映画「エクレール/お菓子放浪記」 希望を籠めた公開2011年05月21日 23時28分00秒

そう、5月21日より、映画「エクレール/お菓子放浪記」が公開開始となりました。

■「エクレール/お菓子放浪記」オフィシャルホームページ
  http://www.eclair-okashi.com/

本来ならば、4月23日より宮城県の先行公開開始だったのですが、
震災のため、県内映画館は再開しているところもあるものの、
公開は秋口になる予定とのことで、我々はまだ観ることができません。
(僕自身は2月の試写会で完成版を観ています。)

しかし、この映画は石巻の日和山や北上川、そして岡田劇場さん等々、
宮城の美しい風景をフィルムに焼付けたばかりでなく、
県内のエキストラの皆様も出演に支援に一丸となって製作された、
まさに"おらほ(私たち)の映画"としての願いを籠めた作品です。

宮城の僕らが籠めた思いを、まずは皆様に託します。
どうか一人でも多く、この映画をご覧になって頂ければ幸いです。

観てどうなるのかということは分かりません。
映画の感じ方は人それぞれ。全く予備知識無しに観る人も沢山いるでしょう。
ですが、これは"皆で良いものを作ろう"そんな想いで作られた映画です。
映像や物語の向こうに、それを感じて頂ければと思います。


この映画のことは新聞等で、震災後に何度か報道されていましたが、
最近になって、河北新報の記事やキネマ旬報の記事に、
ロケ地となった岡田劇場さんが津波の被害にあわれたことも書かれました。

ですが、このブログをお読み頂いている皆様はご存知の通り、
岡田劇場さんは現在、上映活動の復活に向けて立ち上がろうとしています。
どうか、そこまで掘り下げて頂きます様お願い申し上げます。

映画に映っている景色、それは映画のなかにしか存在しなくなったものと、
僕も最初は寂しい思いに駆られていました。

しかし、映画に籠められた人々の願いは生き続け、
被災された皆様、亡くなられた皆様の想いは繋がっていっております。

そして、もう一度、原点に立ち返って考えて見ます。
この映画は被災地で撮られたというだけで願いを託されているのではありません。
震災が無くとも、良い映画だからこそ、多くの願いを託されているのです。

当ブログはこの映画を応援し続けます。

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