
マジンガーZ
グレートマジンガー
ゲッターロボ
ゲッターロボG
真ゲッターロボ(原作漫画版)
無敵鋼人ダイターン3
超電磁ロボ コン・バトラーV
聖戦士ダンバイン
重戦機エルガイム
超獣機神ダンクーガ
戦国魔神ゴーショーグン
新世紀エヴァンゲリオン
伝説巨神イデオン
トップをねらえ!
魔装機神サイバスター
バンプレストオリジナル


なんと言っても「新世紀エヴァンゲリオン」「伝説巨神イデオン」
そして「機動武闘伝Gガンダム」これらが引っ張ったに尽きるでしょう。
当時、エヴァは当然放送は終了していたものの、
劇場作品を初めとして関連商品から同人作品までまだまだ稼いだ時期、
それに関連するかたちでというのは幸か不幸かはともかく
他の富野作品とともに見直されるきっかけになったイデオン、
そして「W」「X」と新世代ガンダムが続いても未だに
強烈すぎる印象から人々が覚めやらなかったGガン。

Gガンダムは「第2次G」「新」で既に登場したものの、
まだまだ表現・再現を追及する余地は十分にあるものでした。
とにかく参戦作品は話題性の高いものであり、同時に、そのどれもが、
「どーなるんだろう、これ・・・」と全く先が読めなかったものです。

また、物語としても「第4次」を再構築するもう一つのDC戦争完結編、
というわけで馴染みやすい設定にまた戻ったことも、
「新スーパー」ではあの人が異星人だったとかいう幾つかの
受容れがたき設定に打ちのめされた僕らの心を、
そっと癒して(?)くれたのではないかと思います。

そして、ロボットの合体シーン・発進シーンでは
原作取り込みアニメーションムービーが採用されたり、
ゲームオリジナルロボットのマジンカイザーの登場、
戦闘に限らずMAP上やインターミッションでの会話でも
一部の有名な台詞にボイスがつく、あらゆる面での強化が発表される度、
本屋で立ち読みする僕ら(←買いなさいよ)は歓喜に震えたのでした。

ところでこの「F」には予約特典がありました。
何故か第一弾と第二弾があり、僕は現在どちらも持っています。

一つ目は「スーパーロボットF-BOX」という6体ロボのセット。
ロボの足の裏にゼンマイ式車輪が仕込まれ、
チョロQの様に引っ張ると足をカタカタさせながら走るやつです。

ただ、このロボット、先立って発売されたゲーム、
「スーパーロボットシューティング」の限定版BOXに封入されたものと、
エヴァ以外は同じものって・・・。限定版の売残りを集めたのかしら・・・。
ちなみにこの限定版BOXの方は、大分後年に980円で買いました。

二つ目の予約特典はこちらは資料価値のある冊子、
「第1次」から「第4次」(「第2次G」と「第4次S」も含む)までをまとめた
「The History of Super Robot Wars」。
スパロボでは数十ページの冊子がポピュラーな予約特典になりましたが、
これは僕の知る限りでは一番最初の予約特典冊子だと思います。




中はこんな感じで書き下ろしイラストや、用語辞典、
オリジナルロボットやマジンカイザーなどの没デザインも収録
関係者のインタビューには故・石川賢先生のコメントもあり、
当時は何度も熟読した想いがあります。
とにかく、あの頃はロボットアニメのあらゆる資料を欲したものでした。

さて時間を戻して、「F」発売時期が近づいた頃、またもや、
僕らを悶絶させる事態が知らされることになったのであります。

私とスパロボ ~「新スーパーロボット大戦」2011年06月01日 23時53分38秒

さて、長らく中断していましたスパロボ20周年関連の記事を再開することに。

今年の4月17日に「第2次スーパーロボット大戦Z:破界篇」が発売され、
9月には「第2次スーパーロボット大戦OG」がPS3で発売予定。
そして、「第2次スーパーロボット大戦Z:再世篇」が控える、
という20周年の年を順調に進んでいるスパロボシリーズ。
15年以上シリーズとともに歩んできた僕にとっては感慨深い。

1996年に発売されたPS作品「新スーパーロボット大戦」は、
シリーズのなかでも異彩を放っています。
最大の特徴はスーパーロボット達のグラフィックが、
SDではなくリアル頭身で描かれていること。
さらに、戦闘シーンでのキャラクターボイスは一般兵士に至るまで、
全て収録されるというシリーズ初のフルボイス仕様となりました。

