戦い続ける人、戦い抜いた人2011年04月02日 22時21分49秒

会社の近くの、ちょっとした名物おばちゃんがいるコンビニが、
この近日で、やっと営業再開していました。
やはり馴染みのお店の再開はほっとします。

まだまだ品揃えは少ないけれども、
とくに甘味ものが並ぶと嬉しくなります。
これからも少し売上に貢献していきましょう。

それにしても、食べ物を買いたくなる頻度が高まっていますが、
よく昔、食欲旺盛な様の年配の人をさして、
「(戦争など)物の無い時代に育ったからなあ」と言っていたのを
真実を言い当てている様に思い出しています。


さて、よくその前の道を通ることの多い銭湯の前に、
ここ最近はお風呂に入る人の行列ができていましたが、
昨日よりぱったりと人がいなくなっていました。

ガスの復旧が進んだために人が少なくなったのかと思いましたが、
よく見ると入り口の前に、「廃業をしました」という張り紙が。
しかも、3月31日付けになっていました。


なんとも不思議な心境になりました。
以前から廃業にすることは決めていたのでしょうか。
その廃業のタイミングとこの震災が重なったのでしょうか。

この毎日、フル回転で操業していたのは最後のひと踏ん張り、
だったとも言うべきものなのでしょうか。

戦い抜いたボクサーの様な、仁王立ちの弁慶の様な、
何か悲しくも、しかし高貴な心に触れた様な気がするのでした。

その張り紙の横に、お客さんのものなのでしょうか、
手書きのメッセージで「ありがとう!!」と添えられています。


なぜか、「帰ってきたウルトラマン」の歌の歌詞
~たたかいすんで 朝が来る~
を思い出したのでした。
http://lyric.kget.jp/lyric/ug/tp/

明日は石巻にある僕の家のお墓に行ってきます。
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