リアル頭身で描かれるということは既に
「第4次」のコンバトラーVの超電磁スピンでのグラフィック挿入や、
SFC版「魔装機神」において実行されていた仕様ではありますが、
原作もののスーパーロボットが全て本格的にリアルで再現されることは、
PS初の新シリーズ始動、物語の面でも後にDC戦争篇と括られる
「第1次」~「第4次」および「魔装機神」に区切りをつけた新作始動、
ということと重なって、新たな新時代への幕開けに相応しいという、
大きな期待を胸に抱かせたのでありました。

また、参戦作品達も当時から見ればマニアックかつフレッシュな面々。
「超電磁マシーン ボルテスV」の様な、コンバトラーと被るものや、
旧作から「V」「G」「W」の平成の各ガンダムへの比重の移行など、
「第4次」までの原作からさらに開拓された印象を受けたものでした。

そんな様々な可能性と新しい未来を想像させた「新」でしたが、
晴れ晴れとした旅立ちとは言い難かった様に思えます。

あくまでも記憶に基づきますが、発売日は2回は延期されたと思います。
それも、普通の延期ではなく数週間程度の小刻みな延期であり、
もうすぐだからもうちょっと待って、大丈夫だから!
という様な多少の不安を感じることを禁じ得ないものでした。

さらに、最終的な発売日となった12月29日については、
宣伝媒体の更新が追いつかず、前日に放送されたCMでも
「12月29日発売予定」と「予定」が付いたままだったことに、
当時は「おいおい、本当に発売するだろうなあ」とハラハラしたものです。

発売日がどんなに延びようともそれでクオリティが高ければ良い。
そういう寛容なユーザーもいますが、いざ発売した「新」は少々難儀でした。
「新」に限ったことではありませんが、難点だったロード時間の長さ、
通常のプレイで習得できない精神コマンドと2回行動の取得レベルによる、
ただでさえ少ないキャラクターのさらなる実質的な使用制限、
そして、未消化とも言えなくもないストーリーなどなど、
「これを待っていた!」と言うには迷ってしまったのでした。

さらにその後発売されたスペシャルディスクには未使用グラフィックなどが
盛り込まれましたが、反面、やはり本編が未完成という印象もまた
強く感じることにもなったのでした。
(ちなみに僕はこのスペシャルディスクは専ら、
フリーバトルで東方先生を拝むだけでした。)


プレイの印象は人それぞれではありますが、多くのプレーヤーがやはり
「新」を高く評価したとは言い難い状況でありました。
また、マニアックかつフレッシュと述べた参戦作品も、
当時は高額なLDBOXのみ発売か絶版など視聴困難だった作品が多く、
知らない作品が多すぎるという声もありました。


<新スーパーロボット大戦参戦作品 ※赤字は初参戦
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
機動戦士Vガンダム
機動武闘伝Gガンダム
新機動戦記ガンダムW
マジンガーZ
真ゲッターロボ(原作漫画版)
勇者ライディーン
超獣機神ダンクーガ
蒼き流星SPTレイズナー
無敵ロボ トライダーG7
超電磁マシーン ボルテスV
大空魔竜ガイキング
超機大戦SRX


後々の「デトネイターオーガン」や「魔境伝説アクロバンチ」
などの参戦と比べれば全然かわいいものだと僕などは思いますが、
「大空魔竜ガイキング」「無敵ロボ トライダーG7」など、
当時、まだまだインターネットでの情報提供も広く普及はしておらず、
往年の作品に対する理解と評価がまだまだごく一部のマニアのみに
留まっていた時代と思われ、後の開発者インタビューの言葉を借りれば、
その面では「早すぎた作品」だったのかもしれません。

そんな評価のなかで、次回作の構想としてあったと思われる
第2次新スーパー(?)はかなうことはありませんでした。
また、当時は最初のシリーズ完結を迎えたところでしたから
近年のような単発作品を当たり前に出す考えはまだなかったかもしれません。

とはいえ、本作での「超機大戦SRX」とSRXチーム、バルマー帝国など
αシリーズや「スーパーヒーロー作戦」に繋がることとなるキーワードの登場、
リアルサイズ故に小さくなったロボの顔をアップにする演出のカットインなどなど、
後のシリーズ作品に影響を与えたものも多く登場しています。

今ではスパロボオリジナルキャラクラーの主軸を担うSRXチームなどの、
現在での人気は、この作品で埋もれたままにしていたらなかったでしょう。

クロスオーバーというかたちが主流となったこのシリーズですが、
芳しくない結果を生んだ作品からも再生の種を存続させるという、
不屈かつハングリーな精神は忘れてはならないかもしれません。


「魔装機神 THE LOAD OF ELEMENTAL」 私とスパロボ2011年03月04日 23時52分39秒

「スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LOAD OF ELEMENTAL」は、
スーパーロボット大戦シリーズでSFCの最後の作品として送り出されました。

この作品の魅力はプレシアに他なりません。
…は!?今僕は何か言ったでしょうか?

さて1996年3月22日といえば、以前の記事で触れた様に、
この年の1月26日にPSで「第4次スーパーロボット大戦S」が発売され、
年末にはPS「新スーパーロボット大戦」が発売される年という、
業界だけではなく、スパロボシリーズそのものがディスクメディアに移行する年。

「第4次S」で音声がついた衝撃からまだ2ヶ月。
その余韻からまだ覚めぬかどうか微妙な時期ではあったものの、
音声無し(一部演出で音声有り。)の旧ハードにも関わらず、
40万本(「第4次S」が48万本)を売上げています。

本作はFC「第2次」~SFC「第4次」まで登場したスパロボオリジナルキャラ、
「魔装機神サイバスター」とそれに関する設定のみで構成されたもの。

物語そのものは「第2次」「第3次」「EX」「第4次/第4次S」と繋がり、
主人公のマサキがサイバスターのパイロット(操者)となる経緯、
彼らがスーパーロボット大戦に突入するまでの出来事を第1部として描き、
「第4次」終結後の彼らだけの物語の決着をつける第2部を盛り込み、
ガンダムやマジンガーと並ぶ様な、一つの「原作」として昇華。

サイバスターは地底の空洞内に築かれた世界ラ・ギアスを主たる舞台とする。
「EX」において、大量のキャラクターやメカの追加と物語の歴史等の設定、
ラ・ギアスに存在するいくつかの国家を登場させ一気に設定を広げ、
主人公をマサキ他、ヒロイン?のリューネ、ライバルのシュウ、
オリジナルキャラのみに限定して彼ら主導でのストーリーをまわしたものの、
やはりガンダムやマジンガー達と入り乱れることによって、
いくつかの設定は断片的なものになり、繋がりが希薄なものもあった様に思います。

それをサイバスター単体でオリジナルキャラをしっかりと描くことにより、
本作で晴れてその存在感を確立することを達成しました。
「サイバスター」から「魔装機神」の世界を確立した頃と言えます。
後にも先にも、後発のオリジナルキャラ、SRXチームやATXチームなどは
他のオリジナルとともに描かれるため、ゲームでは独立をみません。


ところで、僕自身は当時はそれほど興味が強かったわけではなく、
前述の通り、時代は次世代機に向う世の流れのなかにあり、
温度があまり上がらず、購入したのは発売後しばらくたってからであり、
実際にプレイしたのはさらに1年ほどあとだった様に思います。

モチベーションが上がらないのも無理もありません。
この時は、今と違って魔装機神の世界が確立する前のこと。
コミカライズもグッズ展開もほとんど行われていないとき。
今までずっとガンダムら原作付きでやってきたところで、
オリジナルキャラだけでと言われても戦意が鈍ることも当然。

それに、この発売年1996年は高校三年生で寝ても覚めても受験勉強。
ゲームはほとんどが封印状態だったのですから。

この作品から受ける印象としては、鮮やかな色彩が乏しく思えました。
「EX」から原色調の鮮やかな色が少なくなっていき、
「第4次」ではブルーの機体もややくすんだ色になっていき、
ロボットと言えば超合金の煌き!という印象からずれた感があります。
プラモデルでいうならばトップコートを吹いてツヤ消しを行った様な印象。

それはこの当時の他の主だったゲームにも言えることで、
色も鮮やかなアニメーション的表現よりも、
リアルなジオラマを髣髴させる実写的表現を目指したのか、
輝く様な青・赤・黄や光の印象が全体的に少なく思えます。
次世代への足音が聞こえると自然に色彩が地味になっていくのでしょうか。


この「魔装機神」の物語の中で強く記憶に刻まれているエピソードは、
ある人物の脳がある機体にコンピューターとして移植されるというもので、
そういうグロテスクな人間性の話にほぼ初めて触れた当時はショックでした。
当然ながら表現の乏しい時代、それはテキストだけで語られるものですが、
その様にシンプルに明記されることがかえって深く胸に刺さります。

同時期に別に、やはり人間が生体コンピューターとして組み込まれる話があり、
それと合わせてある種のトラウマになっている話であります。
その後、表現の過激なゲームは続々送り出されるわけですが、
映画や漫画同様、なぜか昔の作品の方が焼き付いているわけであります。
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